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ハイキューらぶ💞
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コメント
2件
すなりんと〇〇ちゃん 少し距離縮まってきたの結構好き
おお、第4話読んだわ…!主人公の「謝る練習」シーン、めっちゃ切なくて胸にきたよ。ひとりで必死にリハーサルしてるところ、見てるこっちも痛かった。角名とのやり取りも、ストレートすぎて逆に笑っちゃったよね。「M?」は予想外すぎたw でも最後の家庭のシーンで一気に空気が変わって、不安しか残らなかった…。しずちゃんも何か含みを感じさせるし、原作と違う流れになってきてる気がする。続きが気になりすぎる!
放課後
教室から聞こえる笑い声も少しずつ減り
校舎は静けさを取り戻していた
〇〇は誰もいない空き教室へはいる
ガラリと扉を閉めると長く息を吐いた
〇〇
窓際の机に腰をおろし
机につっ伏す
〇〇
〇〇
悪役にならない
そう決めたのに
既に2回も失敗している
身体が勝手に動く
口が勝手に喋る
こんなのどうすればいいの
しばらく考え込んだ後
ふと顔をあげる
〇〇
〇〇
思いつきだった
〇〇
〇〇
うんうん、とひとりで頷く
立ち上がり、教室の前へ移動する
〇〇
深呼吸
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
首を傾げる
〇〇
〇〇
もう一度
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
誰もいない教室で
ひとりで謝る練習を繰り返す
何度も、何度も
ようやく納得すると
小さく頷いた
〇〇
〇〇
鞄を肩にかけ
扉へ向かう
扉を開けた瞬間だった
〇〇
そこには1人の男子生徒が立っていた
角名
〇〇
角名倫太郎だった
〇〇の顔から
一気に血の気が引く
...え
いつから
まさか
今の練習、聞かれてた?
少しだけ耳が赤くなる
恥ずかしさを誤魔化すために
すぐに表情をつくる
〇〇
何事も無かったかのように
歩こうとする
しかし
角名が1歩横へ動き
道を塞いだ
角名
静かな声だった
〇〇は眉を顰める
〇〇
角名
角名
角名
〇〇
〇〇
即座に返す
角名は少しだけ〇〇を見つめる
角名
角名
角名
1拍置いて、続ける
角名
〇〇
角名
その一言が胸に刺さる
〇〇は無意識にカバンの持ち手を強く握る
爪が食い込むくらいに
言い返したい
違うって言いたい
でも
違うと言える程の証拠もない
〇〇
それだけ言い残し
角名の肩を避けるようにして教室を出た
角名
角名は追いかけなかった
ただ静かに〇〇が去るのを見た
朝
いつもの様に部屋に運ばれてきた朝食を
ひとりで口に運ぶ
昨夜とおなじ
広い部屋
一人きりの食卓
〇〇
静かな朝だった
〇〇は味噌汁を口にしながら
ぼんやりと予定を思い出す
今日は...
箸が止まる
合同体育の日だ
頭の中に漫画が蘇る
広い体育
男女合同の体育
バスケットボール
しずがボールを追いかけて転びそうになる
そこへ角名がさりげなく腕を掴む
角名
石森しず
角名
それだけのやり取り
だけどその日を境に
ふたりは少しずつ話すようになった
漫画でも人気だった回だ
コメント欄は
『やばい距離縮まった!』
『尊い!』
『角名かっこいい!』
そんな言葉で溢れていた
...私は、
〇〇
この回、ほとんど出番がなかった
思い返しても
自分は背景程度だった
しずを睨んでいた
それくらい
なら
〇〇は小さく頷く
今日は静かにしてよう
端っこで体育を受けて
何も関わらなければ
原作通りに進む
...うん
それが一番だ
余計なことはしない
そして体育
案の定合同体育だった
先生がルールを説明する
〇〇は一番後ろで聞いていた
あと少し
あと少しで...
