テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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妖達は鳥居の先に

第1話 - 妖達は鳥居の先に『出逢い』

150

2021年06月19日

#参加型

#wrwrd

#妖怪

月西きなり

俺の家の近くには，ある神社があった

狛犬ではなく，狐の像が置いてある，少し変わった神社

祖母からは，そこには"妖"が棲んでいると聞かされて育った

…そんなの，信じるわけもないこんな歳にもなれば余計に

shp

ふぁぁ〜…

shp

…暇やな。

shp

散歩でもするか…

shp

もうすっかり暗いわ…

ふらふらと歩いていると，例の神社の前へ辿り着いた

shp

……

不思議と，ここは他とは違う気がする

鳥居を境に，世界が変わるような…

shp

…って，んなわけないか。

？？？？

おーい！

shp

…げ。

この声は…

shp

クソ先輩と皆さん…

その呼び方やめんかい！げって言っとったのも聞こえとるからな！

相変わらず仲ええなぁ先輩後輩はw

ですねw

shp

仲良く

ないわ！

ハモっとるやんw

shp

被せんといてください！

こっちのセリフや！

ほらほら喧嘩すんなって…

sho

みんなでショッピ君呼びに行くとこやったんや！

暇やから遊ぼうって話になってな。

俺もこんな遅いのに起こされたわ…ふぁぁ…

shp

あぁ，そうだったんですか。

ﾋﾞｭｳｯ

shp

ん…？【目を開く】

あれ…？

え"⁈ここどこ⁈

俺ら確かに神社に…

ここは…和室…？

白

…え…

え"え"え"え"⁈ ニンゲン〜⁈

何何⁈

sho

耳が…！

卯月

はぁ〜…黙らんか，白。

白

あ…ご，ごめん…【手で口を押さえる】

梓桜

…珍しいね。

晴

いやなんでそんな反応薄いん⁈

優

……(ｶﾞﾀｶﾞﾀ

梓桜

夜弥，来た。

ﾋｭｵｯ…

夜弥

遅れた！ごめーん！

卯月

わらわを待たせるとはいい度胸しとるのう小童⁇【詰め寄る】

夜弥

ひ，ひぇぇ…うーたんお怒りっ☆^^;

待った待った！俺ら無視しんといて？

夜弥

あれ，ニンゲン？珍しいねぇ

白

いや夜弥姉もかいッ‼︎

夜弥

え？

晴

反応薄いんやって！

白

ニンゲンだよ⁈

夜弥

あー，うん

夜弥

あ，それでね，今回の依頼が…

白

さらっと受け流したな…

あの…

夜弥

？，どうしました？

ここはどこなんですかね？

梓桜

妖の世界。

晴

いやシンプルイズベストやな⁈

夜弥

ははっ，まぁ梓桜が言った通りですね

夜弥

ここは妖怪たちの世界です

夜弥

昔なら今頃大騒ぎ…危ない危ない…

sho

昔なら…？

どういう事ですか？

卯月

もし夜弥の言う昔にお前らが来とれば，今頃喰われとるぞ。

へぇ〜，喰われるねぇ…喰われる…

いや喰っ…⁈⁈

どういうこと⁈

卯月

(…背が小さい…少し，可愛い…)

夜弥

(あの卯月が，そこの背小さい人に興味持った？…へー…)

梓桜

別に今は大丈夫、みんな大人しい。

晴

"誓い"が立ったからやな…ってそんなことも
知らないんやなぁニンゲン様はww(煽)

えぇ…ホンマに大丈夫なん…？

梓桜

(…カッコいい…いや，かっこ可愛い？)

夜弥

…？(梓桜も，緑の人に興味を抱いてるな…珍しい…)

白

喰えば強くなれるからねw

卯月

なんならわらわが試すか？【牙を見せる】

みんな

やめときます。

梓桜

別に梓桜たちはこれ以上強くなる必要はない。

sho

みんな強いんやなぁ…w

少なくもお前よりはな？w

sho

あぁ⁇なんややんのかチワワ⁇

来いやポメラニアンww

シャオちゃんもコネシマも喧嘩は良くないで〜？

狂犬組

やかましいわ‼︎

(´・ω・｀)

