駅の中に入ると 早朝なのに関わらず 沢山の人で賑わっていた
静月 シズク
私は、辺りを見渡し 少し目立つ場所を見つける
静月 シズク
ずっと手に持っていた 少し大きめの旅行バッグを地面に下ろす
静月 シズク
「待つ」と云っても流石に暇なので ポケットから携帯を取り出し 横浜の観光スポットと『現在の探偵社』の様子をWebで見た
静月 シズク
どんどん下へスワイプしていくと 敦さんと太宰さんが笑いながら話している写真が出て来た
静月 シズク
静月 シズク
実際 私が"此処"に来たのも 今年のまだ太陽がジリジリと照りつけられる程暑い夏頃だった
現在は、お彼岸 要するに『もうそろそろで秋が来ますよ』という合図の様なものなのだ
静月 シズク
そんな独り言を呟いていると 後ろから肩を叩かれた
静月 シズク
後ろを振り返ると 猫娘さん、鬼太郎さん、目玉親父さん、砂かけ婆さん子泣き爺さんが立っていた
静月 シズク
猫娘
静月 シズク
静月 シズク
砂かけばばあ
静月 シズク
飛ぶ 木綿と 歩く壁が発見されたら世間は大変な事になるだろう
…後は、電車に乗れない
鬼太郎
鬼太郎さんの急な質問に少し驚いたが 私は、落ち着いた口調で話した
静月 シズク
そう語る私の脳内には、お墓から見える 虚しい海が見えた
鬼太郎
静月 シズク
子泣きじじい
静月 シズク
静月 シズク
目玉親父
静月 シズク
犬山 まな
静月 シズク
静月 シズク
犬山 まな
静月 シズク
犬山 まな
犬山 まな
静月 シズク
犬山 まな
静月 シズク
静月 シズク
犬山 まな
猫娘
鬼太郎
切符を買い 電車が来るのを待っていた
所々から 他の人の会話が聞こえてくる
静月 シズク
静月 シズク
静月 シズク
静月 シズク
口からポロリとその言葉が零れた
犬山 まな
静月 シズク
犬山 まな
静月 シズク
犬山 まな
犬山 まな
静月 シズク
静月 シズク
静月 シズク
そう言い私は、顔を背けた
犬山 まな
静月 シズク
犬山 まな
犬山 まな
静月 シズク
犬山 まな
静月 シズク
目尻に少し熱が籠った気がした
涙が溢れてしまいそうなのをグッと堪えた
静月 シズク
犬山 まな
あくまで励ましだとしても構わない
その言葉に温もりを感じられただけでも良かった
その温まった心を更に暖めるかのように 電車が遠くから来た
少し冷たい風が肌を冷やした
静月 シズク
扉が開いたのを見計らって 私は、切符の席に座った
隣の席は、以外ながらも 鬼太郎さんだった
鬼太郎
静月 シズク
電車が発車してからも ずっと気まずい雰囲気が流れていた
静月 シズク
(流石に何か喋った方が良いわよね)
静月 シズク
鬼太郎
静月 シズク
鬼太郎
鬼太郎
静月 シズク
静月 シズク
鬼太郎
静月 シズク
鬼太郎
静月 シズク
鬼太郎
静月 シズク
静月 シズク
静月 シズク
鬼太郎
静月 シズク
鬼太郎
静月 シズク
静月 シズク
静月 シズク
静月 シズク
静月 シズク
鬼太郎
静月 シズク
静月 シズク
鬼太郎
鬼太郎さんは、俯いていたから顔が見えなかったけれど
少しだけ声のトーンが上がっていたのは、確かだった
犬山 まな
犬山 まな
静月 シズク
犬山 まな
砂かけばばあ
静月 シズク
静月 シズク
静月 シズク
静月 シズク
犬山 まな
静月 シズク
猫娘
静月 シズク
犬山 まな
犬山 まな
静月 シズク
私は、一応 まなちゃんに一寸した『御守り』を持たせてあげた
犬山 まな
静月 シズク
犬山 まな
私は、少し微笑み 少しの別れを告げて皆から離れて行った
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コメント
5件
続きが楽しみです!!
続き待ってます!!