角名としずは近づく
私は何もしない
ボールが配られる
クラスメイトが移動を始める
〇〇はそっと体育館の端に目を向けた
...いや
やっぱりここにいるのも怖い
なにか起きる気がする
〇〇
〇〇は静かに手を挙げる
〇〇
〇〇
先生は少し驚いてから頷く
先生
先生
〇〇
体育館を出る
体育館を出て少し廊下を歩く
〇〇
ようやく息をつけた
これでいい
物語は私がいなくても勝手に進む
私は関係ない
そう思い深呼吸をすると
すぐ後ろで足音が聞こえた
〇〇
〇〇は振り返る
〇〇
そこに居たのは
角名倫太郎だった
なんで
なんでここに
心臓が大きく跳ねる
原作にこんな場面はなかった
角名も〇〇をみる
一瞬だけ目が合う
角名
角名もわけの分からない顔をしていた
まるで
気づいたらここにいたかのように
〇〇
〇〇
角名は眠たそうに〇〇を見る
角名
角名
〇〇
〇〇
〇〇は眉を顰める
〇〇
いいかけて口を閉じる
だって今体育館にいないと
角名は首を傾げた
角名
〇〇
角名
また沈黙
ふたりはしばらく黙ったままだった
どこから風が吹く
不意に角名が口を開く
角名
〇〇
角名
角名
角名
〇〇は思わず咳き込んだ
〇〇
〇〇
角名は少し考えるように視線をあげる
角名
角名
〇〇
〇〇
角名
角名はそれ以上言わず
〇〇を見る
答えを待ってる
そんな視線だった
〇〇は観念したようにため息を着く
〇〇
角名
〇〇
角名
角名は短く返す
そして
角名
角名
〇〇
〇〇の眉がピクリと動く
〇〇
角名
〇〇
角名
角名
〇〇は呆れたように空を見上げる
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
角名はキョトンとした
その反応に次は〇〇が頭を傾げる
〇〇
〇〇
角名は少しだけ間を開けてから
本当に当たり前のように答えた
角名
角名
即答だった
〇〇は数秒固まる
〇〇
角名
角名
真っ直ぐに返されすぎて
〇〇はふっと笑う
〇〇
その様子をみて
角名は首を傾げる
角名
角名
〇〇
〇〇
〇〇は小さく笑いながら離れようとする
その時だった
石森しず
聞きなれた柔らかい声
〇〇の肩がビクリと震える
振り返らなくてもわかった
石森しずだ
〇〇は2人を見ないように歩き出す
関わらない
これが正解
そのまま保健室に足を運んだ
〇〇の姿が見えなくなった
しずは小さく首を傾げた
石森しず
石森しず
角名は肩をすくめる
角名
角名
石森しず
しずは安心したように笑う
けれど
すぐにもう一度口を開いた
石森しず
石森しず
石森しず
角名は少しだけ目を細める
角名
石森しず
角名
石森しず
しずは笑ったまま頷く
石森しず
角名
石森しず
角名
少し間が空く
石森しず
角名はしずを見る
角名
石森しず
石森しず
石森しず
角名
石森しず
角名は数秒考えたあと
角名
角名
それだけ答えた
しずは一瞬表情を止める
ほんの一瞬
本当に一瞬だけ
石森しず
またいつもの柔らかい笑顔に戻った
石森しず
石森しず
2人は体育館に戻っていく
角名は歩きながら少し思う
角名
少し考えるだけでやめた
気にしすぎか
放課後
〇〇は重い足取りで家に帰った
門を開け
玄関へはいる
お父さん
低い声
廊下に父が待ち構えている
〇〇の体が強ばる
大丈夫...普通に
〇〇
お父さん
〇〇
思わず固まる
なんで
先生が連絡した?
...いや
合同体育を少し抜け出したところで
親に連絡まではしない
〇〇の背筋は凍ったままだった
父は冷たい目で〇〇を見下ろした
お父さん
お父さん
お父さん
お父さん
言葉が出ない
その時
リビングから母が姿を見せた
お母さん
お母さん
そう言って父の腕に手を回す
お母さん
穏やかな口調
けれど
それは父を宥めるためだけのもので
私のための言葉ではなかった
父は鼻で笑う
お父さん
お父さん
そう言い残しリビングへ戻る
母は一瞬だけ〇〇を見る
お母さん
それだけ言って父の後を追った
廊下に残された〇〇は
小さく拳を握る
この家は豪邸ではなく
大きな檻だ