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堕姫の部屋で、るなは黙々と掃除をしていた。
畳の目に沿って布を動かし音を立てないように気を配る。
堕姫
不意に、上から声が落ちてきた。
堕姫
るなは手を止め顔を上げる。
月
堕姫
堕姫は鏡の前で髪を整えながらちらりと視線だけを寄こす。
堕姫
堕姫
言葉はきついのに声音はどこか楽しそうだった。
堕姫は立ち上がりるなの前に立つ。
堕姫
堕姫
そう言って堕姫はゆっくりと口を開く。
堕姫
堕姫
初めて聞く、独特の響き。
堕姫
堕姫
るなは、じっと耳を傾けた。
言い回し。
語尾の伸ばし方。
抑揚。
一度、堕姫が例を言ってみせる。
堕姫
堕姫
月
堕姫はしばらく黙ったままるなの顔を見つめていた。
堕姫
月
堕姫
堕姫
少しだけ悔しそうに、でもその口元は緩んでいた。
堕姫
堕姫
月
堕姫はふんと鼻を鳴らす。
堕姫
その言葉はまるで“庇護”の宣言みたいだった。
るなは胸の奥で静かに思う。
月
琴の音、三味線の響き、そしてありんす言葉。
遊郭で生きるための“形”をるなは一つずつ確かに身につけ始めた。
はーとおねがいします🙏🏻 ̖́-