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空白の、解答用紙

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空白の、解答用紙

1 - 空白の、解答用紙

♥

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2025年03月02日

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注意事項⚠️ アテンションプリーズ!!

・二次創作だよ!! ・呪鬼2です(御本人様とは関係御座いません)

・口調・・・多分違う ・学パロです(多分)

・語彙力皆無で有る(許して★) ・無断転載を禁じます(無断転載アカンで〜)

其れでも見るって事は・・・

貴方・・・ 『覚悟して来てる人』 ・・・ですよね? (ジョジョネタ)

望side

……

俺は今、とてもらしくない行動をしている。外の様子を見て呆けているのだ

原因は、分かってる。明日が卒業式で、俺達の担任で有る猿山との、お別れだ

(…卒業…かぁ)

そんな事を考えていたら、俺の友達で有るトントン達が来た

豚平

なんや、なんか考えてるんか?

お、トントン

いや…明日、卒業式やん?

豚平

おう。そうやな

そしたらさ、猿山にも会えんくなるんかな?

流石に其れは無いやろ

豚平

鬱…

…なんでそう言えるん?

いや、だってこないだ、卒業生らしき人達が先生に会いに来てたで?

……マジで?

孝行

此の前、相棒と見に行ったからな!!其の様子!!

呂戊太

会いに来て良かった筈やで。俺のお兄ちゃんも時間が有ったら時々、此処に足を向けてるみたいやし

…そうなんや…

そういや、思い返せば色々有ったなぁ

豚平

せやなぁ

呂戊太

ゾムが猿山先生に悪戯して追い掛けられてたり

ロボロのお兄ちゃんがお迎えに来たり

孝行

鬱の女たらしが先生にバレて怒られてたり

うんうん…ん?相棒?

豚平

…ホンマに色々有ったんやなぁ…

猿山も凄いよな。色々と

呂戊太

確かに

孝行

俺の家の話、聞いてくれたし

俺だって、去年まで問題児扱いされてたしなぁ

豚平

俺の所の話も聞いてくれたしな

マジで!?凄いやん…

呂戊太

やっぱ、憧れるなぁ…

そうこうしていると、教室の扉が開いた

振り返ると、猿が居た

猿山

お前等、まだ学校に残ってたのか

猿やん

猿山

おいゾム

猿山

…もう時間だから帰りなさい。明日も学校が有るんだから

呂戊太

えぇ…!!

俺等、明日が最後やねんで!?もう少し此処に居りたい!!

孝行

大先生に同感!!

俺も、居りたいな

豚平

俺も居たい

猿山

……

猿山は、少し考えた後、口を動かした

猿山

…特別だぞ

シャッッ!!

めっちゃ嬉しがるやん

呂戊太

そう言ってて、大先生も顔がにやけとんで?

孝行

いやいや、ロボロもにやけてますやん

豚平

コネシマ、お前もにやけてるで

猿山

いやいや、お前等全員にやけてるからな

…にやけてない猿に言われるとなんか腹立つ

猿山

おい

猿山

…数十分後、また来るから、其の時はちゃんと帰れよぉ?

『はぁーい!!!!』

さて、何話す?

豚平

ゾムが猿山先生にやった悪戯の数々

なんでそっちやねん

…猿の事とか?

孝行

良いんちゃう?

呂戊太

あー…自慢大会?

豚平

なんでそっちの方に行った

猿と居って楽しかった事とかを振り返ろうぜ!!

孝行

えぇな!!そうするか!!

じゃあ、トップバッターは鬱な

はい!?

