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私のキライな学校

第34話 - episode12.私の知らない争い(1)

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2025年09月03日

#一次創作

#高校生

#恋愛

#不良

リリ📕💫

円華

あの人は

円華

…ずっと…

円華

あなたを探して

円華

同じ高校にも通って

円華

…ずっとずっと…

円華

あなたの帰りを
待ってるんですよ…

円華

如月まどかさん…

まどか

！

まどか

…私のこと…

まどか

類から聞いてたの…？

円華

はい

円華

…私は

円華

如月くんの協力者なので

まどか

……

まどか

…類は

まどか

良い友達を
もったみたいね…

円華

（友達…）

円華

（…そんな純粋な
関係じゃないけど…）

円華

……

円華

…だから

円華

ここには私が残ります

円華

…あなたは早く

円華

如月くんのところに
帰ってください

円華

…お願いします…

まどか

……

まどか

…あなたは…

まどか

ここに残ることが
怖くないの…？

円華

…はい

円華

…暴力を受けるのは
慣れてますから

まどか

！

まどか

……

水瀬

いやー

水瀬

君が自分からそう言って
くれて嬉しいな

水瀬

組長も喜ぶよ

水瀬

深夜には帰ってくる
予定だから

水瀬

さっそく会って
もらおうかな

円華

……

まどか

……

まどか

…！

（円華が震えていることに気づく）

まどか

（…この子…）

まどか

（やっぱり強がってる…）

まどか

（…そうだよね…）

まどか

（…怖くないはず
ないもんね…）

まどか

（…私も）

まどか

（最初はそうだった…）

まどか

（…でも…）

まどか

……

まどか

…もう１回だけ

まどか

確認させて？

円華

……

まどか

…本当に

まどか

私の代わりに

まどか

ここに残ってくれるの？

円華

……

円華

…はい

円華

もう決めたことです

円華

あなたが後ろめたくなる
必要はありません

まどか

……

まどか

…わかった

まどか

（…この子の意思は
固そう…）

まどか

（だったら私は）

まどか

（“今は”）

まどか

（この子に言われた通りの
ことをしなくちゃ…）

まどか

…大丈夫

ポン… (まどかが円華の肩に手を置く)

スッ… (円華の耳元に顔を近づける)

まどか

私はここに来てから

まどか

１回も暴力は振るわれ
なかった…

まどか

…だから

まどか

痛いことはされないと
思う…

円華

！

円華

（…そう…なんだ…）

円華

（…でも）

円華

（私の場合もそうか
どうかは…）

まどか

……

まどか

…絶対((ﾎﾞｿｯ

まどか

助けに来るから…((ﾎﾞｿｯ

円華

え…

バァンッ！

若！大変です！

ガキが２人乗り込んできました！

そのうちの１人にかなりの数がやられてて…！

水瀬

！

円華

！

まどか

（…ほら…）

まどか

（…来ると思った…）

まどか

（よっぽど大切に
してる子じゃないと）

まどか

（自分のこと話したり
しないもんね…）

まどか

（類は…）

円華

２人…って…

円華

まさか…っ

円華

（凌まで…！？）

バキッ！

ドガッ！

ダンッ！

飛鳥

！

飛鳥

（…え…）

飛鳥

（なんで如月くんと
日外くんがいるの…！？）

ガシャアアアンッ (グラスが割れる)

飛鳥

((ﾋﾞｸｯ

飛鳥

（…と、とにかく）

飛鳥

（見つからないように
しなきゃ…）

飛鳥

（どこかに隠れて）

飛鳥

（隙を見てここから
出れれば…！）

組員A

なんなんだコイツ…！

組員A

無茶苦茶な動き
しやがる！

組員B

奥には絶対入れるな！

組員B

ここで抑えろ！

類

（…ってことは）

類

（奥にいるんだな…）

類

凌！

凌

っ…

ダッ！ (凌が奥へ向かって駆け出す)

組員A

行かせるか！

組員B

ぶっ飛ばせ！

類

させねぇよ

ドスッ！（類が組員2人を蹴る）

凌

！

凌

（ただの居酒屋に）

凌

（こんな地下通路が
あるのかよ…）

凌

（…円華…っ）

あれ

君の方が駆けつけてくるんだね

水瀬

ダメじゃないか

水瀬

未成年がこんなお店に

水瀬

保護者の付き添いなしで
来るなんて

凌

！

凌

…水瀬…先生…

凌

……

凌

…円華は

凌

どこですか

水瀬

う〜ん

水瀬

困ったなぁ

水瀬

流石のボクも

水瀬

自分の担当クラスの
生徒に

水瀬

手はあげたくないん
だよねぇ…

凌

……

水瀬

……

水瀬

…あぁ、そうだ

水瀬

こうしようか

タ…ッ (水瀬が部屋に戻る)

