コメント
4件
好き...惚れたわ...いや、なんかいじめっていいよね(((よくない
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アテンションっ ٩( ᐛ )( ᐖ )۶
桃赤
学パロ
暴力表現(いじめ)あり
ご本人様との関係は一切ございません 2次元作です
苦手な人は回れ右☆
桃
赤
「貴方のミカタ」
最近、気づいてしまった。
桃
名前を呼んで
赤
赤
嬉しそうに振り向く君へ
桃
恋を、してしまっていたことに。
赤
桃
肩を叩かれてイヤホンを外す。
今は丁度昼休み。
うちの高校はスマホOKなので、絶賛スマホ謳歌中だった。
赤
桃
赤
桃
最近ハマってるのは音ゲー。
有名なアプリはもちろんやってるし、ちょっとマイナーなやつも少しだけ。
ネットでちらっと見てやってみたら、それはもう一瞬でハマってしまった。
イヤホンあればだいたい出来るし何より楽しい。
赤
桃
赤
桃
赤
口の前で(指で)ばってんされる。
赤
なるほど、それは確かに一理ある。←(自覚している人)
桃
赤
少し考え込んだ表情をするりうら。
数秒悩んでる。そんなに迷う選択なのたろうか。
赤
桃
そういいつつも、片方をりうらに貸す。
不意に距離が近くなった。
桃
めっちゃ照れる。
赤
赤
桃
りうらの肩が俺の肩に触れる。
日光よ俺を殺さないでくれぇぇぇ。
赤
肩をくっつけてりうらが言う。
あぁあぁ、なんにも聞こえない。
.......心臓の音がうるさくて
桃
赤
りうらがイヤホンを耳につける。
赤
桃
りうらが急に声を上げる。
目を輝かせて画面を指さした。
赤
ちょうど曲選び中だった画面には、有名なラブソングが選ばれていた。
桃
赤
桃
赤
赤
桃
これは...好感度上がってるのでは(?)
赤
桃
桃
恋に落ちてたのに気づいてラブソングめっちゃ聞いてるとか、口が裂けても言えない。
ましてや想いをよせてる相手に。
ただラブソングを聞くだけなのは自分で恥ずいから音ゲーでやってるとかもっと言えない....。
赤
桃
赤
赤
桃
俺はふとスマホの時間を見る。
桃
赤
あ〜あ...もうちょっと一緒に居たかったのに。
りうらとは、ずっと前からの幼なじみ。
赤
桃
赤
桃
赤
桃
床に座って向かい合って、必死に名前を"正しく"言って貰おうと悪戦中。
桃
赤
桃
赤
桃
赤
桃
赤
桃
赤
ピシッとこちらに指を向けて言う。
桃
小さい頃の俺が諦めた結果、呼び名は「ないくん」になった。
今では特別感があって、ないくんでよかったな〜とか思ってる。
桃
赤
絶賛鬼ごっこ中の俺、年中(5歳)。
自分らの母達の声が少し、聞こえてくる。
桃
桃
「いじめ」か.....。
確かに、りうらが他の子に囲まれてたことがあった気がする。
嫌そうだったから腕引っ張って遊んだっけ。
桃
桃
胸を拳で叩いて、胸張って、
思いっきりどやってする。
赤
赤
桃
小学校でもりうらと一緒に居るよね、きっと。
キュッ
下校中後ろから袖を掴まれる俺、小5。
赤
桃
振り向いたらまさかの泣いてる親友。
なぜか俺に助けを求めている。
なんかボロボロだし.....。
桃
赤
桃
言葉が詰まって言えなくなっている親友を前に、思考をめぐらせる。
桃
赤
りうらが肩を跳ねさせて俺の胸に顔を埋める。
どうやら、こいつらが原因らしい。
桃
同じクラスの6人組。
下校中なはずだけど、ランドセルを背負ってない。
変わりに木の棒とか、なぜかノートとか、あと筆箱とかも持ってる。
中心の1人が、りうらを指さして言う。
桃
反射的にホールドしてる俺の腕の中で、りうらの肩は揺れていた。
