凪沙、芽依、穂乃果は観客席で試合の様子を見入っていた。
南 凪沙
バァンッ…と燈李のスパイクの音が体育館中に鳴り響く。
日坂 宙丘 9 ー 9
南 凪沙
桃園 芽依
桃園 芽依
南 凪沙
南 凪沙
桐山 穂乃果
穂乃果は泣きそうな顔になって、クイッと凪沙の袖を引っ張った。
桐山 穂乃果
南 凪沙
南 凪沙
南 凪沙
桃園 芽依
南 凪沙
バァンッと、燈李のスパイクがコートに突き刺さる。
9 ー 9
桐山 凌
桐山 凌
尾瀬 一颯
凌は手で汗を拭いながら口を開けた。
桐山 凌
桐山 凌
尾瀬 一颯
尾瀬 一颯
タイムアウトが終わってから
咲久のセットが全然読めない
"教科書"通りのセットしかしなかったくせに……
尾瀬 一颯
尾瀬 一颯
桐山 凌
尾瀬 一颯
尾瀬 一颯
桐山 凌
尾瀬 一颯
尾瀬 一颯
桐山 凌
桐山 凌
桐山 凌
尾瀬 一颯
大丈夫
すぐ新しいアイツに適応してやる……
宙丘のサーブを優成はレシーブした。
尾瀬 一颯
尾瀬 一颯
一颯はフワッと凌にトスを上げた。
バァンッと凌のスパイクは飛んでいくが、
宙丘のリベロがなんとか上へとあげた。
桐山 凌
尾瀬 一颯
大丈夫。
あの位置から速攻は絶対にない
ここは確実に__
一颯は飛ぶ体制に入っている燈李の方へ目を向けた。
尾瀬 一颯
バァンッ!
謙心の打ったスパイクがコートに叩きつけられた。
9 ー 10
尾瀬 一颯
尾瀬 一颯
倉見 修也
桐山 凌
菊池 陽真
尾瀬 一颯
嘘だろ
全然……
読めなかった!!
真宮 咲久
尾瀬 一颯
一颯はハッとしてネット越しに立つ咲久に目を向ける。
尾瀬 一颯
尾瀬 一颯
尾瀬 一颯
真宮 咲久
真宮 咲久
尾瀬 一颯
ー約5分前ー
流川 梢
流川 梢
真宮 咲久
真宮 咲久
真宮 咲久
真宮 咲久
流川 梢
梢は咲久のことをじっと見据えながら言葉を続ける。
流川 梢
流川 梢
流川 梢
真宮 咲久
流川 梢
真宮 咲久
流川 梢
流川 梢
流川 梢
流川 梢
真宮 咲久
真宮 咲久
その通りかもしれない
一颯の背中ばかり追っかけてきて
俺はアイツの背中に届くことばかりを目標にしてきた
けど、アイツを追い越すことは想像したことがなかった
流川 梢
流川 梢
流川 梢
咲久は目を丸くさせた。
真宮 咲久
真宮 咲久
千秋 燈李
真宮 咲久
真宮 咲久
流川 梢
真宮 咲久
真宮 咲久
どこかで、俺は自分自身が変わることを怖がっていたのかもしれない
でもそれは、今日で終わりだな__
真宮 咲久
「「「オーッ!」」」
尾瀬 一颯
真宮 咲久
真宮 咲久
真宮 咲久
尾瀬 一颯
尾瀬 一颯
真宮 咲久
真宮 咲久
尾瀬 一颯
一颯は目を丸くさせた。
尾瀬 一颯
真宮 咲久
一颯と陽真の速攻が決まり、
10 ー 10
優成のサーブを燈李が、崩れた体制のままレシーブした。
千秋 燈李
真宮 咲久
咲久は数歩歩いてボール下へと移動した。
真宮 咲久
燈李はレシーブをしていたから、まだスパイクを打つ体制に入れていない
謙心との速攻__
離れた位置からの速攻はさっき披露したから
もちろん、警戒されてる
真宮 咲久
いや
こんな思考はやめだ。
真宮 咲久
バレーを始めた頃の、
ただ、"楽しい"方へ!
咲久はフワッとトスを上げた。
そこにいるのは__
千秋 燈李
千秋 燈李
燈李はなんとか体制を立て直し、
バァンッとスパイクを打った。
10 ー 11
真宮 咲久
千秋 燈李
千秋 燈李
真宮 咲久
真宮 咲久
千秋 燈李
千秋 燈李
真宮 謙心
真宮 咲久
真宮 咲久
咲久はニヤッと微笑んで、謙心の頭をガシガシと撫でた。
千秋 燈李
真宮 咲久
真宮 謙心
コメント
2件
全くどうなるのか分からない…!! 面白すぎる👍️🔥 青春だなぁ〜…💞
相変わらず最高です🥰