繋がる記憶

帰ってきたらすぐに抱き着いてくるため それを受け止める

急なことで理解が遅れてしまった 胴体にも傷があるため、あまり見せたくない それも異性となれば余計に 同性でも恥ずかしいのに異性はキツイ

そう言って自分で手当を始める ぴくとは家から出ていってしまったが

ぴくとはうすside

そう言って抱き着けば 抱き返してくれる

帰り道、考えていたことをすぐに伝える

理解するのに時間がかかったのか反応が遅れていた しかし、葵が拒否するので救急箱のみ持ってくる 葵に救急箱を手渡すと、家を出てショッピングモールに向かった

葵は怪我をしているので料理ぐらいしようと思ったのだが 何を作ろうか考えていない

カレーに必要な具材が置いてあるコーナーを目指して行く 人参やらルーやらをカゴに入れてレジに向かった

陰キャにしては頑張った方だと思う 急いでレジから離れ、家に帰った

先程のように「ただいま」と言っても返事がない リビングにいるのか？と思いリビングに向かった リビングにはいた ぐーちゃんやあめちゃんと戯れているが

葵がぐーちゃんやあめちゃんと戯れているのを見て 頬が緩む 葵はまだこちらに気付いていないので サプライズということで(？)カレー作りに取り掛かった

トン、トンという音がキッチンに響く 人参、じゃがいもは目に染みないのだが

痛い 目が！目がァァァ！！ 茶番は置いといてホントに痛い 水で洗えば何とかなるか

一時の災難は去り ルーを水と切った野菜が入った深鍋に入れる もう完成間近だ

苦行を乗り越え、やっとのことで出来たカレー 二人分の皿にご飯とルーを入れてリビングに持って行く

俺が料理をしないとでも思ったのかビックリしている 早く食べるように急かすと席に着いてくれた

ホッとしていれば葵からお礼を言われる やっぱりお礼を言われるのは嬉しい 「この日々が一生続けばいいのに」 そう思いながらご飯を食べ終えた