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咲夜
咲夜
咲夜
咲夜
咲夜
アオキ
マスダ
何度も聞いた。
その度に僕は思う。
別に可哀想じゃありませんけど?
高校生が、アパート暮らし。
両親はいない。
ただ、
それだけ
別に可哀想なことなんてない。
叔父さん達が良くしてくれた。
それで十分だろう?
愛してもらえたのだから。
叔父さん達が亡くなったのは、
たしかに少し寂しいけれど。
おばあさんがいない家庭だってあるだろう。
別に特別扱いなんてされる道理はないんだ。
そんなこと言っても誰も聞いてやくれない。
前、こんなことを言ったヤツがいる。
サハラ
知ったこっちゃない。
勝手に親切してるだけだろ?
僕は親切だと思っていないのだから。
こんな僕にだって友達はいる。
そいつとも仲良くやれてるし。
それで十分だ。
カミヤ
カミヤ
おどけた調子でそんなことを言う。
マスダ
マスダ
カミヤ
カミヤ
マスダ
カミヤ
カミヤ
失礼なやつだ。
カミヤ
さっきとは打って変わって真剣だ。
まあ、目以外は笑っているけれど。
反対にいえば、目は笑っていないのだ。
マスダ
カミヤ
カミヤ
マスダ
またおどけた調子に戻っている。
カミヤは、頼れるやつだ。
おどけてるだけの馬鹿に見えるが、
細かい気配りができる。
カミヤ
マスダ
アパートに、帰るか。
いわく付きの。
寄り道は、滅多にしない。
サハラ
サハラ
マスダ
サハラ
彼女は、まだ喋り足りなさそうだったが
面倒臭いので、その場をあとにしようとした
その時だった。
トラックがすごい勢いで迫ってくる。
マスダ
サハラ
そういった時には、走り出していた。
キキイー
ドンッ
こんなに音出るんだ。
なんて、悠長なことを考えていた。
車に引かれたくせにな。
サハラ
マスダ
声は、出る。
ただ、意識が朦朧としていた。
走馬灯、は見えない。
走馬灯が存在しないのか。
まだ死なないということなのか。
走馬灯がないんだろうな。
だって、この血の量じゃ、な。
サハラ
サハラ
サハラ
サハラ
サハラ
サハラ
サハラ
カミヤ
カミヤ
カミヤ
カミヤ
カミヤ
サハラ
その声は、今にも泣き崩れそうだった。
カミヤ
サハラ
サハラ
サハラ
サハラ
サハラ
サハラ
サハラ
サハラ
サハラ
サハラ
そう言って泣き崩れてしまった。
カミヤ
カミヤ
サハラ
カミヤ
カミヤ
マスダ
サハラ
マスダ
カミヤ
カミヤ
マスダ
カミヤ
カミヤ
マスダ
マスダ
マスダ
カミヤ
マスダ
マスダ
サハラ
サハラ
マスダ
カミヤ
カミヤ
カミヤ
カミヤ
マスダ
カミヤ
マスダ
結局
出血は、酷かったが、そんなに大したことないそうだ。
そのあと少し、入院して、
退院出来た。
しかし、サハラが無事で良かった。
あの場にいて助けられなかったら、
一生後悔するだろうからな。
あれ、もしかして俺サハラのこと…
好き、なのか…?
あのアパートの人たちも心配してるのかな。
いつも寂しくないと言ってたけど、
本当は寂しかっただけだな。
でも、もう
なんか、暖かいものに気づけたから、
別に寂しくないよ
コメント
4件
本格的かぁ。頑張って書いたかいあったな。
え、続きないよ?