いつからだろう
陽菜の事が、嫌いになったのは
わかってた
わかってたんだ
アイツの好きな人が自分じゃない事ぐらい
知ってた
気づいてたのに
どうして、諦められないんだろう
アイツの純粋な想いを
気づいてないアイツの事を
...気づいてない陽菜の事を
気がつくと
嫌いになっていた
陽菜
琴音
琴音
琴音
琴音
琴音
琴音
琴音
陽菜
琴音
自分がこんな悪い子だなんて
これまで知らなかった
陽菜が憎くて
羨ましくて
嫉妬していた
光星
光星
琴音
琴音
光星
琴音
アイツにモテようと
必死だった
少しでもいいから
自分の事を見て欲しかった
陽菜じゃなくて
あたしのことを
時には
知恵を絞ったりもした
琴音
琴音
光星
光星
案の定、食いついてきた
琴音
光星
光星
琴音
これで、光星は陽菜の事を諦めるだろう
そう思ってたのに
上手くいかなかった
琴音
琴音
陽菜
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
陽菜
光星
琴音
琴音
琴音
昨日、あたしが光星に陽菜の「嘘の」好きな人を伝えたのに
あれで、陽菜への気持ちが薄くなると思ったのに
なんで、より膨らんでるの?
意味わかんない
そんな時
謎のメール「密告しますか?」が届いた
あたしはこのチャンスを無駄にしなかった
グループ決めだって
あたしと光星が一緒になるよう仕向けて
2人きりになることによって
吊り橋効果で
あたしの事を考えてくれると思った
でも
光星が考えるのは、陽菜ばかり
あたしのことはちっとも考えてくれなかった
........
どうして?
何がダメなの?
陽菜
.......あの声が憎い
嫌い
陽菜が嫌い
でも
その陽菜の弱みを握った時には
言葉で表せないくらいの嬉しさが、そこにあった
コメント
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続き!待ってました! 最初の仲間割れには裏があるとは、吃驚しました…