奏奈
お母さん、行ってきます
友葉
行ってきまーす!
あれから数年
時が経つにつれ、私は絵を描き続けて絵師になった。
絵名
行ってらっしゃい
私は26になった。
あの頃奏は16歳。
中学生の頃、3月末ぐらいに、あの子が雨の日に玄関に置かれていて
育てたらしい。
ピンポーン
絵名
はーい
ガチャッ
優奈
絵名ちゃん。
絵名
あっ、優奈ちゃん!
絵名
久しぶり!
優奈
久しぶり。奏奈ちゃん達どう?
絵名
相変わらず元気。本当いい子達に育ったなって
優奈
そっか....
絵名
どうしたの?
優奈
いや...ね
優奈
私、赤ちゃん出来ない体だったの。
優奈
病院で診てもらって、駄目だった、
絵名
そうなんだ...
優奈
ごめんね。こういう話
絵名
でも、養子として迎え入れる子が来るかもしれないからね
絵名
私は、施設の子を迎え入れただけだから...ね
優奈
そうなんだ、じゃあ施設に行ってみるね。ありがとう
絵名
うん。(手を振り
バタン
絵名
.....妊娠しちゃったしなぁ、
絵名
私