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ーーー翌日ーーー
ーー学校ーー
先生
生徒A
瞬
生徒A
瞬
先生
瞬
瞬は病院へ向かい始める。
ーーー病室ーーー
コンコン
零
瞬
零
瞬
零
瞬
零
瞬
瞬
零
しばらく沈黙が続いた。
俺は昨日、メロンパンを買ったことを思い出した。
零
瞬
瞬と俺はメロンパンを食べながら話した。
零
そこからあの日起こった事を俺は瞬に話した。
ーーー10年前ーーー
ーーー9月27日日曜日ーーー
俺はワクワクが止まらなかった。
零(幼少期)
父
母
零(幼少期)
母
零(幼少期)
父さんは医者、母さんは看護師と忙しい。休日も仕事をしている日が多い。
俺は2人の仕事が終わる夕方まで待っていた。16時にケーキを買いにいく約束をしている。
3人で車に乗って行った。
ーーー車内ーーー
父
母
零(幼少期)
父
母
零(幼少期)
父
母
零(幼少期)
母
父
ーーーショッピングモールーーー
父
それから、ケーキを買いに行った。
母
店員
母
店員
母
零(幼少期)
俺は小さい頃は人見知りで恥ずかしがり屋だった。
父
零(幼少期)
母
俺は恥ずかしい気持ちを押し切って、大声で言った。
零(幼少期)
店員
零(幼少期)
店員
母
それから少しの間、外のベンチで過ごした。
父
零(幼少期)
この頃、よく幼稚園でサッカーをしていた。それを知っていた両親がプレゼントをくれた。
母
箱を開けると、サッカーボールが入っていた。
零(幼少期)
その後近くの公園で、僕は3人でサッカーをした。
零(幼少期)
しばらくの間遊んだ。
父
そう父が言うと母が微笑んだ。
母
零(幼少期)
母は泣きそうになっていた。ケーキを取りに行く時間になった。
父
零(幼少期)
3人でもう、一度ショッピングモールに戻った。
ーーーショッピングモールーーー
母
店員
店員さんがケーキを見せてくれた。
零(幼少期)
母
父
母
零(幼少期)
僕たちが帰ろとしたとき悲鳴が聞こえた。
客
驚く暇は無かった。目の前の階段が火の海だ。
人々は一斉に走り出した。叫び出すこども。混乱する親。目指すところ同じ。非常口だ。
僕たちも非常口に向かったが、沢山の人で溢れていた。
客
客
客
とても、通れる状況じゃない。すると父が言った。
父
僕はパパに抱いてもらって、非常口に急いだ。
父
非常階段の目の前まで火が迫っていた。
母が遠くにいる1人の女の子を見つけた。
母
煙や火で顔はよく見えなかったけど、小学生ぐらいの女の子だ。
母はその子の元に行った。
母
女の子
女の子は恐怖で体が震えていた。母は何も言わずにその子を抱いた。
父
その時、母の横の木材が倒れて来た。
ズドンッ…
すぐに父が助けてに向かった。
父
母
父
母
その言葉を聞いた父は、涙を堪えて女の子を助けて、非常口に向かった。
女の子は頭に酷い傷を負っていて、火傷もしていた。
僕たち3人は長い長い階段を降りていった。非常口も近づいていた。
消防士
助けに来てくれた。僕は安心した。もう、意識も朦朧している。
煙を吸い過ぎたみたいだ。僕は倒れた。
父
僕たちは救急車で運ばれた。
ーーー病院ーーー
僕が目覚めたのは、1週間後だった。10月4日。
零(幼少期)
見知らぬ天井。体を動かすと痛みが走った。
零(幼少期)
すると、扉が開いた。ガラガラ…
看護師
零(幼少期)
看護師
そうだ、僕、火事に…。僕は思い出した。
零(幼少期)
看護師
暗い顔をした看護師さんが、少し間を空けて言った。
看護師
零(幼少期)
看護師
零(幼少期)
父さんはあの後、母さんを助けに行ったらしい。
その後、助けに行ったがもう、その時には息をしていなかった。
父さんは母さんを庇うように倒れていたと言う。
看護師
と言うと、ネックレス、腕時計、サッカーボールを僕に渡した。
看護師
僕は何も言うことができなかった。ただ、黙ることしか出来ずにいた。
零(幼少期)
その間、ずっとそばに居てくれた。
看護師
何か言う訳でもなく、ただ何も言わずに手を握ってそばに居てくれた。
作者
瞬
零
瞬
謎の少女
凛
零
瞬
謎の少女
凛
零
作者
瞬
作者
謎の少女
作者
作者
凛
謎の少女
零
瞬
作者