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すまない先生
すまない先生
次々に生徒からの返事が返る。
空は橙色で澄んでいた。
この生活にも、もう慣れた。
まだ、完璧にレッドになれたとは言えないが…
Mr.レッド
Mr.ブルー
Mr.銀さん
俺を誘ってくれる銀さんとブルー。
だが俺にはやるべきことがあった。
Mr.レッド
Mr.レッド
二人にはきっとわからない。
俺のすべき決まったことなんて。
Mr.銀さん
Mr.銀さん
Mr.ブルー
Mr.ブルー
俺は小さく縦に頷いた。
ブルーは遠回しにだが、俺を心配してくれていた。
先生には寄り道せず帰れと言われたが、その約束を破らなきゃいけなさそうだ。
生徒が次々に教室から出ていく。
夕暮れの教室に、一人で俺は涼しい風を感じていた。
廊下が静まりかえる。
もう誰もいなくなったようだった。
Mr.レッド
俺は覚悟を決め、廊下へ駆け出したのだ。
俺は今は使われていない教室に着いた。
ここだ。俺が来るべきだったのは。
「今日こそ真相を明らかにしてやる。」
そう心に誓ったのはつい昨日だった。
俺は昨日、ここの教室で一通のメモを見つけた。
昨日は困惑していて内容が頭に入ってこなかったが、今日なら大丈夫。
そう決めて、約束を破ってまでもここまで来た。
ーー全て、真相を知るため。
メモを開くと、俺らしい字で文章が綴られていた。
「忘れるってことは"もう一度出会える"ってことだ。」
Mr.レッド
Mr.レッド
小さい微かな声で自分を呼ぶ。
そして端に小さく書かれた名前ーーマネー。
Mr.レッド
Mr.レッド
Mr.レッド
そのとき、廊下から足音がした。
俺は焦って身を隠そうとする。
だが、来たのは驚きの人物だった。
ーーーーすまない先生。
Mr.レッド
すまない先生
すまない先生
すまない先生
Mr.ブルー
後からブルーも後を追ってくる。
その次には赤ちゃんや銀さん。ーー全員いる。
Mr.ブラック
Mr.レッド
ぎこちない感じで、いつの間にか俺は本当のことを言っていた。
Mr.バナナ
まるで「手遅れ」というようにバナナが冷静に言う。
見たらまずいものを見てしまったのか…?
Mr.レッド
すまない先生
Mr.ブルー
Mr.レッド
Mr.赤ちゃん
Mr.銀さん
Mr.レッド
俺はマネーを問い詰めていた。
そして、自然と険しい表情になる。
俺に隠していることがありそうだったからだ。
Mr.レッド
Mr.マネー
マネーはこれ以上ないほどに焦り、冷や汗をかきながら立ち尽くしていた。
コメント
8件
感動したぁ……… やっぱゼファは天才…!
マネーどしたんだろ… ずっとどきゝし乍見てました!✨️🥹
見れば見るほど楽しみだぁ…✨ これからも応援してる .ᐟ +。:.゚ஐ♡゚