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またいつものように八つ当たりをされた
母
母
母
奏葉
母
いつもよりもイライラしている
刺激しないようにしないと
そう思っていた矢先
母
奏葉
母
母
母
母
母
初めてそう言われた
母は心の中でずっとそう思っていたと思う
でも面と向かって言われたのは初めてだった
それが思ったよりも私にダメージを与えた
気づけばその場から逃げ出していた
母
お母さんが私を呼ぶ声が聞こえた
それでも気にせず逃げた
きっと心のどこかで私は思ってしまっていたと思う
お母さんが私をいつか認めてくれると
家を飛び出した
ただただ無我夢中で走った
とにかく走った
どこか遠くへ
なるべく遠くへ行きたくて
走りまくって着いたのが
海だった
その日は満月でとても綺麗だった
私の今の心とは対照的にどこも欠けてなく
美しい
この美しい月との共通点といったら
1人ということ
でもこの美しい月は1人でも皆が思わず見てしまうような
そんな魅力と美貌を持っている
私には到底ないもの
1人でも圧巻の存在感を放ち
下ばかり向いている私でさえも
魅了している
この月を見るとなんだか自分が惨めに思えてくる
なんて私は小さいのだろう
太陽
奏葉
誰かに声をかけられた
太陽
奏葉
久しぶりに同年代くらいの子に話しかけられて声が出なかった
太陽
奏葉
太陽
奏葉
なんで
そう言われると言葉が出ない
太陽
太陽
奏葉
太陽
奏葉
太陽
奏葉
太陽
奏葉
太陽
太陽
奏葉
太陽
よろしくって何をよろしくなんだろう
もう会わないのに
太陽
奏葉
太陽
奏葉
太陽
良いと言っていないのに勝手に喋り出すちょっとおかしな男の子
でもそれが私を変える出逢いになるとは私も思っていなかった