○○
ここが家?
na.
そうだよ!一人暮らしだから少し狭いかもしれないけどごめんね
苦笑いをして言う。
○○
いやいや!泊まらさせてくれるだけでとても嬉しい!あ、ていうかお兄ちゃんって呼んでもいいかな…?
なーくんは少し顔を伏せて荷物を持ってない方のてで手を隠した。
na.
い、いいよ!
○○
そっか!ありがとう
お兄ちゃんは私の方に向き直り、ドアを開ける前に私の方を振り返った。
na.
あの…実は今日俺に兄弟が出来ることが楽しみ過ぎてメンバーみんな俺の家に待機してるんだけどいいかな…?
○○
え!?!?
いやいやちょっと待って!?
今この中にすとぷりがいるってこと!?
え、今日命日じゃないよね…?
○○
いや…あの…全然いいけどちょっと倒れるかもしれない…w
na.
えー!まあ大丈夫だよ!
○○
いや…緊張する…w
na.
大丈夫だよ!リラックスして〜
大きく息を吸い込んだ。
ガチャ
ri.
いやだぁ死んじゃう〜
je.
さとちゃんこっち来んなって!w
sa.
カッカッカッwwww
これでもくらえー!
これでもくらえー!
ro.
うわぁ!ちょっと巻き添えにしないで!
co.
ちょ、やばい!負ける!
家の奥の方からメンバーの話し声をが聞こえる。
なにやらゲームをしているようだ。
心臓の音がどんどん早くなっていっていることがわかる。
na.
ただいまー!
お兄ちゃんが大きな声で言うと話し声はすぐにおさまり、ドタドタする音が聞こえる。
na.以外
おかえりー!
おかえりの声と共に全員が玄関まで走ってきた。
○○
…!!
私は顔が真っ赤になっていってることがわかった。
恥ずかしくなって慌ててお兄ちゃんの後ろに隠れた。
ri.
あ、隠れちゃった
sa.
ジェルのせいだろ、お前身長デカいし
je.
は?俺じゃねーし、絶対るぅちゃんの鬼顔のせいやろ
ro.
いやなんでそうなるんですか!きっところちゃんのガサガサボイスにビビったんでしょw
co.
いやなんでよ!wていうか○○ちゃんだよね?めっちゃ可愛くない!?
na.co.以外
それな!!
顔がどんどん赤くなっているのがわかってお兄ちゃんの服をキュッと掴んだ。
na.
www
もう違うから!○○ちゃんはね、元々リスナーさんだったんだって!
もう違うから!○○ちゃんはね、元々リスナーさんだったんだって!
je.
え!マジ!?
私は勇気を振り絞ってお兄ちゃんの後ろから顔を出した。
○○
えっと…中学3年、○○です、よろしくお願いします…!
ペコッと頭を下げる。
sa.
うわぁ、礼儀正しいなぁ
ro.
僕たちのリスナーさんなんですか?
○○
実はそうなんです…親が再婚することになって私の新しいお兄ちゃんがなーくんだったなんて私知った時とても驚きました…w
ri.
え!なーくんのことお兄ちゃん呼びしてるの!?じゃあ俺たちのこともお兄ちゃん呼びしてよ!w俺の事は今日から莉犬にぃって呼んでぇ!
co.
え!じゃあ僕も!僕はころん!ころにぃって呼んでくれると嬉しいなぁ!
sa.
俺、さとみ。俺は特になんて呼んでもらっても構わないから楽にしてね。敬語じゃなくていいから!
je.
俺もジェルにぃって呼んでほしい!俺、お兄ちゃんとお姉ちゃんはおるけど年下の兄弟はおらんから妹が出来たみたいで嬉しいわぁ!
ro.
じゃ、じゃあ僕もるぅとにぃって呼んでください…!仲良くしてくれると嬉しいです!
私は頭が爆発しそうになり、1度お兄ちゃんの顔を見た。
お兄ちゃんは口元に手を当てて笑いを堪えている。
○○
わかった…!今日からよろしくね、お兄ちゃんたち…!