――p.h.(5話)――
🐯
はぁ、はぁ……
🐯
別れよって言ってここまで来たけど……
🐯
雨かぁ…
🐯
傘持ってきてないしなぁ……
🐹
ヤー!テヒョンア、どうしたんだ?
🐯
え、あ、ジニヒョン!
🐹
久しぶりだな
🐹
最近どうなんだ?
🐯
えっと……その……
🐹
?何か言い難いことがあるのか?
🐯
別に……
🐹
……ははーん
🐹
さてはお前ジョングガの事だろ
🐯
ビクッ
🐹
お?図星か?
🐯
……グスッ
🐹
あー……これはちょっとヤバい奴だな
🐹
テヒョンア
🐯
なんですか……?グスッ
🐹
俺がジョングガに電話してやろうか?
🐯
……はい。グスッ
🐯
お願いします(グスッ)
🐹
しばらくはこうしてような
ギュッ
🐯
ふぇっ?!///
🐹
よしよし……ヾ(・ω・`*)
🐯
うぅ……
🐹
今は泣いていいぞ……
🐹
頑張ったな、お前
🐯
。゚( ゚இωஇ゚)゚。
(📞^o^)トゥルルルルル…
🐰
もしもし?
🐹
ヤー、ジョングガ〜
🐹
久しぶりだな
🐰
ジニヒョン!
🐰
お久しぶりです!
🐹
あぁ、お前に言いたい事があるんだ
🐰
?なんですか?
🐹
悪いが、テヒョンアを迎えに来てくれないか?
🐰
え、なんでですか?
🐹
実はお前の事でな……
🐹
頼むが迎えに来てくれ
🐰
えっと、テヒョニヒョンは今どこに……
🐹
俺の隣で泣き疲れて寝てるよ…
🐹
だから早くしてくれ
テヒョンアの心が壊れる前に
🐰
っ……!
🐰
はい!
🐯
…zzZ
🐯
……んぅ?
🐹
お、起きたか
🐯
おはようございます……
🐹
おはよう
🐹
今からジョングガ迎えに来るから
🐹
それまで頑張ろうな?
🐯
はい……
心にできた癒えない傷がまだ残っていた
誰でもいいから心を癒してくれる止血剤をくれ
🐹
ヨシヨシ( ´。•ω•)ノ"(っ <。)
🐯
んぅ……
🐯
暖かいです……
🐹
そうかそうか、なら良かった……
🐯
はい……///
🐰
ヒョン!
🐯
グガ……
🐹
お迎えが来たみたいだな。
🐹
じゃああとはよろしくな
🐰
ヒョン、帰りますよ!
🐯
……うん
🐯
……あのさ
🐰
どうしたんですか?
🐯
……手、握ってほしい
🐰
はい!どうぞ!
🐯
ん……(手を握る)
🐰
ふへへ、ヒョンの手暖かいですね
🐯
そうかなぁ?
🐰
暖かいですよ!
🐰
ヒョンと手を握るの久しぶりだなぁ……!
🐰
僕ヒョンの手大好きです!
🐯
あ、ありがとう……///
🐰
へへ、じゃあ帰りましょう!
無意味すぎる甘い言葉で心が揺らいだ気がした
まるで化学反応を起こされてるみたいだ
――自宅――
🐯
はぁ……
🐯
……あれ飲まなきゃ
僕が取り出したのは"薬"
後はお供として注射も用意する
🐯
っ、はぁ……
今じゃもう一種の自慰行為になってるようなもんだ
🐯
……まだ欲しい
"でもやめなきゃ"
まだ欲しい気持ちをぐっと堪えた
🐯
……グガァ……
🐯
……グスッ
🐯
ヒッグ……
🐯
……カッター……
スーッ×12
🐯
……落ち着くなぁ……
🐯
……お昼ご飯どうしよう……
🐯
……食べなくていっかぁ
🐯
作るの面倒だし
実世界での恋はハッピーエンドじゃないから
心が壊れて生きていけない
僕のそばにジニヒョンみたいな人が居たらなぁ……
🐯
はっ……!
🐯
ダメダメ!
🐯
僕にはグガがいるんだから!
🐯
……包帯巻いとこ。バレないようにしないと
でも
僕が泣いてた時に抱き締めてくれたのはヒョンだし
撫でてくれたのもヒョンだし……
🐯
……うーん
🐯
……これって……僕
🐯
ジニヒョンに惚れたのかな……?
せめてあなたの血肉になれたなら
どれほど幸せだったか分からないや
🐯
うっ……
🐯
トイレ……
🐯
おぇぇっ……
🐯
……うぅ
さっきまで飲んでいた薬を全部吐き出した
🐯
はぁ……
やめないと辛いのに
でも
"飲まないと苦しくなる"
🐯
……ジニヒョン……
無意識に僕はジニヒョンの名前を呼んだ
ピンポ-ン
🐯
ん?……誰だろ
ガチャッ
🐯
はーい……
🐹
テヒョンア!
🐯
ヒョン?!どうしたんですか?!
🐹
いや、帰る時お前何か体調悪そうだったから
🐹
一応来てみたんだ
🐯
そうですか……
🐹
なぁ
🐹
お前その包帯なんだ?
🐯
ビクッ
1番見て欲しくない人に見られてしまった
🐯
な、なんでもないです……!
🐹
嘘つくな、お前何かあっただろ
🐹
しかもそれ注射の痕だろ
🐯
……(コクン)
🐹
……しばらくここに泊まっていいか?
🐯
……はい
🐹
話は後から聞くからな
🐹
でももう自傷行為は絶対にやめろ
🐯
はい……
🐹
……(*´︶`)ノ” ._.`)
🐯
……んへへ
ジニヒョンにこんなにドキドキしてるのは初めてだ
もしかして僕、グガよりジニヒョンの事が……?
絶望と幸福は体内を喰フ
――p.h.――
――END――