レトルト
キヨ。
キヨ。
レトルト
今朝は二人だけだった。
俺とうっしーは3限からで レトさんだけは2限からだ。
それもレトさんより2限分長い。
キヨ。
キヨ。
レトルト
最近は一緒にいることが多くなっていて それに慣れてしまったのかもしれない。
それが当たり前になりつつあった。
レトルト
キヨ。
キヨ。
レトルト
レトルト
キヨ。
レトルト
講義の合間にレトさんに 会えたらいいなーとか
そんなことを考えながら階段を上がる。
うっしーはもう講義室にいるみたいで まだ時間はあるが俺もそこに 向かうところだった。
女子A
キヨ。
知らない人だ。
いきなり声をかけられて驚いたが 何か用があるらしい。
女子A
キヨ。
キヨ。
女子A
女子A
女子A
キヨ。
女子A
女子A
女子A
俺と同じ講義を受けていると言うこの女性は一体俺になんの用があるのだろうか。
キヨ。
キヨ。
女子A
女子A
レトルト
レトルト
レトルト
キヨ。
女子A
キヨ。
女子A
もじもじと恥ずかしそうに言う。
もしかしてこれって…
キヨ。
女子A
モテ期が到来した。
女子A
そう言って急ぎ足で講義室に向かっていった。
レトルト
レトルト
レトルト
俺はぼーっとしながら 交換した連絡先を見る。
見覚えのない人だったが 慌てっぷりが少し可愛かったと思う。
嬉しかったけれど 少し複雑な感情が入り混じっていた。
牛沢
キヨ。
キヨ。
牛沢
教室に入ると既にうっしーが座っていた。
その隣に俺も座り 朝のことを少しだけ話す。
キヨ。
キヨ。
牛沢
うっしーは目をキラキラさせて 詳しく聞かんとばかりに身を乗り出す。
キヨ。
キヨ。
牛沢
キヨ。
牛沢
牛沢
キヨ。
牛沢
牛沢
牛沢
キヨ。
牛沢
キヨ。
キヨ。
牛沢
ハナから応える気はなかったけれど ちょっと気になってはいる。
最近は男とつるむことが多いからか あまり声はかけられなかったが
久しぶりだったので ちょっと嬉しかった。
大学からの帰り道 俺はレトさんにラインをした。
キヨ。
朝あったことは言わなくてもいいだろう。
というより、言ったところで だからなんだって感じだし
微妙なリアクションをされそうな気がした。
しかし、いつまで経っても 返信が来ない。
(おかしいな…)
いつもなら遅くても30分以内には 既読がつくはずなのに。
時間的にはそんなに遅くないはずだが 少し気がかりだ。
まぁ、そのうち返ってくるだろう。
そう思い、俺はバイトに向かった。
どうせコンビニ飯なのだから 夜中にでも来るだろうと思って。
TO BE CONTINUED...
コメント
1件
ん…?これは続きが気になる…というか気になり過ぎる…!