コメント
2件
感動しました。
3号
3号
ご本人様の名前を使わせてもらってます
3号
3号
3号
アイコン&内容&サムネパクらないでね!
苦手な人は回れ右 純粋さんも……回れ右?でね
淡い色の空
薄い桜色の雲
夕日が少し見えるキレイな空
夕日に照らされている海
黒い崖の上に黒い影
そんな場所に居る君
ほとけ
指さしてるところをふと見ると
見事に青・水色・黄色とグラデーションを重ねている海があった
初兎
ほとけ
子供みたいにはしゃぐ君がとても輝いているように見えた
まるで、今目の前にある夕日みたいな
そんな気がした
初兎
ほとけ
ほとけ
ここから雑音が入って君の声が聴こえない
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
そしてガコンッと大きく揺れた
初兎
そして目が覚めた
あれは夢だったのか…
……またいつもの夢だった
必ず一週間に1度は出てくる夢。
だけど毎回最後のところが聴こえない
雑音というか砂嵐の音に近いかもしれない
初兎
言葉がわからない
なんと言っているのかわからない
次は、○○に着きます… お乗り換え線は○○○で降りてください
初兎
この間に俺は考える
何を言っていたのか
だが毎回同じタイミングで音が入る
いったい…
初兎
次は、△△です。
初兎
初兎
そういろいろ考えているともうあと次だ
ガタ、ゴトと揺れる
一週間に一回は出てくる夢。
懐かしい感じの夢。
幻想的な夢。
心地よい夢。
不思議な夢。
あともう少しで□□に着きます。
初兎
初兎
初兎
初兎
ここは、
霊園だ
ここで俺は半年通り手を合わせた
線香も添える
みどりの森に白い煙が立ち上る
初兎
初兎
初兎
初兎
初兎
…なんか不思議な感じがする
初兎
なんか思い出せそうな…
初兎
初兎
気の所為か…
…タンガタン
キキィーー
初兎
初兎
ドアが、閉まります
プシューっと音を立てドアが閉まる
あとは帰るだけだ
君が何を言っていたのか考える
初兎
いくら考えても出ない
なんで
なんで
なんで出てこない
いつもそう
なんで…
本当はただの夢…?
いや…
初兎
どんなに残酷なことを言われたとしても
ずっと考える
次は、〇〇です。
もう2つも過ぎた
考えても分からない
けど、
諦めない
次は、▽▽です。
あと…もう少しで着く
次だ。
あともう少しで
あと、
もう少し…か
♢♢に着きます。
初兎
考えるから
いつもはこんなふうにはならないのに
なんでだろ
多分現実をまた見せられたから…
ショックな出来事を思い出したから…
あの塞いでた思い出を思い出すところでドアが開いた
タイミングが悪い
そうすればきっと君の言っていたことがわかる
分かるのに
すぐに扉から走っていった
ホントなんでだろう
早くっ…早くっ!
なんで早く帰ってるんだっけ
ベッドに飛び込む
初兎
初兎
初兎
初兎
ピコンッ
初兎
初兎
「半年前の思い出があります。見てみますか?」
初兎
初兎
"見てみよう"と
なんかそう思った
君はもういないから
初兎
初兎
初兎
ポチッ
半年前…ちょうどあの日が起こった日
初兎
だ…から……か?
初兎
ほとけ
初兎
初兎
なんでそんな崖にいるん?
ほとけ
ほとけ
初兎
ほとけ
初兎
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
初兎
初兎
ほとけ
初兎
ほとけ
そして君は崖から
鮮やかな海に向かって
飛び降りた
初兎
初兎
…答えがわかった
もうそれだけで充分だった
こっちこそありがとうと言いたい
だけど
もういえない
でも、
本当にありがとう。
初兎
初兎
もう君に直接は言えないけど
この気持ちは永遠と
変わらないから
~終わり~