次の日からは、今までの学校のようにいじめが始まった
扉を開けた途端に冷たくなる体と重たくなる服
そんな僕を見て心底楽しそうに笑うみんな
これで何度目だ
もう慣れた
何度繰り返しても同じ展開、同じ結末
痛みにも、悪口にも、何も感じなかった
なのになんでだろうね
今までしていなかったことに手を出したんだ
青
今まで『母親の面倒を見るのに忙しい』という口実で
本当は怖かっただけという真実を誤魔化していたんだろう
でも今は、怖いなんて感情が消え去るくらいに、頭がいっぱいだった
もう、辛くなんてないはずなのにさ
なんでだろうね
それでも学校に行くことはやめない
こうなってしまえば、家にいたって学校にいたって結果は同じ
ただ体の傷が増えていくだけ
ただ、1つどうにも耐え抜けないことはあった
青
奥へと侵入してくる冷たい棒状のモノ
掻き乱すように僕の中で暴れる
青
モブ(使い回し)
モブ(使い回し)
モブ(使い回し)
青
モブ(使い回し)
モブ(使い回し)
青
モブ(使い回し)
モブ(使い回し)
ガラガラガラガラッ
モブ(使い回し)
モブ(使い回し)
青
モブ(使い回し)
桃
桃
青
桃
桃
モブ(使い回し)
モブ(使い回し)
桃
モブ(使い回し)
モブ(使い回し)
モブが僕に突き挿さっているモノを掴む
青
ズンッ
青
そしてそれを思い切り振り下ろす
瞬間僕のアレから白い液が噴き出す
入ってはいけないところまで突かれて気持ちが悪い
吐き出しそうだった
青
モブ(使い回し)
モブ(使い回し)
モブ(使い回し)
モブ(使い回し)
桃
青
教室に散らばった白いものを拭いながら溜め息をつく
ほんと、馬鹿みたい
それは、クラスメイトに向けた言葉なのか、4人に向けてなのか
それとも自分自身になのか
それは僕にも分からない
でも、もう学校には来たくない
そう強く思った
好きでもないやつに甘い声を聞かれて、蕩けた顔を見られるくらいなら
家にいて一日中母親に殴られている方がよっぽどマシだ
もう、限界だった
青
声だけかけて、母親のことなんて一切視界に入れず部屋へ向かう
ボフツ
青
今日一日、どっと疲れた
ほうきの柄が挿さった僕を見て、モブは「気持ち悪い」と言った
そんなの僕が一番思ってる
嫌で嫌で仕方がなくて
気持ち悪いのに気持ちよくて
感じたくないのに感じてしまって
そんな自分が心底気持ち悪い
消えてしまいたかった
青
青
苦しい
上手く息が吸えない
青
こういう時さとみくんの存在を無意識に求める
さとみくんの暖かい大きな手で背中をさすられると落ち着くんだ
そして収まったら優しく抱き締めてくれる
沢山泣けって、大丈夫だって声をかけてくれる
僕が泣き疲れて寝落ちたときは膝で寝かせてくれる
大切で大好きな存在
でも、そんな存在はもうどこにもいない
いっそのこと
青
このまま死ねたらいいのに
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コメント
8件
体まで手出しちゃうのに鳥肌たった(?) ハート連打するしか…
😭 おやふみです (?) 誤字った ( 続き待ってます😭😭😭😭いい夢見れそうです(
まじ好きすぎます