熱いのは、お湯のせいだけじゃない
𝑅 🐤
ん……まろ、起きて。顔、近いって……
𝐼 🤪
……りうらの匂いが落ち着くから……もうちょっと……
りうらの首に鼻先をすり寄せて、いふがもぞもぞと身体をくっつけてくる。
𝑅 🐤
ベタベタしてんだろ、俺ら……風呂、入ろ。ちゃんと起きろって
𝐼 🤪
じゃあ、一緒に入る…
𝑅 🐤
……は?
𝐼 🤪
入れて、俺も。疲れたし、りうらの隣がいい
いふはりうらの背中に腕を回し、湯船の中でくっついて離れない。
𝐼 🤪
ん、背中撫でてるだけだよ?
𝑅 🐤
わかってる……でも、くすぐったいんだよ、まろ……っ
泡の立つボディソープを手に取って、いふがりうらの肩から背中、そして腰にかけてゆっくりと撫でるように洗っていく。
𝐼 🤪
りうら、昨日より声出てる。敏感?
𝑅 🐤
お前がいちいち、いやらしい触り方するからだろ…
𝐼 🤪
嫌じゃないでしょ?
𝑅 🐤
……っ嫌じゃないけど…
いふが笑うと同時に、りうらの耳をぬるいお湯に濡れた唇が掠める。
肌が触れ合うたび、湿った空気の中で熱が高まっていく。
𝐼 🤪
昨日、がっついたの俺だから。今日は……優しくする
そう囁くいふの指先が、りうらの鎖骨をゆっくりなぞる。
𝐼 🤪
なぁ、りうら……もっと、こっち向いて
𝑅 🐤
…っまろ、お湯溢れる…
𝐼 🤪
それはりうらのせいでしょ?
濡れた唇と唇が再び重なり、 熱が静かに、でも確実に再燃していく。