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死にたい少女と助ける君

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死にたい少女と助ける君

1 - 死にたい少女と助ける君

2019年05月21日

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屋上に居る一人の少女

涙を流しながら訴える

詩島剛 奏羽

ねぇ……

詩島剛 奏羽

私は生きてちゃ行けないの……?

詩島剛 奏羽

いつもいつも貶されて

詩島剛 奏羽

罵られ

詩島剛 奏羽

殴られ

詩島剛 奏羽

蹴られ……

詩島剛 奏羽

詩島剛 奏羽

ほんと、何がしたいのよ……

詩島剛 奏羽

私は只々

詩島剛 奏羽

殴られたり蹴られたりする道具じゃない

詩島剛 奏羽

だから私は……

詩島剛 奏羽

私の意思で

詩島剛 奏羽

この世から消える……

詩島剛 奏羽

それでいいでしょ

詩島剛 奏羽

それが望みなのは知ってる

詩島剛 奏羽

だからね

詩島剛 奏羽

さようから

詩島剛 奏羽

……………

詩島剛 奏羽

詩島剛 奏羽

……ん…?

亜伊雅 乖離

あっ起きた

詩島剛 奏羽

!?

バンッ!

亜伊雅 乖離

うわっ!

詩島剛 奏羽

あっ……

詩島剛 奏羽

すっすみません!!

亜伊雅 乖離

いいよ

亜伊雅 乖離

それより無事で良かったよ

そう言って微笑む少年

詩島剛 奏羽

えっ……

詩島剛 奏羽

私を助けたんですか…?

亜伊雅 乖離

ん?

亜伊雅 乖離

そうだよ

詩島剛 奏羽

……………

詩島剛 奏羽

詩島剛 奏羽

どうして……

亜伊雅 乖離

あぁ……

亜伊雅 乖離

どうして…か……

詩島剛 奏羽

私を助ける必要なんてなかったでしょ!!

ハッと気付いて口を塞ぐ

亜伊雅 乖離

うん

亜伊雅 乖離

いいよ

詩島剛 奏羽

……は?

亜伊雅 乖離

君が死にたいのは知ってる

亜伊雅 乖離

でもさ

亜伊雅 乖離

生きてほしんだよね

詩島剛 奏羽

……………

詩島剛 奏羽

詩島剛 奏羽

また私に

詩島剛 奏羽

人形になれって言いたいんですか?

亜伊雅 乖離

(;-ω-)ウーン

亜伊雅 乖離

不正解

詩島剛 奏羽

は?

亜伊雅 乖離

単刀直入に言うと

亜伊雅 乖離

亜伊雅 乖離

僕と付き合ってよ

詩島剛 奏羽

えっ……

亜伊雅 乖離

≧(´▽`)≦アハハハ

亜伊雅 乖離

ダメだった?(* ´ ꒳ `* )

無邪気に笑う少年

詩島剛 奏羽

どうして私なんかと

亜伊雅 乖離

亜伊雅 乖離

好きだから

亜伊雅 乖離

って理由じゃダメなのかな?

詩島剛 奏羽

私以外にも沢山いるでしょうに

亜伊雅 乖離

確かにそうだね

亜伊雅 乖離

でも僕は君を選ぶよ

詩島剛 奏羽

人気者さん何かが私と付き合ったらどうなるかぐらい分かってますよね

亜伊雅 乖離

そうだね

亜伊雅 乖離

多分君のいじめが悪化するだろうね

詩島剛 奏羽

そこの所はどうするんですか?

亜伊雅 乖離

勿論……

亜伊雅 乖離

君を助けると誓うよ

詩島剛 奏羽

詩島剛 奏羽

嘘ばっかり……

亜伊雅 乖離

そうだね

亜伊雅 乖離

君にとっては唯の嘘でしかない

亜伊雅 乖離

でも僕は本気だよ

亜伊雅 乖離

今は信じて貰わなくてもいい

亜伊雅 乖離

いつか君が信じてくれるその時まで

詩島剛 奏羽

詩島剛 奏羽

変な人

亜伊雅 乖離

≧(´▽`)≦アハハハ

亜伊雅 乖離

そうかもね

詩島剛 奏羽

と言うか今何時ですか…?

亜伊雅 乖離

うーんと……

亜伊雅 乖離

六時くらいだね

詩島剛 奏羽

!?

サーっと顔色が悪くなる

亜伊雅 乖離

大丈夫?

詩島剛 奏羽

………なきゃ…

亜伊雅 乖離

え?

詩島剛 奏羽

帰らなきゃ……

亜伊雅 乖離

あっちょっと!!

少し驚きながら

乖離(かいり)は葵羽(あおば)の腕を掴む

詩島剛 奏羽

離して!!

亜伊雅 乖離

うわっ!?

葵羽は勢いよく乖離の腕を振り払った

亜伊雅 乖離

ねぇ!!

亜伊雅 乖離

これで最後だから待って!

詩島剛 奏羽

詩島剛 奏羽

最後って言っておきながら最後じゃないのは知ってる

亜伊雅 乖離

あぁそうだね

亜伊雅 乖離

でも今日は最後にするよ

亜伊雅 乖離

『帰らなきゃ』って

亜伊雅 乖離

親に虐待でもされてるの……?
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