泣いてる親友勝手に渡せるわけがない。
桃
桃
相手の誰かの舌打ちが聞こえてくる。
グワッ
赤
桃
相手が俺の肩をがしっと掴んでりうらを離す。
そして、そっちに連れていく。
赤
他の奴2人がかりで両腕を掴まれてるりうら。
俺はりうらが離れた自分の胸に目を見張る。
ピンク色だったはずのカーディガンに、赤い模様が付いていた。
いや、模様なんかじゃない。
下から漂ってくる鉄の匂い。
これ、りうらの血だ。
桃
掴まれたりうらの方を見ると、さっきは気づけなかった血が付いていた。
血だけじゃなくて傷がたくさん。
6人組が持ってるいろんなものにも赤いものが所々付いている。
桃
桃
相手が目を逸らした瞬間わかった。
初めての腸が煮えくり返る感覚。
濁って濁って吐きそうな感覚。
感じたことの無い感情に侵食されていく。
桃
桃
ここで無理に出れば俺は6対1でボロボロにされるんだ。神様。
でも、なにかしなきゃ一生後悔する。
俺は神様に味方されたいんじゃない。
りうらの味方になりたい。
桃
桃
赤
ギュッッ
相手のゆるんだ腕からりうらがこちらにとんでくる。
俺は自分の腕の方に来たりうらを後ろに避難させる。
相手の目付きが変わったのが分かったから。
その無邪気で跳ねるような声で、俺への"攻撃"が始まった。
ガチャッ
桃
赤
母さんの短い悲鳴が空いたドアから外に響く。
ついでに俺の疲れた声とりうらの泣き声も。
まぁ、絶対驚くだろうなと思ってドア開けたけど、いざ説明しようとすると難しい。
ボロボロで泣きじゃくってるりうらを背負っているもっとボロボロな俺。
相手が混乱するのも無理がない。
桃
桃
桃
赤
桃
桃
桃
桃
桃
反省してます。
...傷は残りそうなくらいやられましたけど。
桃
赤
このいじめ...どうなるんだろ。
桃
「ないくん」
りうらに似た声が俺の頭に響く。
桃
「ないくん!」
俺を呼んでるみたい。
桃
「なーいーくん!!」
「起きて!!!」
バシィッッッ
桃
うたた寝してたとこを叩き起される俺、中3。
ん、?なんでこんな自己紹介してんの?
赤
顔を上げるとよく見慣れた親友が居た。
桃
桃
赤
桃
赤
じゃあさっきのは全部夢だったんだな。
過去の夢を見るなんて珍しい。
桃
赤
桃
桃
赤
桃
赤
小5のいじめ、懐かしいな。
いやまぁ懐かしむような思い出じゃないんだけど。
「りうら返せ」とか意気込んだくせに自分から殴るとか出来ない弱虫だから、
りうらの代わりになるしかなかった。
いじめの6人組は転校したんだけどね。
あの頃はまだりうらを恋愛対象とは見てなかったな...。
多分キスとか、そういうのの本当の意味を知った時に、りうらとやりたいと思ってしまった気がする。
桃
薄々気づいてた気持ちをわざと気づかないように押し込んでたけど
最近はもう認めてる。
赤
桃
認めて変わったことなんて、特にないんだけどね。
桃
赤
赤
最近りうらがおかしい。
ずっと何かに怯えてる感じだし、俺から逃げてるようにも見える。
俺が好きになった、振り返った時に見える笑顔が消えた。
縮こまってる小動物みたいになっている。
桃
赤
桃
桃
赤
手をふらふらと振りながら俺の口はへの字に曲がる。
なんか、別れる時が1番嬉しそうなんですけど。
別に嫌がらせって感じじゃない。
ほっとしてるような、安堵の表情。
桃
喧嘩とかした事ないし、言い争いさえもしないのに、こんなに避けられてるのは初めてだ。
それもどこか引っかかるような__
桃
大きなため息が、廊下にひとつ浮かんで消えていった。
桃
桃
桃
ごめん先生、まったくわかんない。
次のテスト赤点かな....占い1位だったらいいな。
シーーン....
