─この世界には、夜を述べる種族
《吸血鬼》が居る
彼らの中には
孤独を求め、独り彷徨い
名も無き人間の血をただ静かに啜る者
無作為な吸血に嫌悪感を抱き
《供血者》ただ1人の血を
啜る者もいた
人々は彼らに脅え
街は夜を恐れ
光を折るだけの世界へと
傾いて行った…
しかし
闇に抗う者もいた
吸血鬼を狩る団体
《黎明局》
血と誓いが交差する世界で
国家として宿命を託された者たちは
果たしてどちらに進むのだろうか?
〜 黎明局からのお知らせ 〜
《吸血鬼について》
【吸血鬼の生態】
吸血鬼は人間より血の消耗が激しく、 生きるために血を求め、人を襲うこともしばしばである。
しかし、見境なく人々の血を吸う事に 嫌悪感を抱く者も少なくは無い。
彼らは〈供血者〉を作った。
【供血者とは】
吸血鬼側に着く人間の名称。 契約によって吸血鬼と結ばれている。
吸血鬼に"生涯"と"血"を捧げる。 その代わり、吸血鬼側は供血者側の願いを何でもひとつ叶えなければならない。
願いの規模は様々で、 「温かな食事が欲しい」などから 「憎む者を殺して欲しい」などの 血塗られた願いも存在する。
【契約の儀】
血管からではなく、口から 吸血鬼側の血を摂取することで 契約成立となる。
その特性上、無理やり供血者に された事例もあった。
契約されてからは、吸血鬼が供血者の 血を吸う場合、
首筋ではなく胸元──
心臓に最も近い場所から
血を吸うのだ。
これは"命の源を共有する"という
古より伝わる大切な方式だ。
契約が成立した瞬間、その体は その吸血鬼だけの為の物になり、
他の吸血鬼に吸われることも、 差し出すこともできない。
また、吸血鬼側も他の者の血を吸うことは出来ない。吸おう物ならば、強く拒絶反応が出て、最悪死に至ることも。
契約主である吸血鬼の元を離れようとしたり、裏切ろうとする意思が少しでも 芽生えれば、
供血者には〈天罰〉が下り、 近い内に死に至るとされている。
また、それは吸血鬼側も同じである。
【供血者の特性】
・主の血に異様に敏感になる ・主から離れると目眩が起きる ・名前を呼ばれると、心臓が反応する
【吸血鬼の特性】
〈明かされている吸血鬼の弱点〉
・日光を浴びる事 ・十字架を見ること ・血を鍛えて作られた禁断の金属 《血鋼》による攻撃 弱点が多い代わりに、人間より身体能力が高い傾向にある。
主に2つ
1.子を成す事。 吸血鬼にも性別があるが、種の保存のためか、男でも孕むことが可能。 人間との交配も成立するが、混血の出産は難しく、母方が吸血鬼の場合出血多量で命を落とすことも多い。
2.半血 《半血》とは、吸血鬼が人間に血を分け与える(血管に血を入れる)ことによって生まれる種である。半血は吸血鬼の下位種であるが、一定以上の血を得れば完全な吸血鬼となる。人間として暮らせるが、血の匂いに敏感になったり、普通の食事が美味しくなくなったりする。
【吸血鬼の判別方法】
牙、翼、耳などで判別できる。
…だが、近代ではほとんどの吸血鬼は 身体的特徴を隠す術を持っている。
人間の目では、吸血鬼を見破る方法は ただ一つ。
吸血鬼には、生まれながらに足首に 《紋章》を持つ。
紋章は、消すことも薄くすることも不可能である。(ただし生まれながらにして薄い物は薄いままである)
また、紋章の形によって階級が分けられている。血液型と同じように、階級によってどのような種・どのような性格などかなどが多少わかるところがある。
【吸血鬼の階級】
薔薇の紋
花弁が増えるほど高位。世界でも極端に少ない希少血統。
・美しさと気品さを兼ね備える ・優雅で紳士的だが、誰にも見せない闇を抱えている節がある ・古く強大な吸血鬼に多い
月の紋
満月>半月>三日月の順で格が高い。
・神秘的で美術肌、精神世界を重んじる ・情緒豊かで孤独になりがち ・夜との親和性が最も高いとされている ・日光に弱い ・太陽の紋(後に説明)持ちとの相性が悪い ・満月持ちは異様に美しい
太陽の紋
日光への耐性を持つ異端な種
・明るく自由奔放 ・陽気で無鉄砲 ・底知れないタフさを持つ ・黎明局から最も警戒されている ・少量の日光への耐性を併せ持つ
