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捨てられたあの子は...

第5話 - 5話

466

2025年08月03日

#魔入りました！入間くん

#まいりました入間くん

#恋愛

凛🐶

後夜祭表彰式

生徒会

只今より、優秀バトラ表彰式を始めます！笑

モブ生徒

( 🤟🏻 °꒳ ° )🤟🏻Foooooooooooo

生徒会

プレゼンターは！

生徒会

我らが会長、アザゼル・アメリー！笑

モブ生徒

わああああああああああああああああ✨️✨️

アメリ

.........

アメリ

『皆ご苦労だった』

アメリ

『今年も盛大で賑やかなパーティになったことを、嬉しく思う』

アメリ

『では、早々に表彰に移ろう！笑』

アメリ

『まずは第3位！努力賞！』

アメリ

『サキュバス師団！』

モブ生徒

ᐠ( ᐛ )ᐟﾜｧｧｧｧｧｧ

アメリ

『その華やかさで大いに祭りを盛り上げたと票が集まった』

アメリ

『賞品として、豪華バトラ室を贈呈する』

マーラ

............

アメリ

『続いて第2位！』

アメリ

『スゴいで賞！』

アメリ

『魔術開発師団！』

マーラ

ﾁｯ

ガルゥ

ほらおいで〜笑

ガルゥ

手を取る

マーラ

.........

アメリ

『魔術開発師団は魔術体験コーナーなど、生徒との交流を通じ、魔術の発展に貢献』

アメリ

『新魔術にも目を見張るものがあった』

アメリ

『賞品として、魔術開発用の黒い聖水1年分を贈呈する』

モブ生徒

ᐠ( ᐛ )ᐟﾜｧｧｧｧｧｧ

ダリ

惜しかったね笑

ガルゥ

うるせぇ次は特賞とるわ見つけやﾆｺ

マーラ

殴る

ガルゥ

ｺﾞﾎｯ?!

マーラ

1位じゃなかった

ガルゥ

次、また頑張ろうな

ガルゥ

俺もいい線いってると思ってたわ

ガルゥ

まぁ2位も凄いことだし、自慢していこーぜ笑

マーラ

...1位じゃなきゃ、意味ないんだ...

マーラ

...(よかった、イルマは特賞ではなかった...)

カルエゴ卿

『粛に』

カルエゴ卿

『本来ならばここで閉会だが、1点報告がある』

コナツ

何何？

ハルノ

どうしたんだろ

カルエゴ卿

『今回のバトラパーティは例年に比べてトラブルが多かった』

カルエゴ卿

『その中で、教師な報告せずに自分たちだけで危険かつ派手な披露を成し遂げたバトラがある』

カルエゴ卿

『本来懲罰すべき案件だが、学校中から得た圧倒的支持を無視するのは、バトラパーティの方針に背く』

カルエゴ卿

『よって、討議の結果、新たに賞を設けることにした』

カルエゴ卿

『トリッキーで賞』

マーラ

...!!

カルエゴ卿

『賞品は代表者1名のランクを1、昇格させる』

モブ生徒

ᐠ( ᐛ )ᐟﾜｧｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ

カルエゴ卿

『こんな賞を取る馬鹿共を、皆で嘲笑ってやろう』

カルエゴ卿

『さっさと上がってこい！魔具研究師団！』

マーラ

...........................

サブノック・サブロ

おぉ！我がライバルよ！✨️

アスモデウス

やりましたね！イルマ様！✨️

クララ

やったー！やったー！笑

リード

よかったじゃん笑

イルマ

うん！笑

マーラ

(イルマが...ギメル3...)

マーラ

(私より、先にランクを...)

マーラ

...(どうして...いや、理由はわかってる...文句の付けようがないくらい、派手で...美しかった...)

マーラ

(私はどうだ...犯人を特定したのもイルマのおかげだった)

マーラ

(捕まえようと傍に言ってもあんな言葉で動揺して、まんまと薬を盛られて...)

マーラ

(私は何もしていない...)

マーラ

(何も...)

マーラ

(クソ...クソ...クソッ)

マーラ

建物から出ていく

ガルゥ

(そんなに悔しいかねぇ)

ガルゥ

(いやまぁ俺も悔しいけど)

ガルゥ

(特賞取れなかったことじゃなく、特待生より劣ってると思い込んで悔しがってる感じ)

マーラ

(修行...修行しないと、強くならないと...)

