小学二年生の時、
由香里
ねぇねぇ
由香里
何してるの?
凜音
え?
由香里は私に話しかけてくれたよね
これは、
一生に1度だけの初めての友達
一期一会の出会いだった
凜音
あれ?
凜音
由香里ってまた100点?
由香里
うん
凜音
すごいね!
由香里は成績優秀
運動神経抜群
性格も良くて
色んな事が出来た
一生に一度出会うかどうかの最高の友達だった
由香里は私と同じ言葉が好きだった
一期一会
由香里
だから、
由香里
私と凛音の出会いは一期一会の出会い
凜音
大切にしなきゃね
由香里
うん!
大切にしなきゃね
そんな事も言ってたよね
懐かしい...
それから数日
私の日常は、ここで崩れた
凜音
え?
凜音
私の机がない....?
凜音
ねぇ、誰か知らない?
誰も、口を開かなかった
由香里
それ.....
由香里
!!
由香里
...............
凜音
由香里.....?
由香里も口を開かなかった
いや、
開けなかったんだと思う
私の日常は崩れていった
どんどん
どんどん
どんどん
私は、崖にいた
時間は12時
誰もいなかった
手紙を置き、靴を脱ぐ
凜音
ごめんなさい由香里
凜音
一期一会の出会いを大切に出来なかった...
凜音
........
凜音
じゃあね
グシャッ.......
...............
体中が痛い
そっか
私は夢を見てたんだ
.................
由香里との一期一会の出会い
一生に1度だけの初めての友達
とても、大きくて、大切だった.....
...........
........
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