グイッ（誰かの腕を引いて出てくる）

円華

っ…

凌

！

凌

円華…っ！

スッ (円華の首元にナイフを近づける)

水瀬

今すぐもう１人を連れて
引き返してくれれば

水瀬

新内円華に傷は
つかなくて済むよ

水瀬

さぁ、どうする？

水瀬

それでもボクに
近づくかな？

凌

ﾁｯ…！

凌

（…まさか）

凌

（水瀬先生がこんな
奴だったなんて）

凌

（全然想像も
つかなかった…）

凌

（…今でも）

凌

（本当に現実なのか
疑いたくなる…）

円華

（…凌…）

円華

……

円華

…ダメ…

円華

来なくていい…

円華

助けなくていいよ…

凌

！？

凌

な…

凌

何言って…

水瀬

ほら

水瀬

彼女もそういってる
みたいだし

水瀬

ここは引くことを
おすすめするよ？

凌

っ…！

バリンッ！ (ワイングラスが割れる)

類

ﾁｯ…

類

（物が邪魔で
動きずらいな…）

組員C

このクソガキがぁ！

ブンッ (ナイフを振りかざしてくる)

類

！

タンッ (後ろに跳んで避ける)

類

（ナイフ持ちとか）

類

（…めんどくさ…）

類

（バッド持ってる奴も
いるし…）

類

（…まぁ､素直に
素手だけでくるとは
思ってなかったけど…）

類

……

類

（…どうするか…）

類

（凌だけで水瀬と
対峙させても）

類

（あいつは殴り合い
とかできないし…）

組員D

今だお前ら！

組員D

畳み掛けろ！

おぉ！ (動ける組員たち)

ダッ！ (武器を持って類に襲いかかる)

類

！

ドガッ

バキッ

ドスッ

ダァンッ！

派手にやってんじゃねぇか

颯

お前１人でここまで
できるとはな

颯

正直驚いた

類

！

類

…なんで…

類

お前が…

颯

悪いけど

颯

後をつけさせて
もらった

颯

情報を渡しちまった
わけだしな

颯

どうせなら

颯

紅露を叩くいい機会だと
思ったんだよ

類

……

組員C

なっ…

組員C

あいつは…！

組員D

翠幃の幹部だ！

組員D

《翠幃》組が乗り込んで
来たぞ！

颯

…おい

颯

やれ

スッ (颯が手で合図を出す)

おぉーっ！！ (翠幃の組員が前に出る)

颯

ここは任せてくれても
いいぜ

颯

早く水瀬んとこ
行きたいんだろ

類

……

類

…なんで…

類

俺を助ける

類

そんなことして

類

お前になんの
メリットが…

颯

メリットはねぇけど…

颯

…そうだなぁ…

颯

…強いて言うなら

颯

お前が盗られたもの____

颯

何かは知らねぇけど

颯

大事なもんなんだろ？

類

……

颯

守りたいものが
ある奴の目は

颯

そこら辺のゴミより
よっぽどいい目をしてる

颯

…お前のその目が

颯

“それ”を物語ってる

類

！

颯

…行けよ

颯

同じ高校に通う生徒の
吉見として

颯

ここは引き受けてやる

類

は…？

類

…同じ高校って…

類

……

類

（…いや…）

類

（今はそんなの
どうでもいいな…）

類

（…こいつのこと）

類

（どこまで信用して
いいのかはわかんねぇ
けど…）

類

（…なんとなく）

類

（嘘はつかれてない
気がする…）

類

…じゃあ

類

ここは頼んだ

颯

あぁ

ダッ…！ (類が奥へ向かう)

颯

さぁて…

ポキッ (颯が指を鳴らす)

若にいい手土産ができっかな…

店の外

飛鳥

……

ぐっ… (飛鳥が両手を合わせて握る)

飛鳥

（お願い…）

飛鳥

（円華を…）

飛鳥

（絶対助けて…）

飛鳥

（…颯くん…）

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お疲れ様でした！当日にコメント返信できなくてすみません🙇‍♀️ コメントありがとうございます！

なんだかんだ皆いい人なんだな〜

まさかの颯さん協力してくれるという激アツ展開きちゃー！！リリさんお疲れ様！なんですかこの激アツ展開は！？こんなん私が黙っていられるわけなかろう！www まどかさんが類くんのことをわかっているからこそ言えた言葉もあり凌くん、類くんは本気になっていることもありで色々とすごいなと感じるばかり。水瀬先生に勝て！みんな助かれ！今はただそれだけを思っています今回も最高だった！続きも楽しみにしてるねー！！

リリ📕💫

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