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私、叶。
日曜日の暖かくポカポカ日向ぼっこを飼い猫の「なの」としている。
お母さん
叶
叶
なの
まるで、なのがじゃべったようだった。
ポストを開けると一通の手紙が入っていた。
叶
叶
カサカサ
叶
叶
お母さん
叶
お母さん
叶
え?未来の私から?ほんとなのかな?
昔の叶へ
きっと、今読んでいる私は、今亡き猫の「なの」と日向ぼっこをしていたはずです。
叶
叶
急に手紙をすみません。
未来の私は、あなたの今付き合っている彼氏とは一緒にいません。
何故なら、あなた。昔の私をトラックに引かれそうになった私を庇ったために亡くなってしまいます。
その日はちょうどクリスマスでデート中でした。
横断歩道を歩く私と笑いながら歩いてると、信号無視したトラックが私に向かって来た時彼氏の沙汰がとっさに私を突き飛ばします。
今でも。未来の今でも。あの感触は忘れません。
あの時私がトラックに気づいていれば沙汰は亡くならなくて済んだ。
今でも沙汰の死は、信じれません。
もっと、話したかった。
もっと、なにか出来たはずだった。
助けられたはずだった。
トラックが着て少し驚いてつっ立ってました。
その時、早く行けばよかった。
沙汰の手を引いて。
後悔ばかりです。
あの時、あの瞬間。私が...と。
私は読んでいる途中泣いてしまった。
どうして、と。
沙汰が?まさか...と。