テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#虐め系
KOKO💖💫🦊
141
ぽていとぉさま! カンヒュ民
617
犬推し
526
逸美に言われた通り、パスケースを田之上へと届けに向かう花音。
同じ部屋の中にある、同じタイプの机に向かうだけなのに、こうも気が重いのはなぜなのだろうか。
田之上は午後からの予定があるからなのか、珍しく自分のデスクで仕事をしている。
一体、どんな仕事をしているのか……それすらも花音は知らない。
いや、この部署で知っている人間はいないのであろう。
仕事を人に振ったら振ったで放り投げっぱなし。
フォローもしなければ、アドバイスを求められても、自分で考えろ――との一点張り。
そして、ミスをすれば責任は部下に押し付け、上手くいけば自分の手柄とする。
あの人は――世の中の渡りかたが極端に上手いだけで、きっと自分では何もできない。
少なくとも花音はそう思っていた。
仕事を回していくうえで必要かつ、名前すらついていないような小さな仕事でさえ、彼にはできないであろう。
花音
田之上
花音
花音
面倒くさそうに花音の手元を見ると、ひったくるようにしてパスケースを奪う田之上。
田之上
田之上
田之上
田之上
田之上
花音
花音
田之上
田之上
田之上
田之上
花音
田之上
田之上
田之上は花音のことを追い払うかのごとく、手を振った。
ここまでされるのであれば、一発くらい殴っても罰せられないのではないか。
そう思ったけどやめておいた。
この一連の流れは、全てたまたまだから。
他の社員が課長とぶつかり、その際に都合良く落ちたパスケースを、警備員室に届けた。
それを逸美がたまたま警備員室で受け取り、それを同じフロアである花音に託した。
そして花音は、渡されたパスケースを田之上に渡しただけ。
そう、全て偶然というか、然るべき流れがあったからこそ、起きたことだ。
しかし、この一連の流れに花音は意図的なものを感じていた。
花音
花音
花音
花音
復讐同盟――その恐ろしさを花音が目の当たりにするのは、その日の夕方。
定時間際のことだった。
定時、少し前――。
花音
課長のデスク、そして百合のデスクは空席。
ご丁寧に各々の予定が記載されているボードには、2人の行き先は会議室であり、打ち合わせという名目が記載されている。
逸美
花音
またしても背後から声をかけられて飛び上がる。
花音
花音
逸美
逸美
逸美
逸美
逸美
逸美
逸美
花音
花音
花音
逸美
逸美
彼女は果たして何者なのか。
少なくとも、復讐同盟について何かを知っているのだろう。
誘ってきたのも彼女であることだし。
逸美
逸美
逸美
花音
花音
逸美
花音
逸美
花音
逸美
花音
逸美
逸美
逸美
逸美
花音
逸美
逸美
逸美
逸美
花音
逸美
逸美
逸美
逸美
逸美
花音
花音
逸美
逸美
逸美
逸美
彼女の言葉を待っていたかのごとく、フロアに重たい空気が入ってきた。
逸美
逸美
フロアに入ってきたのは、課をまとめる重鎮――花音自身も滅多に顔を合わせないようなお偉いさん。
部長、錦織だった。
錦織はフロアを見回した後、逸美を見つけてこちらにやって来る。
錦織
逸美
花音
自分のことではないが、なんだか見ていてハラハラする。
錦織
逸美
部長の視線が花音へと向けられた。
花音
錦織
逸美
花音は思い知らされることになる。
逸美の言う、公開処刑の意味を。
錦織
――公開処刑開始。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!