マーラ

(誰も私を必要としない...また、捨てられる...っ)

イルマ

こんな所にいたんですねマーラさん笑

マーラ

...!!

マーラ

何の用だ

イルマ

マーラさんが出ていくのが見えて、笑

イルマ

つい追いかけちゃって笑

マーラ

1番目立っていたお前が居なくなれば皆困惑するだろ

マーラ

早く戻れ

イルマ

マーラさんだって2位で凄かったです笑

イルマ

一緒に戻りましょう笑

イルマ

風邪を引きますよ

マーラ

...っ

マーラ

私への当てつけのつもりか！

イルマ

えっ

マーラ

私がお前に負けたから、弱者がどんな顔しているか見に来たんだろ！いいものだな特待生様は！

イルマ

そ、そんな違います！💦

イルマ

ランクは上がったけど、マーラさんの方が上だし、

マーラ

...お前の顔を見ていると腹が立つ

イルマ

え...

マーラ

あのジジイの孫になって浮かれているようだが

マーラ

どうせいつかお前もあいつに捨てられる

マーラ

今はただの気まぐれなんだよ

マーラ

胸ぐら掴む

イルマ

っ

マーラ

勘違いするなよ

マーラ

お前はあいつの一時限りのペットなんだ

マーラ

お前が感じている愛はすぐ飽きたらすぐ消える紛い物だ

マーラ

あのジジイはロクでもない悪魔なんだからな！

イルマ

...おじいちゃんは、そんな人じゃないです

イルマ

僕のこと大事にしてくれるし、約束もちゃんと守ってくれる

マーラ

...っ

マーラ

投げる

イルマ

ｯｯ

マーラ

ﾊｧ...ﾊｧ...ﾊｧ...

マーラ

(もう...嫌だ...こんな自分も...クソみたいな世界も...)

マーラ

.........

イルマ

待ってください！マーラさんはおじいちゃんのこと誤解してるだけだと

マーラ

うるさいもう黙れ

マーラ

...ﾌﾗ

マーラ

ﾊﾞﾀﾝ

イルマ

マーラさん！！

マーラ

黙れ...少しフラついただけだ

イルマ

でも...体も暑いし、熱が...

マーラ

私に構うな！

マーラ

死の恐怖(フェアーオブデス)

イルマ

ﾋﾞｸｯ

イルマ

あ...あぁ...

イルマ

ﾋﾞｸﾋﾞｸ

マーラ

(可哀想だが、騒ぎにされては困る...)

マーラ

(死の恐怖からは誰も逃れることは出来ない)

マーラ

(暫くそうしていろ)

マーラ

...ﾊｧ...//

マーラ

(魔力が切れる前に早くここから去らねば...)

マーラ

...これは、(あの時の鳥)

マーラ

(返事を早くしろと催促しているのか)

マーラ

(入ってやるさ、私を必要とするならば)

マーラ

(どこだって)

マーラ

ｸﾗ

マーラ

(...あぁクソ...体がおかしい...あの薬は睡眠薬じゃなかったのか...

マーラ

歩く

イルマ

ま...

イルマ

待って...っ！

イルマ

腕を掴む

マーラ

(...な、何故だ)

マーラ

(私の魔法は完璧なはず...)

イルマ

ﾋﾞｸﾋﾞｸ

マーラ

何故立てる...何故逃げ出さない

マーラ

何故...意識を保っていられる

イルマ

君を...1人には出来ない！

マーラ

...!!

マーラ

魔法を解く

イルマ

ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ

マーラ

倒れる

イルマ

マーラさん！マーラさん！

サリバン

魔力の気配がしたから来てみれば、

イルマ

おじいちゃん！

オペラ

今すぐ医務室へ連れていきましょう

サリバン

そうだね

イルマ

(マーラさん、お前も捨てられるって言ってたけど、も、ってことは...)

オペラ

イルマ様、大丈夫ですか？震えています

イルマ

ぼ、僕は大丈夫です

マーラ

.........

サリバン

ちょっとした薬盛られてるみたいだね

イルマ

マーラさんは大丈夫なんですか？

オペラ

えぇそこまで強いものじゃないので

サリバン

んじゃ僕はカルエゴくんに教えてくるよ

オペラ

はい

マーラ

.........

