一流ブランド間での激烈な勢力争いにより、年間億単位での死傷者が発生していることは、皆さんもご存知の通りである。
再生医学の超高度発展に反比例するかのように、人命の軽視化が進むこの日本では、ついに企業による暴力の規制が撤廃された。
要するに、ライバル企業が目障りなのであれば、その会社の社長から男子トイレの清掃員のオッサンまで、1人残らずブッ殺してさらし首にしても良いことになったのである。 どうせ全員治せるからだ。
もちろん、規制が無くなったからと言って、ためらいなく暴力に手を染められるような狂人ばかりになるほど、この日本は狂っちゃいない。
しかし、そのひとにぎりの狂人、いやクズ共にとっては、暴力によって経済界を蹂躙できる夢の時代が訪れたと言っていいだろう。
撤廃前は一介の零細企業に過ぎなかったクズ共は、暴力を用いて既存の大企業たちを文字通り『粉砕』し、またたく間にトップ企業へと成り上がった。
そうして日本市場を席巻したクズ共は、いつしか『ブランド』と呼ばれ、よくも悪くも、世界一の座に返り咲いた日本経済を象徴する存在になったのである。
この国の平和と安全は悪しきブランドによって完全に打ち砕かれ、今やカネと暴力、そして鮮血に塗れた最低国家へと成り果てた。
堕ちた日本の末路とは一体どのようなものであるか? 試しに、某県に位置する中堅都市『東原市』を例に、この最低国家で日夜繰り広げられている惨劇について綴ってみよう。
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コンテストふぁいとです!!🫶🏻🔥