向井康二
お母さんほんまに大丈夫?
マミー
大丈夫やで!学校行っといで!
向井康二
なるべく早く帰ってくるな!
マミー
急ぐと事故に巻き込まれるで?
向井康二
気をつけて急いで帰ってくる!
マミー
ありがとな!
向井康二
じゃぁ、行ってきます!
マミー
いってらっしゃい!
俺はお母さんを一番大切に している。
途中から一人で俺のことを育てて くれた。俺のことを愛してくれた。 そして、お母さんは病気を 患っている。
だから、お母さんを大切にする。
海
康二!
向井康二
あ!海!
海
お母さんの調子はどう?
向井康二
今日は良さそうやった!
親友の海。お母さんのことを 友達の中で唯一話してある。
海
行こ!
向井康二
うん!
てぃーちゃー
〜〜〜が〜〜〜になり、〜〜になる
お母さん大丈夫かな…
てぃーちゃー
じゃぁ、この問題、向井!解いてみろ
向井康二
はい?!
海
〜〜だよ!(小声)
向井康二
〜〜です!
てぃーちゃー
正解。
向井康二
はぁ…
海
大変だな。お母さんの事心配だもんな
向井康二
うん…でも、授業には集中しないと
海
頑張れ
キーンコーンカーンコーン
向井康二
海!帰ろ!
海
おう!
海
じゃぁな!
向井康二
じゃぁね!
向井康二
やばい!走ろ!
ガチャ
向井康二
ただいま!
向井康二
あれ?
まって!やばいかも!
向井康二
お母さん?!
マミー
………
向井康二
お母さん!!
向井康二
救急車!
数分後
救急隊
どこですか!?
向井康二
ここです!
救急隊
〜〜〜〜〜
救急隊
一緒に乗りますか?
向井康二
はい
向井康二
お母さんは!
医者
残念ながら…
向井康二
うぅ…うぅ…(涙)
向井康二
なんでぇぇ!!
向井康二
あぁぁぁぁ!!
もっと早く帰っていれば。 今日休んでいれば。 一緒にいてあげれば。 色んな思いが頭によぎる。
数十分後
医者
こんな時にあれなのですが、孤児院に行きますか?
向井康二
え?(涙)
向井康二
孤児院?
医者
はい。あなたと同じ思いをした子供達も居ます。
向井康二
………(涙)
そこに行くんだとすると、 お父さんと、お母さんと一緒に住んでいた。家には戻れない。 思い出の家にはもう戻れない。 それはやだ。でも、俺は… お母さんと約束したんだ。 病気が見つかったとき 「私が死んでしまっても康二だけは生きて。私と、お父さんの分まで。 "約束"。」
向井康二
…行かせてください。孤児院に。
これが俺の過去。






