ドサッ
透羽
私はあの後マイキーに家に送ってもらった
なぜだか今日は時間が過ぎるのが早い気がする
失恋したからだろうか?
でもそんな事を考えるほど私は元気じゃない
透羽
そしてまた無意識に涙が溢れる
透羽
そしてそのまま私は深い眠りに落ちた
チュンチュン
透羽
いつもより早く起きてしまった
鏡の前で目を確認するとやはり少し腫れていた
透羽
そんな弱音を吐いても学校へ行かなければすみれ達に心配されてしまう
透羽
私はそう呟き部屋を出た
透羽
私は重い足取りで学校へと向かうが
透羽
やっぱりどうしても行きたくない
頑張って行こうとするが学校に近付くにつれ歩くスピードが遅くなる
透羽
私はサボることにした
透羽
私はいつもの公園に来ていつものベンチに座る
透羽
でも、学校には行けない
2人の姿を見たら泣いてしまうかもしれないから。
透羽
このままずっと公園にいるのもなんだしかといって店に行くのは良くない
そんな事を考えていたら
マイキー
透羽
マイキーがいた
透羽
マイキー
と言いながら笑うマイキー
透羽
昨日マイキーに泣いた姿を見せたので少し気まづい
マイキー
透羽
いきなり口を開いたかと思えば家に誘われ間抜けな声が出てしまった
...まぁ、行くとこもないし…行こっかな
透羽
マイキー
そして私はマイキーについて行った
透羽
透羽
少し驚いてしまう
意外とマイキーの部屋は綺麗だった
マイキー
透羽
マイキー
それから私達はゲームをしたり漫画を読んだりたわいのない話をして時間を潰した
透羽
ふと時計を見ると午後の4時を示していた
時間が過ぎるのは早いなぁ
透羽
そう言うとマイキーは
マイキー
と、聞いてきた
透羽
いきなり聞いてくるので驚いてしまう
透羽
本当は諦めたくないけど
透羽
これは本音だ
でもやっぱり三ツ谷くんの事は好きだ
マイキー
マイキー
透羽
そう言う君の顔も辛そうだった
透羽
透羽
そうマイキーに言い帰ろうとした時
ドサッ
透羽
マイキー
透羽
マイキーに押し倒されたのだ
透羽
マイキー
声を掛けてもマイキーは黙ったまま
透羽
そんな事をマイキーが怖くなり強く言うが離してくれない
透羽
チュッ
透羽
マイキーの部屋にリップ音が響く
一瞬何をされたのか分からなかった
だけどすぐに理解した
マイキーにキスされたのだと
透羽
マイキー
私が戸惑っているといきなり口を開くマイキー
マイキー
透羽
意味が分からなかった
マイキー...どうしたの?
透羽
マイキー
マイキー
少しうるっとした目で見つめてくるマイキー
マイキー
透羽
何故私は気づかなかったのだろう
彼の気持ちに
彼の行動を見返してみると確かに私に話しかけて来る事が多かった
それに
今の君の私を見る目が
私が三ツ谷くんを見ている時の目と同じだということを
透羽
私は咄嗟に謝ってしまう
マイキー
マイキー
マイキー
透羽
チュ
そしてまた君にキスをされる
今度は長いキス
暖かくて柔らかい唇を重ねる君
透羽
でも、やっぱり君の気持ちには答えられない
今の私はとても弱いから。
ドンッ
マイキー
透羽
私は無意識にマイキーを突き飛ばした
透羽
透羽
初めてのキスだった
こんな風に初めてキスなんかしたくなかった
透羽
透羽
マイキー
大嫌いなんか思ってない
だけど今は混乱してて、思っても無いことを言ってしまう
透羽
私はマイキーの部屋から走り去った
その時に見た君の顔が
とても苦しそうで
私も苦しくなった
マイキーside
俺は初めてすうっちを部屋に入れた
マイキー
透羽
マイキー
すうっちが部屋に来てくれて嬉しくて、テンションが上がってしまう
それからしばらくゲームをしたりしてすうっちと遊んだ
透羽
透羽
そう言う彼女
でも俺はある事を聞きたかった
だから、聞くことにした
マイキー
そう聞くと
透羽
と、驚く彼女
透羽
なんて言うが
透羽
すうっちの顔は苦しそうだ
マイキー
マイキー
透羽
そんな顔をされると俺まで苦しくなる
透羽
と言い
透羽
帰ろうとした彼女を
マイキー
押し倒した
透羽
透羽
そう心配そうな顔で呼びかけてくる彼女
透羽
それでも俺は黙ったまま
そんな俺が怖くなたのか
透羽
と、強気で言う彼女
マイキー
でも俺は離さない
透羽
チュッ
俺はすうっちにキスをした
透羽
当然驚く彼女
透羽
もう、自分でも止められなかった
どうしても君が愛おしくて
そんな君の苦しむ姿を見たくなくて
もう止められなかった
マイキー
マイキー
透羽
言ってしまった
透羽
マイキー
マイキー
ずっと封じ込めていた君への好きが
マイキー
溢れ出してしまう
透羽
透羽
謝る君
でも俺は
マイキー
俺は君の
マイキー
すうっち...
マイキー
透羽
困った顔をする彼女
チュ
そんな姿を見て俺はまた君に唇を重ねる
長く、何度もキスをする
透羽
ドンッ
マイキー
いきなりすうっちに突き飛ばされ
透羽
透羽
透羽
涙目でそう訴えかける君
あー...
透羽
やってしまった
透羽
大好きな君に、嫌われてしまった
自業自得だ
彼女の気持ちを無視して無理矢理キスをしたんだから
嫌われるのも当然だ
でも
やっぱりすうっちに
嫌われるのはやだよ
透羽
すうっちは部屋を出ていった
マイキー
マイキー
ごめん、すうっち
こんな俺を許して欲しい...。
コメント
2件
これはヤバい状態だ!! 今回ももちろん泣きました(笑)