れいな
10分前
れいな
れいな
あやか
れいな
あやか
れいな
あやか
れいな
れいな
れいな
あやか
あやかがチクってないことは知っている。担任の山本にバレたというのも嘘。いつもこのように言いがかりをつけてはあやかをいじめるのを楽しんでいた。
れいな
れいな
れいな
あやか
れいな
れいな
あやか
れいな
あやか
れいな
あやか
れいな
れいな
あやかの両親は2人とも医者でお金持ちだった。それに比べ女手ひとつで育てられた私は貧乏だった。
いじめの原因はあやかにとっては些細な事だったのかもしれない。
私の落としたヘアゴムをあやかがゴミ箱に捨てた
ただそれだけだった。
あやかにとっては、そのボロボロになったゴムがゴミに見えたのかもしれない。
でも、私にとってはお母さんが亡くなる1週間前にくれた私への誕生日プレゼントだった。
そして私のあやかへのいじめが始まった。
“ アレ”
今では2人の共通の認識になっていた。
これまでは家のお金を盗んでくるように言うだけだった。
ただ、それもあきてしまった。
そこで、しりとりをして、勝ち負けに応じて盗むお金を決めていた。
「ん」がついたら負け。同じ言葉言ったら負け。受信後30秒で返せなかったら負け。それが、このしりとりのルールだった。
れいな
あやか
れいな
あやか
れいな
しりとりは昔から得意な方だった。
平日スーパーでパートをしていた母だったが、休日になると私を助手席にのせて色んな所に連れていってくれた。
車の中でよく母としたのが、しりとりだった。
母のおかげでしりとりも強くなり、語彙力も上がっていった。
あやか
れいな
あやか
れいな
あやか
れいな
あやか
れいな
しりとりをする時、私は決めていることがあった。
最初のしりとりを含まない3つ目の最後の文字で攻め続ける。
これをいつも実践していた。
あやか
れいな
あやか
れいな
あやか
あっけなく終わった。
れいな
れいな
私は考えもしなかった。
4つ目の負け方を。
あやか
れいな
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