…分かった。話す

俺はなぁ…学年で社会見学した時有ったやろ?しかも、なんか知らんけど…すげぇ空気重かった時

呂戊太

有ったなぁ

そん時に猿が急に『鬼ごっこする奴!!此の指止まれぇ!!』って言ったやん。一度目は急過ぎたから反応遅れたけど、二回目ん時に大体のクラスメイトが猿に向かって走った時の事

なんか、有ったんやろうなぁ。先生方の方で

でも、其れを猿山は簡単に覆した。本当に凄いわ

しかも、鬼ごっこする時もさ、普通なら先生は参加せぇへんやん

豚平

まぁ、今までの先生がそうやからな

猿、参加したもんなぁ

呂戊太

してたなぁ

ホンマに、猿山先生は人を笑顔に出来る。そんな力ってもんが有ると思うねん

…俺の話は終わりやな

呂戊太

じゃあ、次は俺な

孝行

行けぇ!!ロボロォ!!

呂戊太

俺はポケモンちゃうねん

呂戊太

俺は、先生に助けられた事やな

豚平

…何が有ったん?

呂戊太

あー、学校に包丁を持った不審者が入って来た時有ったやん?あん時にな

孝行

あー、有ったな

あれは死ぬかと思った

呂戊太

そん時な、実は不審者と対峙しててん。と言っても、相手と鉢合わせしたんやけど…不審者、俺を見るなり走って来て、死ぬかと思ってん。割とガチで

呂戊太

そん時に、猿山の声が後ろから聞こえて来て、振り向こうとしたら後ろに引き摺られてん。猿山が学校に有る長い棒のさすたまを不審者に向かせながらめっちゃ怒っててん。そん時、怖かったわ

えっ、先生怒るん?

孝行

怒るで

豚平

怒るな

呂戊太

ガチの時はめっちゃ怖い

へぇー…そうやったんや

初めて知ったわ

じゃあ、ゾムに怒ってた時の猿山は…

豚平

手加減してた…って事やな

マジかぁ…

呂戊太

続き、話してえぇか?

孝行

えぇで

呂戊太

分かった。話すわ

呂戊太

其の後か、不審者が警察に捕まって、皆がゆっくりしてた時かな?猿山に「大丈夫か?」って聞かれてん。俺は大丈夫やったんやけど、猿山が「無事で良かった」って言ってくれて、なんか嬉しかってん

呂戊太

其れから、猿山みたいな先生になりたいって思うようになったな

呂戊太

…まぁ、こんな感じやね。次は誰にする?

孝行

じゃ、俺で

豚平

お、行くんか

マジか

孝行

話していくぅ!!!!

孝行

…俺は、親の事でやな。いざこざが有ってん

孝行

そん時、めっちゃ家に居るのが嫌で、ずっと学校に居ってん。覚えとる?

有ったな

あぁ。覚えとる。時々俺ん家に泊まらせたもんな

孝行

そん時はマジで有難かった

孝行

そん時もな?学校に居ってん。そん時、猿が俺に話し掛けてさ、「帰らないのか」って言われてな。猿に帰りたくないって言ったらな「じゃあ、俺と話でもするか?」って言われて、とても嬉しかってん

孝行

そん時に色んな話してん。学校で有った事や嬉しかった事、家での事

孝行

あん時、すっげぇ助かってた

すげぇな。流石猿山

…カッケェなぁ…

孝行

うん。カッケェ

孝行

まぁ、俺はそんな感じやな。次誰や?

豚平

…じゃあ、俺行くわ

呂戊太

おぉ、行くんやな

豚平

おう

豚平

…俺は、そうやなぁ。猿山先生に話を聞いてもらってた事やな

そういや、言ってたな

…彼奴、色々聞き過ぎやろ…

呂戊太

めっちゃ思ったわ…

豚平

うん。本当に色々聞いてもらってたわ

豚平

家の事や、家の愚痴とか…本当に色々な

豚平

そん時の先生は唯聞くだけじゃなく、相槌もしてくれて、めっちゃ親身に聞いてくれててん。本当に有難かった

豚平

…まぁ、俺はそんな感じやな

呂戊太

流石猿山先生やな…!!

孝行

本当それな。俺の方もめっちゃ親身に聞いてくれて、本当嬉しかったわ

理想の先生過ぎる…

…流石やわぁ

豚平

…で、最後はゾムやで

うっわ!!完全に忘れてたわ!!