桃
隣の席の親友を見る。
赤
寝てた。
桃
真面目くんだから授業滅多に寝ないのに。
でも流石に注目を浴びたまま寝続けるのは可哀想だ。
ギュッ
赤
桃
あと指つねってごめんね。
赤
ガタッ
りうらが勢いよく椅子から立つ。
つねったことは怒らないんだ...優しい。
赤
桃
寝てた隣の子が問題の意味が分からずこそっと正解を教えてその優しさに恋に落ちるシチュエーション.....!!!
桃
赤
赤
赤
桃
桃
いや、6時間目の件は本当に悪かったと思う。
だけど俺にはそれ以上に気になる事があった。
ギュッ
「っっ!?!!ビクッ」
「りうら、当てられてるよ((コソッ))」
あの時触れた左手が、傷だらけだった。
紙で切ったようなもんじゃない。
明らかに"意図的"にやったような傷。
もちろん、りうらは自分でそんなことするような人じゃない。
桃
それはきっと「誰か」の影響だ。
傷だらけの手。
珍しい居眠り。
毎日の放課後の用事。
桃
ドガァッ
赤
ドゴッッ
赤
ドスッッッ
赤
校内を走り回って数分後。
夕焼けが陽を落とす中庭に、探してた声が聞こえた。
赤
桃
赤
一瞬焦った表情を見せた怪物たち。
ボロボロのりうらを見れば、大体状況は分かった。
4年前の、"あれ"だ。
桃
ギュッ
地面に転がったりうらの手を取る。
桃
赤
赤
赤
俺の手を握り返して強く言う。
この言葉も、予想はしていた。
桃
赤
桃
そこまで見つかりたく無かったのか、りうらは土で汚れた顔にぼろぼろ涙をこぼす。
俺だって、隠されてたことに泣きたいのに。
桃
桃
桃
赤
なんで分からないの。
りうらの気持ちを汲んだら、りうらは居なくなっちゃうくせに。
俺の心の中の訴えを遮る声。
4年前の跳ねる声と同じ。
俺への"攻撃"は、中庭に入った時から確定演出だ。
桃
桃
桃
声が震えて裏返る。
ゲームとかだったら、もっとカッコイイんだろうな。
だけど俺は決めてたんだ。
りうらの味方になるって。
赤
赤
桃
冷たいものが頬に落ちてくる。
目を開けると、上にボロ泣きの見慣れた顔があった。
赤
りうらの後ろがオレンジ色に染まっている。
ガチの馬乗り状態だ。
殴る&蹴るをされた人に馬乗りになるなんて、相当焦ってたんだろうな。
桃
桃
4年前と同じ。
ただ、りうらの代わりになっただけだ。
「守る」と「代わる」は違う。
赤
今にも声を上げて泣きそうな顔をしてる想い人。
こういう時って、なにしたらいいんだろ。
...いっそのこと、告るか。
なぜか今しかない気がする。
告って、振られて、やめにしよう。
この恋は、きっとそのくらい淡いんだ。
赤
赤
ギュウッ
赤
勢いよく起き上がってりうらを抱きしめる。
丁度、俺の膝の上にりうらが乗ってる感じだ。
桃
赤
桃
桃
赤
桃
桃
桃
桃
桃
桃
赤
俺のことは助けてくれなくたっていい。
でも、頼ってくれないのは嫌だ。
わがままだけど、ずっと変わらない気持ちだった。
桃
桃
顔が見えなくても、声が聞こえなくても分かる。
赤
桃
ずっと隠してた想い。
押し込もうと思ってたけど
伝えたら、どうなるんだろう。
顔も見えてないし、どっちもボロボロなんだけど
今じゃなきゃだめ。
貴方にちゃんと、伝わりますか?
桃
桃
sora
sora
sora
sora
sora
sora
sora
sora
sora
sora
sora
sora
(っ'ヮ'c)<バァァァァァァイィィィィィィバァァァァァァイ
514タップお疲れ様でした!ᐠ( ᐛ )ᐟ