晴

(っはは…眼鏡の人…面白いなww)

優

(…ポメラニアン…？の人…カッコいい…)

夜弥

(ん？こっちもちょっと興味持ったみたい？)

※夜弥は他人の感情の動きに敏感※

夜弥

取り敢えず…自己紹介しようか？

白

白(ﾊｸ)だよ！雪女の混血！

(笑顔が可愛い…)

晴

僕は晴(ﾊﾙ)，狛犬の混血やで〜。

(…なんやドキドキする…かわええ子やな。)

夜弥

…優，出てきても大丈夫だよ。

優

…(ｽ…【姿を現す】

白

あ…そうだった，優，大丈夫？

優

…一応…大丈夫だよ

sho

どしたん？

夜弥

…ニンゲンがトラウマで…ね。

sho

そうなんや…(ちょっと，モヤモヤする…なんでやろ)

優

優…座敷童のハーフ…

卯月

卯木(ｳﾂﾞｷ)じゃ，種族は鬼神のハーフ

(ちっちゃい…親近感？)

梓桜

梓桜(ｱｽﾞｻ)，件の混血。

(怪我しとるみたいやけど…かわええ顔しとんなぁ…)

夜弥

私は夜弥，妖狐の混血です。

shp

(ちょっと不思議な感じの人…)

俺らも自己紹介しよか。

えーっと…トントンです。

鬱だよ〜

コネシマやで‼︎(爆音)

うるさいでチワワぁwどーもゾムでーす！

ロボロやで！

sho

シャオロンでーす，よろしくな！

エーミールと申します，よろしくお願いします。

チーノです！(ﾆｯｺｰ

shp

猫被りやめんかいw
あ，ショッピっす。

夜弥

あぁ，忘れてましたが…

夜弥

暫くみなさんはニンゲン界には帰れませんよ？

みんな

・・・

みんな

え？

梓桜

ここはそういう場所。

晴

そんな気楽にいつでも来れるコンビニみたいなとこやないんやで？

夜弥

(というか…今回は"多い"な…これは──)

夜弥

妖界というのはニンゲン界とは少し捻れた位置関係にあるんです。

妖界。数々の"妖"が棲む，ニンゲン界とは少しズレた場所。そのズレはあの神社の鳥居にあり，ふとした瞬間に，カチリと直り，またすぐにズレる。夜弥が話したのはそんな内容だった。

白

私たち妖は夜弥の能力で自由に行き来できるけど…

都合上夜弥の能力に「境界開通」を追加しました…

夜弥

残念ながら，ニンゲン向きの境界ではないので，無理矢理通ろうとすれば…

白

まぁ爆散じゃない？

晴

どストレートやな…

卯月

ニンゲンの爆散…見てみたいのう。

晴

さっすがサイコパスぅ。

卯月

あ"？

晴

なんも言ってへんなんも言ってへん！

卯月

あとでちょっと来てもらおうか，晴？

晴

あっ☆(察)

優

い，依頼…

夜弥

あぁ！忘れてた！

どうか，助けてください。ぼくの家につたわる刀がおかしいんです。持った人がみんな，おかしくなってしまう。本当にいるのなら，どうか助けてください。ぼくの兄があぶないんです。住所　△△県　〇〇市…