蓮の紋
アジア圏に多い独特の血統
・静かで神秘的、掴みどころがない ・二面性が強く、猫を被るのが上手い ・伝統を重んじる
雪の紋
寒冷地に生まれた吸血鬼の紋
・冷徹で厳格、感情を滅多に表さない ・他の紋より肉体強度が高い ・周囲から恐れられている
【半紅について】
〈半紅〉とは、人間と吸血鬼の間に生まれた子の名称である。混血。
半血と似ているが、半紅は生まれながらにして混血であり、吸血鬼によって血を与えられるのとは別物である。
半紅は吸血鬼程のものでは無いものの、人間よりは優れた身体能力、生命力を持つ。
特性としては以下のものがある
・目が少し赤色寄りになる ・体温が低い ・夜目が効く ・呼吸音が静かになる ・吸血鬼ほどでは無いが、日光に弱い ・純血の半分程度の身体能力
ただし、半紅には吸血鬼のように、紋章がない。
そのため、黎明局からは警戒されている
半紅が子供を作ることは可能。しかし血の遺伝が安定せず、人間か半紅かのどちらかが生まれる。稀に突然変異として、吸血鬼が生まれることも。
【特異体質 紅暴】
半紅は、極限状態や満月を見たりすると吸血鬼の本能が暴走し、純血と同じ能力を手に入れる。ただし、終われば昏倒。
これを制御できる者は少なく、 黎明局では警戒されている。
《黎明局について》
正式名称 国家黎明調律局
政府公認の吸血鬼狩り組織。個人個人による武器の所持が許されている。
【黎明局の階級】
第一階級 暁徒
見習い、夜を知らない者
・許可なく吸血鬼と接触禁止 ・小隊の補助、護衛など下働き中心 ・刺繍の色は白
第二階級 影聴
索敵、調査など専門の階級
・吸血鬼の行動を追跡 ・紋章の種類の解析 ・基本戦闘は行わない ・刺繍の色は灰色
第三階級 鎮血師
対吸血鬼戦の主力
・単独行動が許される ・新人の指導も行っている ・刺繍の色は赤色
第四階級 黎将
局の顔。国家代表クラス
・総隊長クラス ・上位種にも単独で挑める ・戦争級の判断権を持っている ・刺繍の色は金色
【特別階級】
紅淵
吸血鬼の血を自分に入れ、 半血として研究をする。
・リスクが高まるため、死んで行った人も多い ・そのため、血に適応している選ばれた者しかなることが出来ない ・黎明局内でも、狂人として1目置かれている
白誓
政府公認の協力吸血鬼
・黎明局と協力し、研究や情報提供、危険種と合うなどを行う ・敵ではなく、あくまで協力者 ・逃亡すると、即刻処分対象
灰禮
吸血鬼との共存を目指す
・吸血鬼とも共存する道があると 信じている ・半紅出身が多い
黒檻
吸血鬼の収容・捕獲を試みる
・異種などの収容 ・異常個体の処分 ・白誓の監視
夜猟師
黎明局の外で活動する、違法吸血鬼狩り
・政府の許可無く吸血鬼を狩っている ・吸血鬼の体を売買したりする者もいる
以下、筆者からの話。 苦手な人はスキップ推奨 一応注意喚起がございますので、見ていただけると幸いです。
初めまして。栞と申します
長々と説明を聞いていただき、 ありがとうございます
カンヒュの話を期待していた人、 世界観の説明だけで申し訳ございません。
ここから、話の続きの注意喚起をしようと思います。
1.旧国と現国が混ざっています。
2.独自の性格なので、解釈違いが起こる可能性がございます。 特に🇮🇹👑、🇮🇹家などが皆様と大分違ったりします。
3.キャラクター同士の戦闘がございます
4.設定・世界観上BL要素が多くなると思います。過度なBL要素がある場合は、最初に注意喚起をさせていただきます。また、カプが入り乱れております。
5.設定の矛盾、追加がありましたらすみません。
他にも色々と地雷なことがあったら 申し訳ございません。
また、キャラクターのアイコンをどうするか考えていないので
次回の投稿はだいぶ遅れると思われます。
追記 (2025/11/16 00:45:32)
早速設定を追加しました。 申し訳ございません
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