すちくん
らんくん
いるまくん
みことくん
こさめくん
なつくん
すちくん
すちくん
バン!
大きな扉の開く音と共に四人が走ってきた
みことくん
みこっちゃんはかなり動揺していて呼吸が浅い
すちくん
途切れる言葉を繋ぎなんとか伝えた
すちくん
泣き叫ぶ声でフェンスによじ登った
なつくん
すちくん
いるまくん
すちくん
確かに俺が死んでもらんらんの命が戻ることはないんだ
数日後
らんらんの死がクラスの人に伝わった
クラス
クラス
らんらんは凄く人気で優しかったからみんな凄く悲しげな表情を浮かべた。
ただ寂しくて虚しくて自然と涙が出た
俺の隣の席は"俺のせいで"空席だ
だから涙を拭いて優しい笑顔で笑ってくれる人も居ない
みことくん
みことちゃんがそういい背中を摩ってくれた。
みことちゃんの目からは涙がこぼれている
いるまくん
いるまちゃんも優しく頭を撫でてくれた
だがその優しさが辛くなる。俺はこんなに性格が悪いのに。
こさめくん
こさめちゃんは俺の元に寄ってきて肩をぽんぽんと叩いて落ち着かせてくれる
あぁ……この人達と出会うきっかけをくれたのもらんらんだったよね
数週間後
やっぱり俺にはらんらん無しの生活は向いてない
悪いけど"そっち"行かせてもらうね
すちくん
そっと手を掛けると
らんくん
らんらんの声が聞こえる
幻覚まで聞こえて来たのか。
ほんとに都合のいい脳だな。自分の脳に笑いたくなる
隣を見るとらんらんが俺に確かに話しかけていた
らんくん
すちくん
らんくん
すちくん
らんくん
可愛らしく笑いらんらんは静かに包み込むように俺を抱きしめた
らんくん
すちくん
らんくん
らんらんは涙を袖で吹いてくれる
それだけで嬉しくて俺は更に強くらんらんを抱きしめた
らんくん
らんくん
らんらんの温もりで安心してだんだん眠気が襲ってきて気付けば寝ていた
すちくん
みことくん
すちくん
らんくん
すちくん
らんらんがまだ近くに居る。夢じゃなかったんだ
いるまくん
らんくん
こさめくん
らんくん
なつくん
暇ちゃんの目には大粒の涙が溢れている
相当我慢していたのだろう
らんくん
なっちゃんも俺と同じように抱きしめられて
眠っている
すちくん
らんくん
すちくん
らんくん
すちくん
そっとらんらんの手を握った
確かに握れる
良かった夢じゃないんだッ……
コメント
3件
んぅッ……泣けるッ……