折 雅 朱 里
おはよ ー っ
2人の親友へ挨拶をする
神 楽 乃 詩
お早う!
月 波 麗 奈
… 何か今日ご機嫌だね?笑
見透かしているかの様に言った
折 雅 朱 里
え 、そうかな
神 楽 乃 詩
何か良い事あったの?
折 雅 朱 里
え ー っと …
好きな人が出来た 、!
好きな人が出来た 、!
神 楽 乃 詩
え 、誰誰?!
折 雅 朱 里
偶々助けて貰った?って感じで
名前は知らないんだよね …
名前は知らないんだよね …
軽く 先日の出来事を説明した
神 楽 乃 詩
そんな事があったんだ
月 波 麗 奈
何か … ’ 運命 ’ みたい!笑
折 雅 朱 里
… !
だと良いなぁ 笑
だと良いなぁ 笑
「 運命 」 其の言葉に 、再び胸が高鳴った
折 雅 朱 里
人多いなぁ
放課後 、寄りたかったスイーツ店へと 足を運んでいた
折 雅 朱 里
ここを曲がった先 、か
宙を浮かんで居る様に 身も心も軽かった
榊 羚
… あの 、落としましたよ
後ろから何処か聞き覚えのある様な 声がして振り返る
見ると 、何時の間にか ’ 学生証 ’ が 落ちてしまっていたらしい
折 雅 朱 里
あ 、すみません!
有難うございま …
有難うございま …
御礼を述べようとした所で 目の前の人物に呆気を取られる
榊 羚
… あ 、この間の( 笑
折 雅 朱 里
え 、っと
その節は本当に有難うございました … !
その節は本当に有難うございました … !
此れが果たして正しい言葉遣いか分からないが 取り敢えず大人っぽく心掛ける
榊 羚
いえ全然!
榊 羚
すみません 、待ち合わせてるので行きますね
折 雅 朱 里
… あ 、はい!
色々と有難うございます 笑
色々と有難うございます 笑
喜びで舞い上がりそうな気持ちと 少しの名残惜しさ
其れ等が混じって何だか良く分から無くなった
… あ 、” 羚 ” ー !
折 雅 朱 里
… ?
平均身長程 、だろうか 私と同い歳に見える少女が向かって来た
榊 羚
… お 、麗奈
自分では無く此の人だったらしい という事は彼の名前は「 りょう 」 なのだろうか
折 雅 朱 里
( … 麗奈? )
周りに同じ名前を良く知っている
折 雅 朱 里
え 、麗奈ちゃん?!
月 波 麗 奈
… あれ 、朱里ちゃん?!
榊 羚
… え 、知り合い?
此れすらも 運命 なのかも知れない






