初恋の君と第2話

まーしろっ！
おっはー！

……麻白なんか隠してるでしょ

…………

言ってみなさい。

うんうん！

え………
え
嘘でしょ？

なんで…

嘘っ！
信じないっ！

………………

わかった……
うぅ……ひっく……ひっく……

麻白ーー！

まじろーーー
ぶぇーーん！！
うわーーん！！
いやだよぉうー！

絶対LINEしようね！

まじろーー！！

おれのごど、絶対わずれんなよぉー！

ほんどに？

やった！
俺からも送るからなっ！

麻白……行こうか……

………手紙……？

麻白……優しすぎだよ……

麻白ーー！！
大好きだーー！！！
ずっとずーーーっと！
親友だからなー！！

麻白ーー！！
麻白と親友になれて良かったーー！！
愛してるよー！！

うっ……うっ……ひっく……ひっく……
麻白……麻白……

うっ……麻白……

手紙……読むよ……

ん………

なおみへ
私と仲良くしてくれて、本っ当にありがとう。
高校に入って、心配だった私に、1番に話しかけてくれたのは、なおみだった。
初めはちょっと怖いなって思ってたけど、一緒にいるうちに、どんどん大好きより、ずーっと上に行ってたよ。ほんとにありがとう。
なおみと友達になれて良かった！
喧嘩もしたけどそれがなおみとで良かった！
今までの思い出に、なおみが入ってることを、私はとても誇りに思います。
なおみ！私のこと、忘れないでね！
元気でね……
大大大大大大大好きだよ。
麻白より

………いやーー！！
麻白ーー！

……読むぞ……

うん…

聖也へ
私と仲良くしてくれて、本っ当にありがとう。
聖也が、1番の、男友達だよ！
聖也はバカでアホで意気地無しだけど、そこが、聖也のいい所だと思います。
ずっとずっと、聖也がいることが当たり前だった私は、東京で大丈夫かな……
ほんとにありがとう。
思い出に聖也がいることを、とても誇りに思います。私のこと、忘れないでね！
大大大大大大大好きだよ。
麻白より

あーーー！！！
麻白ーー！！！！！

よしっ！
今からでも遅くない！
麻白が通う学校行くか！

はーい！
みんな注目しなさーい！

はーーい！！

明日から転入してくる子がいまーす！

ざわっ！！
男！？女！？

ザワザワ…！

静かにしなさい！

しーん……

さ、入って…！

うぉーーー！！
女の子だぁーー！

可愛いー！！

名前まで可愛いーー！！

ザワザワ…！

まっ…麻白……？