なんで忘れてるん…

まぁ、ゾムの話は最後に聞きたかったしな

はぁ!?なんでや!!

孝行

お前の話はおもろいから

お前の口から猿山の話しか聞いてない

呂戊太

何時も猿山に迷惑掛けてた奴が言うな

豚平

最後まで猿山を引っ掻き回した人はお前しか居ない

…ぐうの音も出ねぇ……

…わぁったよ。言うわ…

…俺、小学校入ってから、一回も褒められた事、無かってん。理由はお前等も分かってるやろ?

呂戊太

まぁ、あんなに先生に悪戯とかしてたらなぁ?

いや、うん。マジでロボロの言っとる通りやな。めっちゃイタズラしてた

…でもな、猿はな…?こんな俺でも褒めてくれてん。『勉強も出来てますし、友達の事を大事に出来てる、偉い子です』って…

しかも、猿は俺のイタズラにも笑い事にしてた。ほんま凄い先生や

…やから…猿山先生は…偉大な先生やで

孝行

…お前の口からそんな言葉出るとは思わなかったわ

はぁっ!?な、なんか悪いか!!

いやぁ?別にぃ?w
此の事を猿山にチクったらおもろい事になりそうなぁって思ってなぁw

チクったら潰すぞ

やん怖い!!

呂戊太

…でも、ゾムのデレが見れたな

う、うっせぇ!!デレてねぇ!!寂しいだけや!!

豚平

…本音ダダ漏れやで…?

別に良いやろ!!

猿山side

廊下にて

猿山

……

猿山

マジかぁ…

そんな一言を口にし、俺は壁越しに座り込む

猿山

彼奴等、あんな事思ってたんだ……

猿山

…マジかぁ……

天乃

んふふw嬉しそうだな!!

そんな声が聞こえ、驚いた俺は一気に顔を上げる。其処には天乃が居た

猿山

ばっ!!急に来んなよ…!!

天乃

えぇ?なんでよ

猿山

驚くからだ

天乃

んふふwじゃあ、ドッキリ大成功、だな!!

猿山

なんでだよ……

天乃

…んふふw

猿山

何笑ってんだよ。気味悪い…

天乃

なッ!!酷くね!?

天乃

…いや、好かれてるなぁって思って

猿山

…そうだな。俺も…言われるとは思わなかった

天乃

そうなんだw

天乃

…でも、もう帰る時間じゃない?

猿山

…そうだな。そろそろ、帰る時間だ

猿山

戻るわ。お前も、呂戊太と合流したら帰れよ?

天乃

分かってる!!

天乃の言葉を聞き流しながら、俺は教室へ入った

ガラッ

猿山

お前等、そろそろ帰る時間だぞ

『はぁーい!!』

猿山

お前等、楽しく過ごせたか?

俺の一言で桃瀬達はお互いを見て笑い、そして俺に笑顔を見せる

まぁな!!

孝行

今日で最後なんて考えた無いわぁ

呂戊太

分かるわぁ…

豚平

せやなぁ

ホントやなぁ!!

猿山

そうだな

猿山

さ、最後ぐらい、皆仲良く帰りなさい

俺がそう言うと、桃瀬達は各々に帰る準備をし、俺にお礼を言って教室を出て行った

・・・唯一人を除いて

猿山

…ゾム?

…なんやねん…

猿山

帰らねぇのか?

俺がそう言うと、ゾムは考えながらのそのそと帰る準備をする。其の顔は、どうも浮かない顔をしていた

猿山

…帰りたくないのか?

…うん

猿山

…如何して?

…寂しいから。会える頻度少なくなって…寂しくなるから

猿山

…そっか…

俺は望の頭を撫でる。望は満更でも無さそうな顔で撫でられていた

猿山

…大丈夫。時が合えば、また会えるよ

…せやな

望は何か思い立ったのかすぐに帰る準備をし始めた

ランドセルを背負った望は教室を出ようとした。が、何を思ったのか、教室の中に居る俺を見た

猿山ぁ!!

猿山

なんだ

卒業しても遊びに来るから、覚えてろよぉ!!

