テヒョン
ナラ
あー、気色悪い。 どうしよう、ねーちゃんに何かあったら...
~準備室~
テヒョン
ナラ
あぁ...昔だったら余裕で殴ってたけど。
テヒョン
ナラ
急に怯えだすナラ。 俺の雰囲気がそんな怖いか...?笑
元々お前にキスしたのって、ねーちゃん傷つけないために...じゃん? 約束と違うんだけど、
テヒョン
テヒョン
ナラ
テヒョン
ナラ
テヒョン
って笑えば、ナラは背中をビクビク震わす。
ナラ
お前鏡見ろよ、笑なにもかもブスなお前が。
テヒョン
ナラ
テヒョン
ナラ
あー...ゆんぎか~...ユンギの妹、ユンギに似てクズだなぁ... 大っ嫌いだよ、ゆんぎのこと。お前も。
テヒョン
ナラ
テヒョン
ナラ
兄がユンギなのに気付くのおっそ...。 震えが余計激しくなるナラ。 あー、ナラ俺のことやっぱ知ってることは知ってるんだ。 ねーちゃん傷つけたのはお前。 一生許さねぇし。
テヒョン
そう言ってこの部屋を出る。 早くねーちゃんを助けに行かないと。 てかねーちゃんを閉じ込めて何をした...? あー...ねーちゃんは怖がらせないようにしなきゃ。
あー、ナラどうしよ、ほんとにぶっ殺そっか。 どうせ俺とねーちゃんを離れさせたのもあいつだろ? それに...ねーちゃんがあの日熱出した日、制服が濡れてた。 ナラだろ?どうせ。 ねーちゃんを傷つけることが俺を1番怒らせることだって... 気付くのおっせぇなぁ...
でも俺も気づくの遅かった。 ナラの言うことなんて聞いたって、どうせ他の方法でねーちゃんを 傷つけるって、なんで気づかなかったんだよ...
校舎...着いたはいいけど開かねぇ... この扉蹴破るしかないか...。 小さくねーちゃんの嫌がる声が聞こえる。 まさか男いる感じ?死ねよ あー殺せるもんならぶっ殺してやりたい。 思いっきり足に力を入れて、扉を蹴る。
扉はすごい音を立てて倒れる。 久しぶりにこんな硬いもの蹴ったな。 校舎の中には、ねーちゃんと男3人。
あなた
ねーちゃん、そんな泣いて、服もはだけてて、これをやったのはこいつらか... ねーちゃんの首らへんの数個のキスマ。 つけられた、ってこと...だよね?
あー...スイッチが入る。 余裕もない、理性なんてとっくに壊れてる。 本気で殺意しか沸かない。 ねーちゃんに触れんな、キスマなんてもっとイラつく。
テヒョン
ねーちゃんは少しビクッてする。 けど、ねーちゃんは俺が来たから...? 少しホッとした顔をしてる。 今すぐにでも抱きしめたい。 けど、まずこいつら片付けなきゃ。
男
知り合いだっけ...?あー...ユンギのとこのか?
男2
こいつ新入り?俺のこと知らないとか。
男3
男2
まぁそんな弱々しい殴り、避けるけど。 俺がやり返さないとでも? 俺がそいつの腹を殴れば、すぐ倒れるそいつ。
男2
弱ぇなぁ...
男3
かなり前はあんな仲良かったのにな? 変わったのは、あの時から、だろ?
男
ユンギの輩だから俺をまだ...恨んでんの? ねーちゃん、そんなやつらに涙なんて見せちゃだめだから。 ねーちゃん、キスしたい、抱きしめたい、甘い声聞きたい、 ねーちゃんと一緒に寝ないと夜も眠れない。 ねーちゃん、そんな可愛い瞳で見つめないで。
あなた
かよわい声で俺の名前を呼ぶねーちゃんを愛おしくて。 ねーちゃんを今まで傷つけたやつ、ねーちゃんは知らないだろうけど、 全員もちろん...殺してはないけど、人生ぶっ壊してやったよ。
男
あん時...悪いのはお前らだろ...
男3
...ねーちゃん傷つけといて何言ってんの?
テヒョン
男
男3
あなた
ねーちゃんに頼むとかこいつら神経どうなってんの?
男3
ねーちゃんはよく状況を掴めてない。 そりゃ急に殺されそうだからとか言われて理解できないよなぁ。 ねーちゃんは...お人よしだからなぁ...だめとか言いそうだなぁ...
あなた
そんなのずるい...ねーちゃん使うなんて。
テヒョン
ねーちゃん、そんな潤んだ目で見んなよ...。
あなた
お人好しにもほどがあるってねーちゃん...。 こいつらに襲われかけたってのに、それなのに... はぁ...。
テヒョン
男3
ねーちゃんの言うことだから。 ほんとは殺したいけどさ...
男
ねーちゃんはなんでこの人たち急に大人しいの?って顔してる。 てかまだいる気なの?こいつら。
テヒョン
男3
また...ねーちゃんになんかしたら次は殺すけど...な? ただ殴っただけで気を失ったやつを引きずって、3人は去って行った。
俺が座り込んでるねーちゃんの横に座ると、
あなた
って抱き着いてくるねーちゃん。 久しぶりのねーちゃんの温もりが愛おしい。
ごめん、俺がナラの言うことなんて聞かず、自分だけでねーちゃんをナラから守ればよかったのに。 ねーちゃんがなんで避けてきたのかは分からない。 けど、こんな涙を流して俺に抱き着くねーちゃんは、 俺のことを嫌いになったとは思えない。
テヒョン
今すぐにでも、ねーちゃんを壊したくなる。 可愛すぎるんだよ、ねーちゃん。 ねーちゃん、その泣き顔、可愛い声、愛おしいほどかわいい仕草、 らいおんくんって呼ぶところ、色んな表情、 全て全て。愛してる。
あなた
ねーちゃんはふるふる震えてる。 あいつらのせいで、ねーちゃんは泣いてる。 そう思うだけで殺意しか沸いてこない。 ねーちゃんは、俺の足と足の間に膝立ちして、俺の胸で涙を流す。
ねーちゃんの頭を撫でて、キスをしたいところだけど、 ねーちゃんが嫌がるかもしれない。 こんなにも、ねーちゃんに触れられないことが苦しい。 ねーちゃん、なんでそんな可愛いんだよ...
そしたらねーちゃんは俺の胸から顔を離して、
あなた
って涙流しながら言うから、俺はどうしても触れたい気持ちを抑えて、 静かにねーちゃんの瞳を見つめる。
あなた
って俺を見つめるねーちゃん。 なんでそんなに、俺を煽るんだよ。 ねーちゃんだけが俺を狂わせる、おかしくさせる、止められなくなる。 そんな瞳で俺を見つめないで。
あなた
テヒョン
あなた
なんて少し、傷ついた顔で言うから気が狂う。
テヒョン
そしたらねーちゃんは、目をよりうるうるさせて、俺のことを 切ない目で見つめてくるから、このまま押し倒して めちゃくちゃにしてやりたいって。
あぁ、もうなんでもいい。どうだっていいや。 ねーちゃんがそばにいればなんだっていい。 ねーちゃんと俺だけが息する世界があれば、なにもいらない。
コメント
6件
あ、大嫌いと言った場面ですw
うぁぁぁぁぁ!ラナの兄ちゃんが私の推しだとぉぉぉぉ!それは、テヒョン君でも許さんぞぉぉぉぉぉ!!!!!!!www
うちの推しがナラの兄かぁあああ(((