放課後、この音が気になるのは私だけなのか
それとも気付いてないだけか
音に興味がないのか
よくわかないけど
私はこの音色に惹かれていた。
そしていつしか
三井 くるみ
と、思うようになってしまった。
私の足音が廊下に響く。
目指すのは音楽室。
ガラガラガラ
三井 くるみ
声を奪われた。
ピアノを弾いていたのは、君だったのね。
切れ長の瞳
風に靡く髪
背高い
「エリーゼのために」
これを滑らかに弾いている
ピアノに無知の私でもわかる
すっごく上手である…。
木瀬 悠人
木瀬 悠人
三井 くるみ
三井 くるみ
木瀬 悠人
三井 くるみ
木瀬 悠人
三井 くるみ
木瀬 悠人
三井 くるみ
〜♪〜♪〜♪
三井 くるみ
思わず、歓喜の声を上げようとした
それほど、彼のピアノは素晴らしいものだった。
一目惚れだった。
一瞬で落ちた。
三井 くるみ
木瀬 悠人
三井 くるみ
三井 くるみ
木瀬 悠人
三井 くるみ
木瀬 悠人
カタン
三井 くるみ
三井 くるみ
木瀬 悠人
木瀬 悠人
三井 くるみ
木瀬さん近いです!
三井 くるみ
木瀬 悠人
三井 くるみ
〜♪
木瀬 悠人
三井 くるみ
三井 くるみ
木瀬 悠人
木瀬 悠人
木瀬さんは、悲しい顔をしていた。
三井 くるみ
木瀬 悠人
三井 くるみ
ピアノに何か思い出がいるのかな?
まあ、聞くほどでもないよね。
三井 くるみ
門が完全に閉まる5分前になった。
木瀬 悠人
三井 くるみ
木瀬 悠人
三井 くるみ
パタパタパタ
木瀬 悠人
木瀬 悠人
三井 くるみ
まともに男の子とお話ししたことなかったけど。
うまく話せたかな?
よかった…
〜♪〜♪〜♪
音楽室から、綺麗な音色が響く。
三井 くるみ
三井 くるみ
私は聞き惚れながら
木瀬さんの音色を聞く。