猿山

遊びに来るなら勉強な

うぐっ……やってやらぁ!!

ゼッテェ来て、イタズラしてやっから、ゼッテェ覚えてろよぉ!!覚えてなかったらシバく!!

猿山

はいはい。肝に銘じとくよ

んふふw約束な!!

先生、じゃあな!!!!

そう言った望はウキウキとしながら廊下を走って行った

猿山

…彼奴…廊下は走るなと…

俺は溜め息を付き、彼奴が走って行った廊下を見に行く

望が走り去った廊下を見つめながら、俺は明日の事を考える

猿山

…明日…かぁ…

猿山

彼奴等に、何言おうかなぁ…

猿山

…あの曲の歌詞を少し借りるか…

次の日 卒業当日

卒業式が無事に終わり、教室に戻る。クラスメイトは全員、何時も通りの格好だが皆、泣きそうになっていた。なんなら数名は泣いていた

教室には啜り泣く子や大声で泣く子が居て、どうにも収集が付かなくなっていた

其の時、猿山が教室に入って、教壇の前に立った。其の顔は真剣な面持ちだった

猿山

…さて、皆居るかぁ?

そう言って猿山は周りを見渡す。全員居る事を確認した猿山は一旦間を置いて、話し始めた

猿山

…皆、改めて卒業おめでとう

猿山

お前達が卒業する姿を見れて、俺は嬉しく思います

猿山

…さて、お前達は今年の4月から、新しい場所に身を置く事になるが…心の準備は出来てるか?

猿山の其の問いに、クラスの大半が否定的な返事をしたり、首を振ったりしていた。其れを見た猿山は優しい笑顔を見せ、話を進める

猿山

そうだよな、うん。大半はそうだろう。まだ緊張していたり、不安が募ったりする

猿山

…だけど、お前達なら大丈夫だ。お前達は周りに友達が居る。此処を出ても、また会える。だから、お前達なら大丈夫だ

猿山

そんなお前達に、俺から最後の問題を出す

猿山

明日からは、俺と言う存在がお前達から消える。お前達は俺とは違う、別の人と一緒に次の道を進まなければいけない

猿山

だから、今から出す問題が最後だ。良く聞いておけ

猿山

『他者と自身を、大切に出来たか?大切な物が出来たか?幸せになれたか?』

猿山

…此れだけだ

猿山

お前達の人生は長い。長いが、短くする事も、短くなる事も有る。だから、そんな不安定な場所で何かを見つけるのも一苦労する

猿山

…だけど、其の人生の中で大切な物も増える。そして、其の大切な物で目まぐるしくなる事も有る

猿山

だからこそ、失った時に後悔する

猿山

…お前達に、そんな思いをしてほしくない。人生を楽しく、元気に生きて欲しい

猿山

だから、最後の問題にした

猿山

制限時間はお前達の、此れからの人生
解答用紙はお前達の、此れからの人生

猿山

因みに、答え合わせの時には、俺なんかとっくに居なくなっている筈だ。だから、採点基準もお前達自身だ

猿山

…お前達がどう言う答えに辿り着くか、俺は答え合わせなんか出来無いが…お前達がお前達自身の答えに辿り着いた時、俺はお前達に拍手を送ろう

猿山

…其の時まで、然様なら、だな

猿山

じゃあ、皆、問題用紙は持ってるな?

猿山

『よーい、はじめ』!!

猿山

…なんつってな!!w
お前達の答え、楽しみにしてるぞ!!

そう言って猿山は笑い飛ばす。クラスメイトも其の笑いにつられ、笑い出す。俺も泣きながら、笑う

嗚呼、此の先生はほんま

(おもろい、先生やなぁ…w)

(ほんま、偉大で大好きな先生や)

卒業する方々 卒業 おめでとうございます

此れからも頑張る皆様方 後悔はせず、程々に頑張って下さい

この作品はいかがでしたか?

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ありがとう…あなたのおかげで…やる気がでたよ…もう少し、頑張ってみるね…

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