ー星空美術館ー
輝
…でっか!!?
輝
(小さい頃より更にでかくなってる……)
藤森警部
びっくりだよな。
藤森警部
俺も初めて来た時はびっくりしたよ。
輝
誰だってびっくりしそう…、
と藤森警部と輝が 話していると__
???
あ、到着されましたか!!
と、黒いスーツを身にまとった 黒髪の男性がこちらに走ってきた。
輝
藤森警部 こちらは?
藤森警部
あー、紹介していなかったな。
藤森警部
こちらは星空美術館 館長「中山裕二」さんだ。
輝
館長さんですか!
館長
はい!
館長
館長
すみません、もしかして貴方が少女探偵さんですか?
輝
はい。少女探偵の夜雲輝と申します。
館長
やはりそうでしたか!!
館長
館長
お二人とも、この度はリングの警護宜しくお願い致します!
藤森警部
では早速、ブライトリングの展示室へ案内宜しくお願い致します。
館長
はい!
輝
…。
ー絵画の展示室ー
藤森警部
藤森警部
…ここは絵画の展示室ですか?
館長
はい!リングの展示室の前に絵画の展示室を置いているんです!
館長
世界中から集めた有名な絵画が飾ってあって___
と館長が藤森警部に話をベラベラと する中、輝は1枚の絵をじっと 見つめていた。
その絵は 色とりどりの蝶々が 夜の空に舞っている絵だった。
輝
輝
…。
藤森警部
輝…?どうした?
輝
輝
あ、すみません。
輝
…実はこの美術館 昔私が父と来た思い出の美術館なんですよね…!
藤森警部
なるほどな。
館長
おや、昔からのお客様でしたか…!
輝
…昔来た時と変わらない絵画が懐かしくて…!
ー13年前ー
小さい頃の輝
小さい頃の輝
おとーさん!みてみて!蝶々さん!!
輝の父
お!ホントだな、輝!
小さい頃の輝
小さい頃の輝
綺麗〜!
輝の父
輝 今日美術館に来てみて楽しかったか?
小さい頃の輝
うんっ!!!
小さい頃の輝
とーっても楽しかったよぉ!!
輝の父
…そうかそうか!!
輝の父
輝の父
じゃあ、また来ような!
藤森警部
藤森警部
おーい!輝 リングの展示室に向かうぞ!
輝
あっ…!
輝
は、はい!
置いていかれそうになった輝は 急いでリングの展示室へ 向かった。
ーリングの展示室ー
館長
到着です。
館長
ここがリングの展示室です。
藤森警部
ほう。これがリングですね?
と藤森警部達は ショーケースに入った ブライトリングを見た
輝
これが、夜の王の証と呼ばれる ブライトリングですか。
館長
はい。
藤森警部
あの、警備はあちらの警備員のみですか?
館長
いえ、今回はカインド対策でこちらの檻を用意しました。
と館長がショーケースの上を指すと
そこには小さな檻があった
輝
なるほど、あれでカインドを閉じ込めるということですね。
館長
ご察しの通り!!
館長
カインドがショーケースに近づいた瞬間、重量センサーが発動して上から檻が落ちてくるのです!!
藤森警部
ですが、檻だけでは彼を捕まえるのは難しいかと思いますが…
館長
館長
いいえ。それだけではありません。
と館長が言うと ポケットから何かのスイッチを 取りだした
館長
このスイッチを押すと、檻に電流が流れる仕組みです。
館長
これで檻に触れないだろう!!
輝
…ふーん…。
藤森警部
なるほど。それなら大丈夫そうですね!
警備員?
なーるほどな。
警備員?
警備員?
電流が流れる檻か…。
警備員?
んじゃ、あれを使うとするか。
警備員?
警備員?
…ってかアイツは…
警備員
君!!ほかの警備を頼む!!
警備員?
警備員?
は、はい!!