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カチ…カチ…カチ…カチ…
？？？
………………
？？？
✕✕✕様、準備が整いました。
？？？
そう。ありがとう、『クルミ』
クルミ
いえ。それより…
？？？
えぇ、あの事よね、分かっているわ
クルミ
はい。では、これで。
？？？
はぁ…
？？？
準備が整ったのね
？？？
ようやくあの時の約束を果たせそうよ、✕。
？？？
私はあの時、なんて言いましたっけ…
〜数年前、神社〜
？？？
……………………
？？？
………？
？？？
…………
？？？
あの、大丈夫？
？？？
………貴方は、
？？？
誰？
？？？
俺は、『✕』。
？？？
ここにはよく来てるの？
？？？
どうかしら、忘れてしまったの。
？？？
自分の名前も、産まれてきた意味も
？？？
全部、忘れてしまったから。
？？？
そっか〜
？？？
俺も同じかな。
？？？
同じ？
？？？
うん。
？？？
親も知らないし、
？？？
何処から来たのか、何処へ行っていたのか
？？？
少し、分からなくてさ
？？？
そう…同じなのね
？？？
なら、私達は仲間と言えるのかしら？
？？？
さぁ？これは俺達で決めることだよ
？？？
まぁ、そう思えるのなら…
？？？
仲良くなれそうだけれど。
？？？
そうね。そうだと私も思っている。
？？？
あら、私は名乗ってないじゃないの。
？？？
そういえばそうだ。すっかり忘れていた。
？？？
では、私は…
？？？
………『アリス』
？？？
それだけしか思い出せないのだけれど、
？？？
許してくださる？
？？？
あぁ、許すよ。
？？？
じゃあ俺の名前をもう一度。
？？？
俺は司。
？？？
よろしくな、アリス
？？？
えぇ、こちらこそ。
…夕暮れ時の夜空に
君は一人佇む
まるで、誰かを待ってるみたいだ…
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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