テラーノベル
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⚠ATTENTION⚠
・実験施設、人外、能力者パロ ・センシティブなし ・なんでも許せる方向け ・まだ腐向け要素はありません…🙏
⚠️戦争賛美、政治的な意図、政治思想、思想的な主張は決してございませんのでご了承ください ⚠️史実とは一切関係ありません ⚠️史実ネタでもございません ⚠️すべて、私の妄想です
では、どうぞ⬇
廊下は静まり返っていた。
白い壁が無機質に続き、天井の蛍光灯が冷たい光を落としている。
ナチスは名簿を握り、深呼吸をひとつ。
この施設に収容されている国の化身たちは、ほとんどが危険だ。
正直に言えば、関わりたくない。
だが、観察日記を書くには交流も避けられない。
危険人物だと認識されず、うまく距離を取って接する――それが今の自分の最善策。
まずは比較的安全な白ランクの部屋から始める。
鍵を回し、静かに扉を開ける。
白ランクの区画は、他の階層に比べて静かだった。
消毒液の匂いも、機械音も、どこか控えめだ。 廊下の照明も、ほんの少しだけ柔らかい。
ーー危険度が低いからか。
ナチスは、手元の名簿に視線を落とす。
白ランク。 戦闘能力は低い。 だが、特殊能力の性質上、施設維持に有用。
ナチ
扉の前で一度だけ呼吸を整え、ロックを解除する。
静かな電子音のあと、扉が横に滑った。
中にいた三人が、ほぼ同時にこちらを見た。
日本。 ドイツ。 イタリア。
……警戒している。
分かりやすかった。 視線が固い。 距離を取っている。 声を出す気配がない。
それでもナチスは、特に気にした様子もなく、室内へ入った。
ナチ
淡々と、事務的に告げる。
ナチ
沈黙。
空調の音だけが、小さく流れている。
イタリアが、わずかにドイツの袖を引いた。 ドイツは小さく首を振る。
日本だけが、じっとナチスを見ていた。
……やがて。
日本
静かに、日本が口を開く。
日本
ナチスは少しだけ考える。
ナチ
ナチ
ナチ
即答だった。
ナチ
日本の表情が、ほんのわずかだけ緩む。
日本
それをきっかけに、空気が少しだけ動いた。
イタリアが、小さく息を吐く。
イタリア
ナチ
イタリア
ナチ
イタリア
ずっと黙っていたドイツが、腕を組んだまま言う。
ドイツ
ナチ
ドイツ
ナチ
それだけだった。 だが、不思議と嫌味はなかった。
日本が、少しだけ視線を逸らす。
日本
ナチ
日本
ナチスは、一瞬だけ考えて。
ナチ
それだけ答えた。
その言葉に、三人が小さく目を見開く。
――その時。
ガンッ!!!
鈍い衝撃音が、奥の区画から響いた。
空気が、一瞬で凍る。
イタリアがびくりと肩を震わせ、 ドイツの視線が扉へ向く。 日本は、無言で唇を結んだ。
ナチスは、音のした方向を見たあと、三人へ視線を戻す。
ナチ
静かに言う。
ナチ
その言葉は、妙に自然だった。
命令でも、慰めでもない。 ただ、事実を伝えるみたいに。
ナチスは、そのまま背を向け、部屋を出る。
扉が閉まる直前、 イタリアの小さな声が、かすかに聞こえた。
イタリア
廊下は、少しだけ温度が低かった。
奥へ。 奥へ。
警備の数が増える。
照明が暗くなる。
――黒ランク区画。
さらに、もう一度。
ガンッ!!
今度は、もっと近く。
ナチスは足を止めない。
重厚な扉の前に、二人の警備員。
一瞬だけ、迷うように視線を交わし、 やがてロックを解除する。
扉が、ゆっくりと開いた。
暗い室内。 冷たい空気。
そして――
奥に、誰かが立っている。
赤い警告灯が、断続的に点滅する。
その光の中で、 その人物は、ゆっくりと顔を上げた。
ナチスと、目が合う。
そこにいたのは、
――黒ランク。
――ソ連。
ソ連は、ナチスを見たまま、何も言わない。
ただ、じっと。 まるで、何かを確かめるみたいに。
ソ連
ナチ
ナチスも、目を逸らさない。
赤い光が、また瞬く。
その時。
ソ連の表情が、ほんのわずかだけ変わった。
ソ連
意味のない、息のような音。
だが。
それは、明らかに。
――“人間を見る目”じゃなかった。
▒▒▒▒ 観察記録 No.▒▒▒
本日、▒▒▒▒▒▒▒▒との接触を確認。
▒▒▒は、▒▒▒に対し▒▒▒▒▒の反応を示さない。 また、過度な▒▒▒も示さない。
▒▒▒▒▒したまま、▒▒▒▒▒▒させている。
――とても興味深い。
▒▒▒▒は、▒▒▒を「▒▒▒▒」としてではなく、「▒▒▒▒▒」として認識し始めている可能性がある。
特筆点:
▒▒▒は、▒▒▒▒▒▒▒▒に対し、躊躇なく▒▒▒。
▒▒▒▒より、 「▒▒▒」を優先した行動と推測。
なお。
▒▒▒▒▒▒は、 ▒▒▒を視認後、▒▒▒▒▒▒▒▒を停止。
この反応は、過去記録と一致しない。
――継続観察が必要。
補足:
▒▒▒は、自身が「▒▒▒▒」である可能性を、▒▒▒▒▒▒していない。
……非常に理想的な状態である。
To be continued
コメント
4件
続きが楽しみすぎる… 伏せ字が多めだからどうなるのかわからないのもいい…ほんとにストーリーの構成が好きすぎるんですよね( ´ཫ` ) これからも頑張ってください
興味深いお話です…実に面白い。 最後の伏字の所、色々と考えるのが楽しいですね。 続き、首を長くして待ってます!