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橙樹
ジェル君のそんな言葉も、耳に入らなかった。
僕がずっとるぅとくんを見てたのにるぅとくんはこちらを見向きもしない。
、、、るぅとくんは、なーくんのこと好きなの?
そう聞こうとした。でもできなかった。
もし彼がなーくんを恋愛対象として見ていたのなら、、、
そう考えるだけで背筋が凍る
橙樹
我に返ったのは、ジェル君がそう言ったとき。
なーくんがこちらを心配そうに見ていて、それについて目をそらしてしまう
青猿
いつもいつも僕の心をかき乱す
彼の方をチラッと見ると目が合った
黄神
青猿
彼は目を見開いていて、驚いたようにこちらを見ている
青猿
とか聞くけど、そんな恋愛小説定番パターンが訪れるとかな、、、
黄神
あったわ←
え、マジでどうしよ
今の僕の立場危ういんだけど!!
黄神
頭を抱えてうなる僕にるぅとくんが話しかけた
黄神
青猿
抑えていた手をゆっくり離し、ゆっくりとるぅとくんの方を見つめる
黄神
恋、という部分だけ声を小さくし手をいじりながらもはっきり伝えてくれる彼。今朝の僕と同じような気持だった
黄神
照れながら笑顔で僕に微笑みかけるるぅとくん。
その笑顔は嘘いつわりや穢れのない純粋な笑顔だった
青猿
脳内が可愛いで埋め尽くされながらも理性を保ち続ける
青猿
黄神
青猿
喜ぶるぅとくんと理性を保とうと粘る僕
桃谷
三人を見送ったのであろうさとみくんの一言で何も勉強できなかった勉強会は幕を閉じたのだった