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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

今回はシリアスと言うか

不死川父と玄弥のお話です

不死川父がなんか優しくておま誰状態になってます

不死川夫婦は前世の記憶があります

なんでもいい人だけどうぞ

不死川父

ŧ‹”ŧ‹”……やっぱ志津の方がうめぇ、2番目はもっと頑張れよ、才能ねぇくせに

玄弥

うっ、うるせぇな!んなの分かってるし!

玄弥

いつもいつも文句ばっかり言うなよ!

実弥

おいクソ親父!また玄弥の飯にいちゃもんつけてるな?!

実弥

確かに母ちゃんの飯も最高だ!だが玄弥のも最高だろォ!

志津

あら実弥ありがとう、そうよ貴方……せっかくの息子が料理を作ってくれたのに

不死川父

俺は頼んでねぇからな、

玄弥

っ……な、ならもう食うなよバカタレ!

玄弥

俺だって正直あんたは苦手、だけどさ

玄弥

美味しく食べて欲しいとは思ってるんだよ!

実弥

玄弥………

不死川父

……んなの知らねぇ

不死川父

あー食欲失せたわ、もう寝る

実弥

おいクソ親父!てめぇその態度はあんまりだぞ!

実弥

おいっ!

志津

さ、実弥そろそろ落ち着いて!弟妹達が怖がってるから!

玄弥

うっ……うぅ…ひぐっ…

就也

げ、げんにい……?

玄弥

就也っ……!

ぎゅっ

寿美

…作ってもらえるだけ感謝すればいいのに、なんであんなことばっかり言うんだろ

志津

父ちゃんも悪気ないと思うんよ、だったらいつも玄弥のご飯食べないと思うし

寿美

あ、私貞子とことと就也を部屋に行かせとくね

寿美

ほら、行くよ〜

4人は部屋へと向かった

……あ

実弥

どうしたァ、弘

俺、思ったことがあってさ

親父さ、確かに文句ばっか言うけど

”まずい”とか”全く美味しくねぇ”とか”こんなの食いたくねぇ”とかは言わねぇよな

実弥

……言われてみれば

実弥

クソ親父でもそこまでは言わなかったな

やっぱりなんかあるのか?…

玄弥

……まぁでも、俺が料理下手なのは知ってるから…

実弥

何言ってんだァ、玄弥の飯は母ちゃんと並ぶほど、世界一うめぇよ

志津

そうよ、私もまだまだだし、いつも忙しいのに作ってくれる玄弥は偉いわ

たまには自信持てよ、玄弥

玄弥

兄貴……母ちゃん……弘……

玄弥

ありがとう…

志津

まぁ、とりあえずあの人の食べかけはラップしとくから

志津

さて、まだ食べ終わってないなら食べ終わらせましょうか

玄弥

うんっ

不死川父

……

不死川父

(別に、”玄弥”の料理はまずい訳ではねぇ、普通に美味しくてほっぺが落ちる)

不死川父

(だが俺は不器用でもあり、ほんとの事はあんまガキ共には言いたくねぇ)

不死川父

(つーか、玄弥が1番不味くないものを食ってきたのに、俺が料理をまずいと言うのがおかしい)

不死川父

(俺は前世で刺されて死に至ってから、ずっとあいつらを見ていた)

不死川父

(俺より過酷で悲惨な事があった)

不死川父

(俺は志津が1番で大好きなのに)

不死川父

(あいつら、2人を見守っていて胸が苦しく感じた)

不死川父

(志津以外では感じなかったこの感情はなんだろうと思った)

不死川父

(そして玄弥は、鬼を食って自分の力を高めていた)

不死川父

(でもそのままだったら取り返しのつかない事になる、本人も承知の上だっただろう)

不死川父

(あいつが鬼を初めて食った時を覚えている)

不死川父

(とても苦しそうで吐き気も凄そうで見ていられなかった)

不死川父

(そして苦しくても、どんなに辛くても)

不死川父

(あいつは立ち向かった、才能がなくても)

不死川父

(ほんとは俺はあいつには才能が無いとは思っていない)

不死川父

(逆に才能に溢れていると思う)

不死川父

(将来はすごいやつになると思う)

不死川父

(もちろん、実弥もだ)

不死川父

(あいつも色々背負って辛かっただろうに、暴力とか降っていた俺が馬鹿のように感じた)

不死川父

(2人とも、辛かったんだろうな、いや、ガキ共全員だな)

不死川父

(だから俺は玄弥の飯は不味いとは言わない、でも素直に美味しいとも言えない)

不死川父

…こんな俺じゃ、親父とも思ってくれねぇな

志津

……

志津

(あの人も、素直やないね…)

不死川家の次男は家族に愛されている

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