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死神
死神
ときどき死神が遊びに来る
天使
死神
ベッドに腰かける
天使
死神
死神
天使
死神
天使
ため息をつく
死神
死神
死神
天使
死神
箱を開けるとアップルパイが入っていた
死神
甘い匂いが鼻腔をくすぐる
ぱくっ
天使
もぐもぐ
天使
甘酸っぱさが口の中で広がった
死神
他愛のない話をしながらアップルパイをほおばる
死神
天使
天使
昔見た一面に広がるラベンダーは圧巻の一言だった
死神
天使
天使
自前のカップにアップルティーを注ぎ、それを手渡す
死神
天使
カップを傾け一口飲んだ
天使
死神
死神
天使
死神
一気に残りのアップルティーを飲み干す
死神
死神
天使
死神
天使
死神
天使
恐る恐る振り返ると────
王子
天使
仁王立ちで睨んでいた
死神
死神
窓から飛び出た
王子
王子
笑顔だが目は笑っていない
天使
後日、王子からバラのアップルパイをもらった
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