イルマ

あの、オペラさんは、マーラさんのこと知っているんですか、？

オペラ

えぇ

オペラ

昔仕えていた方ですから

イルマ

おじいちゃん、マーラさんのこと捨てたって

オペラ

それは違います

オペラ

あるべき場所に帰しただけです

イルマ

あるべき場所...？

オペラ

マーラ様とお会いしたのは10年ほど前、マーラ様が4歳の時でした

オペラ

イルマ様のように、サリバン様がいきなり連れて来た子でした

イルマ

迷子...だったとか？

オペラ

いえ、捨てられたんですよ

オペラ

実の両親に

イルマ

オペラ

お前は役に立たない子、いらない子だからと森へ捨てられたそうです

オペラ

そんなマーラ様をたまたま見つけたサリバン様が、孫にしたんですよ

オペラ

マーラ様はサリバン様に懐いており、サリバン様もまた誰よりも愛しておられました

オペラ

マーラ様はサリバン様のため、勉学や魔法、立ち振る舞いや作法などあらゆる面で努力をしていました

イルマ

それなのにどうして、マーラさんを手放したりなんか...

オペラ

数年後、マーラ様の一族がマーラ様をサリバン様が引き取っているという噂を聞きつけ、交渉に来たのです

イルマ

交渉？

オペラ

マーラはうちの一族だから返せ、と

オペラ

捨てたとはいえ戸籍上はあちらにあります

オペラ

我々の方が不利でした

オペラ

だから契約をしたんです

オペラ

こちらの要望はマーラ様を大事に育てること、虐待など言語道断

オペラ

そしてあちらが要望してきたのは、マーラ様の養育費、今までの慰謝料、そしてマーラ様との関わりを完全に断つこと

イルマ

マーラさんはそのことを...

オペラ

知らないのでしょうね

オペラ

一方的に捨てられたと、我々を恨んでいるのでしょう

オペラ

それでもいいとサリバン様はおっしゃっていました

オペラ

マーラ様の体の方が優先だからと

イルマ

...そんな...、

オペラ

すみませんイルマ様

オペラ

その様子だと、マーラ様はイルマ様に対しても恨みを持っているんでしょう

イルマ

あ、謝らないでください💦

イルマ

マーラさんは、確かに僕に対抗心があるみたいですけど

イルマ

僕のとって彼女はなんでもそつなくこなして、堂々としていて、とてもカッコイイ人ですから笑

イルマ

今日はちょっとびっくりしたけど、💧‬

オペラ

...どうか許してあげてください

オペラ

悪い方ではありません

イルマ

もちろんです！笑

マーラ

…zzZ

オペラ

...本当に...大きくなられましたね笑

イルマ

オペラさん...

イルマ

(オペラさんも、マーラさんのこと大切に想ってるんだな笑)

マーラ

(...視線を感じる...頭が...重い...っ)

マーラ

目が覚める

オペラ

起きられましたね

マーラ

オ...ペラ...

オペラ

はいオペラです

マーラ

...!!

マーラ

起き上がろうとする

オペラ

抑える

マーラ

離せ睨

オペラ

はいはいまだ安静にしましょうね〜

マーラ

なんでよりにもよってお前なんだ

イルマ

まっさきに来てくれたのがおじいちゃんで、笑

オペラ

理事長はわけあって今はいませんので私がお相手しますよ

マーラ

...はぁ

マーラ

別に世話されることなんてない

マーラ

もう私はあいつの孫じゃないんだから、私に構わなくてもいいだろ

オペラ

確かにもう貴方は主ではありませんが

マーラ

.........

オペラ

昔と変わらず私にとって大切な女性ですよ

オペラ

ほっとけません

マーラ

...ﾎﾞﾝ///

イルマ

...え

マーラ

そんなに私が必要で大好きだなんて言われても//

オペラ

合ってますが言ってません

マーラ

お前なら結婚してやってもいいぞ

オペラ

すみません可愛い娘くらいにしか思えませんので

マーラ

なっ

マーラ

私が必要だと言ったじゃないか

オペラ

そうですが言ってません

オペラ

まさか誰にでもそう言っているわけではありませんよね

マーラ

私には魔王になるという野望があるんだ

マーラ

そう簡単に恋人なんて作れるか

オペラ

もう結婚しようと言われれば？

マーラ

受ける

オペラ

ダメです

次回♡5

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