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昼休み、廊下がやけに騒がしかった。
じゃぱくんの周りに、いつものように人だかりができている。 笑って、うなずいて、誰にでも優しい。
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それがじゃぱくんの"当たり前"。
でも。
🍪
私は教室の端で、机に肘をついたまま、視線を落とした。
幼馴染。 それだけの関係。
そう言い聞かせても、 胸の奥がじわっと苦しくなる。
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顔を上げた瞬間、 じゃぱくんと目が合った。
次の瞬間、 囲んでいた女子たちをそのままに、 じゃぱくんは私のほうへ歩いてくる。
後ろから声が飛ぶけど、 じゃぱくんは振り返らない。
🦖
短くそう言って、 私の手首を掴んだ。
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引かれるまま、廊下を進む。 心臓が、うるさい。
曲がり角で立ち止まったじゃぱくんは、 少しだけ低い声で言った。
🦖
🍪
🦖
一瞬、言葉に詰まる。
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🦖
そう言って、 じゃぱくんは私との距離を詰める。
近い。 幼馴染の距離じゃない。
🦖
🍪
🦖
🦖
少しだけ、言い淀んで。
🦖
胸が、ぎゅっと掴まれたみたいになる。
🦖
その一言が、 まるで独占宣言みたいで。
🍪
冗談っぽく聞いたつもりだった。
でもじゃぱくんは、 私の手首を離さず、真っ直ぐ見てくる。
🦖
その声は、優しくて、 でも逃げ場をくれなかった。
答えられなくて黙っていると、 じゃぱくんは小さく息を吐く。
🦖
そう言いながら、 それでも手は離さない。
🦖
一拍置いて。
🦖
その言葉に、 胸の奥が熱くなった。
⸺幼馴染なのに。 ⸺人気者なのに。
私だけに、 こんな顔するの、ずるい。