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え…泣けたんですが… 朝から泣いた人になりました
夕方のアトリエ
目の前には完成間際の大きなキャンバス
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僕が筆を置いた、その瞬間
椅子が引っかかる音、倒れる水差し
ばしゃっという軽いようで重い音
乾ききっていない空の端、描き足したばかりの夕陽の光、湖面に置いた最後のハイライト
全て濁っていく
一瞬、呼吸を止めた
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怒鳴らない。まずは絵を見る
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筆を取り、色をすくい、慎重に重ねる
だが、水を含んだ部分だけ 微妙に絵の具が乗らない
さっきまで確かにあった透明感が戻らない
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背後から震えた声が聞こえる
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自分自身でも驚く程の低い声だった
イギリスは黙る
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イギリスの喉が上下する
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声が荒れる
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イギリスが強く息を吸う
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その一言で空気が凍る
イギリスの瞳が揺れる
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僕はまだ止まらない
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イギリスの拳が震える
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その言い方が余計に腹を立たせる
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静寂。
その空気を打ち破ったのは イギリスの言葉だった
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その言葉に、やっと僕は気づく
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目を赤くさせながらイギリスは続ける
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震えた声でそう言われた
僕はそこで完全に頭が冷えた
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ごめんで済むと思ってるの?
見てただけだろ
被害者ぶらないでよ
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腕を掴んだ勢いのまま、引き寄せる
そして頭部に触れた
さっきまで怒鳴っていた手とは 思えないくらい、慎重に
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少し力を込めて撫でる
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呼吸が乱れる
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沈黙が続く中、僕はイギリスを 抱きしめ撫で続けた
しばらくすると、イギリスは今まで溜めてたものを少しずつ吐きだすように 嗚咽を漏らし始めた
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イギリスの肩が、少しだけ緩む
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僕は絵画に視線を戻す
もう怒ってないというのは嘘だ
一度描いた光はもう二度と描けない
けれど、それで君の目の光を 崩してしまう方が恐ろしい
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僕はもう一度、イギリスを強く抱き寄せる
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