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『危ない!!』
そんな言葉と同時に
身体に酷い痛みが走る
私の目が覚めたのは
その翌日だった
自分に何があったのか両親に聞いた
すると、母が泣きながら話を始めた
私はあの日歩きスマホをしていた
イヤホンを付け信号を見ずに
横断歩道を渡った
それは、車がちょうど通る瞬間だった
私は車に轢かれかけた
それを、たまたま通りかかった男性が
助けてくれたらしい
私は男性に感謝の言葉を述べたくて
母に居場所を聞いた
すると母は黙ってしまった
代わりに父が言葉を放った
「その男性は亡くなった」と
私は崩れ落ちた
私の不注意・誤ちで1人の男性の命を
奪ってしまったのだ
どれだけ感謝をしても足りない
どれだけ謝罪をしても届かない
でも、せめて感謝をしたかった
謝罪よりも感謝がいいと思ったから
私
「ありがとう」