白

ニンゲンからの依頼だね。

卯月

…字からすると随分幼いようじゃな…

晴

取り敢えず向かう？

夜弥

ま，それはいいとして…

夜弥

こっちのニンゲンはどうしようか…

…どうすりゃええの？

夜弥

待ってて貰う…か？

梓桜

嫌な予感がする。

夜弥

…ここ？

梓桜

うん，何か来そう。

夜弥

…梓桜が言うなら，何か起こるんだなぁ

夜弥

じゃ，今回は多めに優と晴，梓桜は残って。

優

了解。

梓桜

…分かった。

晴

相棒…僕を見捨てるのかい…？

夜弥

重い重いw

晴

ははっ，冗談やってw

梓桜

くれぐれも無理はしないで。

夜弥

うん，ありがとう

夜弥

じゃあ…卯月と白，祓いに行くよ〜。

卯月

暴れて良いやつかの？

夜弥

…状況に応じてでお願いします。

白

早く行こー！

晴

守護いる？

夜弥

あ〜…頼もうかな？体力は大丈夫？

晴

バッチリやけぇ，安心してや！

【守護】

夜弥

よし，じゃあ行くかぁ【境界開通】

夜弥の前の空間が揺らぎ，人1人が通れる程の歪みになる

夜弥

では皆さんはここで待っていてください。

はーい。

ふーん分かったぜ！

龍太

早く…早く…！

ﾋｭｳｯ

夜弥

依頼人は君かな？

龍太

あ…妖のみなさんですか？

卯月

で？その妖刀は？

白

卯月…話聞こ…⁇

夜弥

はは，うーたんはとにかく戦いたいんだよw

白

…あっち，だね

卯月

あぁ，気持ちの悪い匂いじゃ

卯月

…強者かのう…(ﾆﾔﾘ

白

全く…この戦闘狂は…

夜弥

依頼のお兄さんがどうって言うのは…？

龍太

実は，兄は剣道をしていたんですが…

卯月

大方その妖刀を遊び半分で手に取って取り憑かれたんじゃろうが

龍太

は，はい…

夜弥

…取り敢えず，向こうを見せて貰ってもいいかな？

龍太

もちろんです。

龍太宅　和室

風矢

…ハァ，ハァ…

ﾋﾞｭｯﾋﾞｭﾝｯ

龍太

あんな調子で，ずっと素振りをしていて…
声を掛けても気付かない程，没頭しているんです

卯月

…(やはり気持ちの悪い刀じゃな，禍々しい邪気に溢れておる)

他の2人も，刀に対し同じような印象を抱いている様子だった

風矢

ゔ…あ…【視認する】

風矢

『…なんだお前らは』

子供のものとはとても思えない低い声で風矢(龍太の兄)は言った

夜弥

…卯月，戦闘の指示は任せるよ。

卯月

ほう…ならばわらわの好きなようにするが…良いのじゃな？

夜弥

…私じゃ的確に指示できない，
"アレ"は明らかに強い匂いがする。
戦闘なら卯月の方が遥かに上だよ。

白

…ま，同感〜。
刀自体ってより刀を住処にしてるみたいだし…
刀を折っても意味ないね。

卯月

龍太，と言ったかの？

龍太

は…はいっ！

卯月

早う逃げるんじゃな，巻き込まれるぞ。

龍太

わ…分かりました！

ｸﾞｯ…

龍太

あれ…開かない…襖が！

白

…先手を打たれたみたい…だね

風矢

『どうせオレを祓いにきた厄介者たちだろう』

風矢

『そこのガキを守りながらこのオレを祓えるかな…？ふははっ！』

卯月

小童，そこの小僧を守るのと，アレの攻撃を捌くのを最優先。
向こうが足止めの氷を砕いたら植物で拘束。

夜弥

了解。

卯月

白は氷でアレの動きを止められるかの？

白

多分いける。

卯月

なら決まりじゃな。

卯月

では，行くぞ2人とも。

ということで第一話でした〜！因みに募集でキャラ名謎に(ヨミ)になってましたが正しくは"ヤミ"です (誤字許すまじ)

ちょっとした設定…？置いときますね

夜弥の能力，「境界開通」によって，妖ならニンゲン界と妖界は自由に移動できる。しかしあまり大人数だと夜弥自身も危険な為，普段依頼へ向かう際は別れて行く。人間が通ることはできず，入った瞬間に5体が捻じ切れるくらいは覚悟しておいた方が良い。鳥居の境界の場合は人間も通れるが繋がるのは不定期。

キャラが違ったりしたら，参考のセリフ投稿したりして貰えれば直しますのでご報告を！

ほかに質問あれば答えられる範囲で答えます〜

では！おつきな！

妖達は鳥居の先に

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うぉ！待ってました！(*´꒳`ﾉﾉﾞ☆ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ好き.......オリキャラが現実の自分ですね(?)

うん、いいねぇ……最&高 ⤴︎︎︎⤴︎︎

月西きなり

プロフィール

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