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俺
俺
俺
俺
mother
mother
mother
mother
俺
俺
俺
俺
mother
mother
俺は、1人で生きることを選んだ。
そして、こいつだけを持っていった。
今、日本では人工爆発が起こっている。
だから、日本に残る人間と 無人島に行く人間に分ける政策ができた。
そこで俺は、無人島に行く方を選んだ。
その際、政府から一つだけ物が支給された。
たくさんの選択肢の中から、 俺はこのmotherを選んだ。
食事を自動で作ってくれる、 優れたアンドロイドだ。
mother
mother
俺
俺
もぐもぐ…
ぱりぱり…
むしゃむしゃ…
俺
俺
mother
mother
俺
motherは、食料を調達する。
食料がない場合は政府に連絡するそうだ。
しかし、今はまだ大丈夫そうで、 いつもお昼の時間にぴったり戻ってくる。
俺
俺
俺
mother
mother
mother
俺
俺
mother
俺
mother
俺
なんだかんだで、俺もmotherを かわいがっている。
しゅんとするところがかわいいのだ。
mother
俺
mother
俺
俺
さくさく…
ごくごく…
ぱりぱり…
俺
俺
mother
俺
mother
やっぱり。
motherはかわいいのだ。
夜ご飯も楽しみだな…
俺が起きると、motherはいなかった。
時計を見ると、5時をまわっていた。
食料調達に出かけたのだろう。 でも、長く寝過ぎたな…
俺
俺
しーーーーーーーん…………
俺
mother
俺
mother
俺
俺
俺
俺
mother
mother
俺
俺
mother
mother
俺
俺
俺
はむはむ……
もぐもぐ……
がっつり…
俺
俺
mother
mother
俺
心底、驚いた。
motherが、恋愛感情を抱くなんて。
ハートのケチャップに、loveの文字。 「好き」ということに等しい。
今までに、こんな事例はなかった。
ちょっと嬉しかったが、怖かった。 ロボットなのに…恋をするなんて。
俺
mother
mother
mother
俺
mother
俺
mother
俺
mother
mother
mother
俺
ガチャッ…
俺
怖かった。 motherは、何かを料理していた。
俺の見たことのない何かを。
あれを食べなくてはいけないのか？ …そう思うと怖かった。
mother
俺
俺
mother
mother
俺
mother
ガチャッ…
俺
明らかに、motherはアンドロイド… ではなくなっていた。
愛情表現もするし、
寂しそうにもする。
俺
俺
質問 お久しぶりです。 無人島で生活しているΧΧΧです。 少し質問があります。 今愛用しているアンドロイドのmother ですが、最近おかしいです。 寂しがったりします。 感情があります。 おかしいとおもいませんか？ 調査して、不具合がないかどうか、 確かめていただきたいのです。 お手数ですが、よろしくお願いします。
俺
翌日…
俺
俺
お答えします 先日連絡いただきました。 政府質問受付センターです。 返答がおくれて、申し訳ありません。 私達のモニターで調査しましたところ、 お宅様のmotherのモニター接続が 切れているようで、反応しませんでした。 申し訳ありませんが、こちらから 解決策を練ることは難しいです。 また異常があればご連絡ください。 （広告） 地球でハッピーウエディング！ あなたも一攫千金！アースビンゴ！ 株式会社パユカピヨ （質問受付センター） （終）
俺
俺
俺
俺
俺
mother
俺
mother
俺
mother
俺
mother
俺
俺
mother
俺
俺
mother
俺
俺
mother
mother
俺
俺
ぐちゃぐちゃ…
ぴちゃぴちゃ…
ぐにゅ…
俺
mother
mother
俺
俺はmotherに魚を食べさせられた。
非常にまずく、腐った味だった。
これはいけない。俺は思った。
mother
mother
mother
俺
mother
mother
mother
俺
俺
mother
mother
俺
mother
俺
mother
俺
俺
mother
俺は逃げた。
非常用ロケットで、地球に帰った。
妻が迎えてくれた。泣いていた。
俺に早く帰ってきて欲しかったらしい。 妻は大喜びで言っていた。
政府は、改めて俺の島に調査に行くらしい。
でも、なぜかわからない。
motherはなぜ、俺を好きになったのか？
政府が戻ってきた。
そこで見つかった事実は、 衝撃の物だった。
motherは、誰かに操作されていたらしい。
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