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murderer gost

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murderer gost

1 - 輪廻転生

♥

29

2021年09月28日

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警察

○○町××-××

警察

殺人事件発生

警察

犯人と思わしき者3番地へ逃走中

JK

ねぇねぇ聞いた?また殺人事件だって

JK

犯人捕まってないんでしょ?怖〜い。学校も無くなればいいのに〜

サラリーマン

全く、、、面倒事は起こして欲しくないもんだ。

中年のおじさん

警察は何をやってる!

、、、

はは

はははははははははははははははははははははははははははははは!!

警察は本当に馬鹿だなぁ?こんなにちょろいとは思っていなかった!

あははは

穢れた魂に終止符を

誰だ?!

せいぜいお前が殺した者達への償いとして苦しみながら死ね

何言ってんだこのや

ザクッ

、、、

、、、

これで、、、あと「 」

西城美里

(今日も収穫なしか、、、)

西城美里

(あの組が関わってるのはわかってる、、、でも証拠が)

西城美里

(はぁ、、、今日は葉月の誕生日なんだから仕事のことは忘れよう、、、)

私の名前は西城美里。警視庁刑事部長に務めています

その理由は、、、8年前父と母を殺した犯人を探すため。

あの日、、、高校生だった私はいつもより帰りが遅くなった。何となく寄り道したくなったからだ。それが最大の後悔になるとも知らず

家に帰ると、鍵が空いていた。中には父と母の死体が、、、そして妹の葉月は押し入れに血だらけで体を小刻みに震わせていた。

私は警察を呼んだけど彼らは父と母の死を事故死と偽装した。

私は警察と犯人にこの屈辱を果たすため刑事になった。

私はこの事件について少しずつ情報を集めた。警察が犯人を庇った理由。犯人の目的

そう、、、あと一歩だったのに

西城美里

(ケーキ買って帰らないとなぁ)

キキーーーーー

西城美里

!?

バンッ!!

JK

いやぁーー!!

中年のおじさん

おい!大丈夫か?!

サラリーマン

もしもし!!人が引かれて

こうして私の人生は幕を閉じた

はずだった、、、

謎の少年

やぁ!おはよう

謎の少年

なんだこいつ って思っているだろうけど僕は言わゆる神だよ

謎の少年

よろしく

西城美里

、、、

西城美里

え、、、と、、、

西城美里

どうもこんにちは

西城美里

神?

謎の少年

信じてくれて嬉しいよ

西城美里

ちょっと待った!!

西城美里

ここどこ?!

謎の少年

ここはあの世とこの世の境。本当は君は天国に行くようになってたんだけど手違いで輪廻の輪をくぐることになっちゃったんだ

西城美里

輪廻の輪?

西城美里

あの、転生出来るやつ?

謎の少年

そうだね。生まれ変わると言うよりかは君とは赤の他人の人生を送って欲しい

西城美里

それになんの意味があるのかは知らないけど、貴方がいい加減な人だとはわかったわ

西城美里

それで?私になんのメリットがあるのか聞こうじゃない

謎の少年

へ?

説明しよう、、、彼女は両親を失ってから大学も行かず働いていたため社畜になったのである。

西城美里

だからメリットだよ。私の行き場を誤作動で間違えた責任をまさか取らないつもり?

西城美里

ただお願いしますでやるほど社会人やってないのよ

西城美里

報酬に見合った働きをするのが社会人。見返りもなしに動くのはどう考えてもおかしいでしょ?

謎の少年

確かに、、、

西城美里

それに貴方だってこの仕事、メリットがあなたにあるからやってるんじゃないの?

西城美里

平社員か社長か知らないけど。

西城美里

人にもの事を頼む時は

謎の少年

あぁ!!もうわかったよぉ!

謎の少年

そんなに言わなくてもいいだろ!

謎の少年

上司と同じようなこと言わないでよ

西城美里

上司に言われたことなら社畜のように働きなさい。それが嫌なら転職する事ね

謎の少年

はぁ、、、なんで死人にここまで言われなきゃいけないの、、、

西城美里

それで?私へのメリットは?

謎の少年

ちゃんとありますとも!

西城美里

(だったらさっさと言えよ、、、)

謎の少年

ちょっと!!そんな酷いこと言わないで!

西城美里

!?

西城美里

(私、今何も話してないのに)

謎の少年

心の声くらい読める

西城美里

(そうだ、一応神って言ってたな)

謎の少年

一応じゃなくて神だって!!

謎の少年

もういいから、話し始めるよ?!

謎の少年

君へのメリットだけど、君確か妹といたよね?

謎の少年

君とは6歳下の妹、西城葉月 18歳

謎の少年

妹を置いて行って不安じゃないのか?

謎の少年

今年受験生だし

謎の少年

君の両親も他界している。

謎の少年

輪廻の輪をくぐれば妹の様子を知ることができる

謎の少年

どう?

