ザッコー
ザッコー
ザッコー
ザッコー
ザッコー
ザッコー
長年連れ添ってきた彼女と、 ついに結婚することになった。 彼女は嫉妬心が強く、 他の女の子と話をするだけで 不機嫌になる。 でも、 彼女は浮気を全くしない上に、 俺だけを好いていてくれている。 ちょっとした仕草や言動からもわかる。 だから俺は、 彼女と結婚することに決めたんだ。 挙式を終えて、 二人の新婚生活が始まった。 妻は毎朝俺を玄関で見送って、 夜は料理を作って待っている。 ささやかかもしれないが、 俺は本当に幸せだった。 そして数年後、 妻が妊娠した。 医者によると、 女の子だそうだ。 俺は子供が欲しかったから、 大喜びだった。 妻も笑顔で自分のお腹を撫でて喜んでいた。 やがてお腹も出てきて、 会社に行く前も帰ってからも 俺は妻の腹に耳を当てて、 もうすぐ生まれてくる我が子に夢中だった。 ある日、 職場の電話が鳴った。 妻が流産したという報告の電話だった。 俺はすぐに早退して、 妻が担ぎこまれた病院に急いで向かった。 そこで俺は担当医に確認をとった。 流産は嘘ではなかった。 俺は病院で寝ている妻のところへ向かった。 妻は疲れたような、 悲しいような目で窓のそとを眺めていた。
俺
妻
少し間を開けて、 振り絞るような声でこう続けた。
妻
妻
ザッコー
ザッコー
ザッコー
ザッコー
ザッコー
コメント
1件
この話知ってる笑 嫉妬心が強いから女の子を作ってもまた降ろすんだよね だから、最後男の子を作るって言ってる(語彙力)