───時は戻って現在。
白凌の住む長屋。
白凌
白凌
白凌
白い兎
白い兎
白い兎
白凌
白凌
白凌
白凌
白い兎
白い兎
白い兎
白い兎
白い兎
白い兎
白凌
白凌
白凌
白凌
白い兎
白い兎
白凌
白凌
白凌
白凌
白い兎
白い兎
白い兎
白い兎
白い兎
白凌
白い兎
白い兎
白い兎
白い兎
白い兎
白い兎
白い兎
白い兎
白い兎
白凌
白凌
白凌
白凌
白凌
白凌
白凌は手元の缶を見つめる。
白い兎
白い兎
白凌
白い兎
白い兎
白い兎
白凌
・
・
春太
春太
春太
春太
春太
春太
ジョセフィーヌ
春太
春太
春太
春太
春太
ジョセフィーヌ
春太
春太
春太
春太は駆け出し
夜道を歩く男の前に立ちはだかった。
春太
春太
春太
春太
男はゆっくりと
鎌を振り上げる。
ニヤリと笑い、
鎌を振り下ろしたが
春太はそれを避ける。
春太
男は鎌を右へ左へと振り回すが、
身のこなしの軽い春太を
捉えて斬ることは出来なかった。
春太
避けたと思ったのに、
後ろ足がわずかに斬られてしまった。
春太
春太
春太
春太
振り上げた手を見て、
春太は飛びかかり、
その手首に思い切り噛み付いた。
春太
殴られても
地面に叩きつけられても
春太はその口を離さなかった。
春太
春太
さらに強く噛むと、
男は悲鳴を上げて
鎌を手から離した。
春太
素早く口を離し、
落ちた鎌を拾おうとして、
その脇腹を思い切り蹴飛ばされた。
春太
手首から血を垂らしながら
男は鎌を拾い上げる。
春太
鎌が振り下ろされる瞬間、
春太は反射的に目を閉じた。
しかし、
痛みも無ければ
衝撃も無く
ただ
そばで猫の鳴く声がした。
ハッとして目を開けると
そこには体を斬られ
血を流す
ジョセフィーヌの姿があった。
春太
春太
春太はジョセフィーヌの傷口を押さえるが、
血は止まらない。
春太
春太
勢い良く蹴られた男は
電柱にぶち当たった。
白凌
白凌
白凌
白凌
春太
春太
白凌
白凌は懐から一枚のフダを取り出し、
ジョセフィーヌの体の上に置いた。
白凌
そう呟くと
ふわりと風が吹き
血が止まり
傷が癒えた。
ジョセフィーヌ
春太
春太
男はフラフラと立ち上がる。
白凌
春太
春太
春太
春太
春太
白凌
白凌
白凌は春太の頭を軽く叩く。
白凌
白凌
白凌
春太
白凌
白凌
白凌
白凌はゆっくりと
龍の姿が彫られた鞘から
刀を抜き取る。
現れた白銀の刀身は、
まるで水面のように
煌めく。
赤く錆び付いた鎌が
刀に触れた瞬間、
───パキンッ…
と乾いた音を立てて
折れた。
白凌
白凌
《そん…な…》
男は膝から崩れ落ち、
白目を向いて
倒れた。
《こんなの……》
《ああ……くそ…》
白凌は折れた鎌を拾い上げる。
白凌
《……》
白凌
《なにを…》
白凌
白凌
白凌
白凌
《うるさい…》
《オレは…オレは…》
《…まだ…》
《なんの手柄も立ててねぇ……》
白凌
《ああ……》
《でも…》
《そうか…》
《もう手柄を立てる意味も》
《無いのか……》
すると鎌の柄が
パキリッ
と折れた。
春太
春太
白凌
白凌
春太
春太
春太
白凌
白凌
白凌
春太
春太
白凌
白凌
白凌はジョセフィーヌを撫でる。
白凌
春太
白凌
春太
白凌
春太
春太
白凌
白凌
春太
春太
白凌
白凌
春太
白凌
春太
白凌
白凌
春太
白凌
春太
白凌
白凌
白凌
春太
春太
春太
春太
ジョセフィーヌ
春太
白凌
春太
春太
春太
ジョセフィーヌ
・
・
コメント
2件