西城美里

(、、、確かに妹の今後の入学費用どころか生活費もままならない状態だろうし、、、)

西城美里

(あいつらのことも気になる)

謎の少年

あいつらって?

西城美里

両親を殺した組。

西城美里

西城組

謎の少年

西城?君と同じ苗字じゃないか

西城美里

えぇ。だって西城組は元々父と母が作った組みですもの

西城美里

勢力をつけてきたのはいいけど仲間達がどんどん過激になっていったようで父と母はそうそうに西城組から抜け出した。

西城美里

でも父と母の信頼は厚くなかなか組長が決められなかった。

西城美里

それが動機でしょうね

西城美里

まぁでも父と母を殺っても意味なかったみたいだけど

西城美里

その理由に今現在同じ名前を使われているからね

謎の少年

じゃあ今、組長を目指している奴らからしたら西城家の人間を相当恨んでるだろうね

西城美里

、、、あの事故も私は事故だとは思わなかった

西城美里

死ぬ直後、トラックから出てきた人の腕には刺青が掘られていた

西城美里

証拠はないけど、私が西城組を嗅ぎ回っていることに気づかれたか私が西城美里だったからか

西城美里

どっちにしろ、私の死はやつらにとっては好都合

謎の少年

次は西城葉月を殺せばね

西城美里

そんなことさせない、、、

謎の少年

君ならそう言ってくれると思ったよ

謎の少年

じゃあ取引き成立かな?

西城美里

その前に、、、輪廻の輪をくぐった後の話を聞きましょうか

西城美里

赤の他人って言ってたでしょ?具体的なデータを提出してもらわないと私自身不安でね

謎の少年

そうだね。君が受け継ぐ体は彼だ

西城美里

ちょっと待った、、、

西城美里

何個か質問させて

西城美里

受け継ぐ?彼?そしてこの年齢に名前、、、どういうこと?

美里の目の前に現れたのはゲームとかでよく見るステータス画面。そこには名前や年齢だけでなく性格や好きな物。そして何より容姿が浮き出ていた

謎の少年

受け継ぐ、、、というのは言葉に語弊があったね。彼の魂が実はまだ入ってなくてね。4歳になっても人格が生まれずに困っていたんだ。

謎の少年

性別は、そんなに気になることとは思わないけどなぁ。だって君、女って動けないし立場弱いし嫌って日頃から言ってたみたいじゃん

西城美里

想像つかないから不安になるでしょ普通

謎の少年

そして彼、、、ジョイル・ロータス

西城美里

完全に日本人じゃないでしょ、、、

謎の少年

どうにかできないかなぁ?

西城美里

、、、妹のためだし、しょうがない。契約成立で

謎の少年

ほ ほんと!!

謎の少年

ありがとう

謎の少年

じゃあ早速、2度目の人生にいってらっしゃい

謎の少年

あ!言い忘れた。僕を呼びたい時はお寺に行って!

西城美里

わかったわ。

西城美里

西城美里

ここは、、、どこだ?

見慣れない天井に驚き自身の体を起こし当たりを見渡す。

どうやら転生は成功したらしい。近くに鏡が壁にかかっていたのでそこまで行き、鏡に映る自分を見る。

西城美里

、、、これが 私

そこには小さくて可愛らしいお人形さんのような男の子がいた。目は青く、髪は銀髪。出身国はこれだけでは分からないが明らかに日本人ではなかった。

西城美里

これがジョイル・ロータス、、、

どうやらまだ4歳というのは本当らしい、、、

西城美里

(とにかく今は葉月が心配だ)

部屋を出るとどうやら2階だったらしく下へと続く階段があった。そこを降りていくとそのままリビングに繋がっていた。

そこで、、、女性が調理をしているのを見た。

ジョイル?

起きたのね。

西城美里

えっと、、、少し出かけてきます。

えぇ。わかったわ

西城美里

(なんだかとっても不気味な母親だな。)

とにかく場所の把握をするためすぐさま玄関を探し外に飛び出した。

西城美里

(ここは、、、近所にあった廃墟?まぁいい。葉月の家が近いのはありがたい)

住んでいたアパートへ向かう途中、懐かしの公園があり桜が満開に咲いていた。

西城美里

(もうそんな季節か、、、私が死んでしばらく経っちゃったのかな?)

私が死んだのは12月3日。

妹、葉月の誕生日に、、、

時のたち具合に戸惑っていると公園内に髪の長い高校生くらいの女性がたっているのが見えた。

それは間違えなく、葉月の姿そのものだった

西城美里

あ あの!

思わず声をかけるとその女性は顔を顕にした。

あら、どうしたの?

迷子?

西城美里

(良かった、、、元気そうで)

泣きそうになっていると

名前はなんて言うの?

あ!私は

西城美里

私は西城美里

西城美里

、、、は?

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