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この世界には。人間と鳥化人間がいる。
鳥化人間は、怪我をしやすく。 軽く人に触れられただけで、1日2日消えない跡が残る。
怪我をした鳥化人間は、限界を迎えると鳥になる。 自分で治すには、鳥になり、3時間その状態で居なければならない。
このお話は、そんな鳥化人間と1人の男の子の 甘くて優しくてたまに辛い恋愛物語です。
キャラ名 羽山 壊羅 (はやま かいら) 黒山 優 (くろやま ゆう) 苗木 零成 (なえぎ あまな)
それでは、どうぞ。
朝起きると、いつも通りの部屋。 ベットの前の全身鏡に映る、いつも通りの、弱い自分の体が
朝から気分を低くさせる。
1階から、母の呼ぶ声が聞こえる。 いつも通りの、自分の体を隠し、守る。 なんて事ない。当たり前の1日が始まる。
階段を降り、1番最初に目に入るのは。 母が作る、いつもの朝ごはん。
母
羽山 壊羅
食卓には 「お味噌汁 ご飯 鮭 目玉焼き」 いつもの朝ごはんが置いてある。
羽山 壊羅
朝ごはんを食べていると、いつも通りの話をされる。
母
羽山 壊羅
小さい頃から、人とは、一定の距離を取って過ごしてきた。
羽山 壊羅
母
羽山 壊羅
普通の人間より、一言多い気をつけてねの言葉。 「人」自分が人間じゃないと言われてるみたいで、胸が締め付けられる。
外に出たら、まずは、深呼吸をする。 「自分は普通」と言い聞かせるように。
羽山 壊羅
自分の機嫌を取るのは、昔から得意だ。
自分の下駄箱を開ける。 いつも通りの、このガヤガヤした感じ。 人と沢山話せない自分からしたら、人の声を聞けるのは、嬉しいことだ。
「げ…来たよ…」 「本当だ…早く行こ…」 「相変わらず怖いオーラ半端ねぇ〜(笑)」 「あんま見んなって…行こ。」
ちらっと後ろを向くと。 怖いで有名な、黒山 優がいた。 「優」と言う、雰囲気には合わない名前。
黒山 優
羽山 壊羅
目が合うと、黒山 優が、近づいてくる。 「触られる。」そう思った瞬間に、俺は、教室に向かって走り去った。
黒山 優
教室に駆け込むと、周りからの視線が少し痛い。
苗木 零成
羽山 壊羅
苗木 零成
僕は、息を整えて話す。
羽山 壊羅
苗木 零成
苗木 零成
羽山 壊羅
苗木 零成
苗木 零成
羽山 壊羅
羽山 壊羅
僕は、鞄から宿題を取り出し、零成に渡す。
苗木 零成
苗木 零成
羽山 壊羅
「え、なに。」 「あれって有名な……だよね…」
女子の小声が聞こえる。
黒山 優
「えっっ…な、なんですか…」
黒山 優が女子に絡んでいる。
苗木 零成
苗木 零成
苗木 零成
黒山 優
「細い ガリガリ」そんな言葉は、聞き慣れた。 聞き慣れたからこそ、耳にスルッと入ってきてしまう。
苗木 零成
苗木 零成
黒山 優
羽山 壊羅
黒山 優
羽山 壊羅
羽山 壊羅
こいつとは、関わってはいけない。 わかってる。だから、すぐ終わらせようとした。 何も知られず。何も知らず。話して終わる。そうしようとしていた。
黒山 優
自分の顔を見て満足したのか。 何もせず話さず、黒山 優は、自分の教室に帰って行った。
「緊張して損した。」そんなことを考えていると。 後ろから女子に肩を叩かれた。
女子生徒
「触られた。」
「触られた。」
「触られた。」
女子生徒
女子生徒
羽山 壊羅
女子生徒
羽山 壊羅
苗木 零成
苗木 零成
羽山 壊羅
放課後。
肩に不快感がある。 保健室。行かなきゃ。
苗木 零成
羽山 壊羅
苗木 零成
羽山 壊羅
苗木 零成
羽山 壊羅
保健室に入ると、先生は居なく。 見たことある、着崩した制服、目つきの悪い目。 黒山 優が居た。
黒山 優
羽山 壊羅
僕は咄嗟に逃げようとした。
が。
腕を掴まれた。 「また、触られた。」
羽山 壊羅
思わず声が出てしまった。 普通の人間だったら、少し力が強い。それだけで終わってた。 でも自分は、「鳥化人間」。
羽山 壊羅
黒山 優
優は、すぐ手を離してくれた。 でも、自分の腕は、赤くなり、くっきりと手跡が残っていた。
羽山 壊羅
バレたくない。こいつにバレたら終わり。 手をすぐ隠した。
黒山 優
羽山 壊羅
そんな訳ない。ありえない。 苦しい嘘だって分かってる。でも、バレたくない。
保健室の先生
保健室の先生
黒山 優
去っていく。黒山。
保健室の先生
羽山 壊羅
昼休み、肩を触られたこと… 黒山に、腕を握られたことを話した。
保健室の先生
羽山 壊羅
保健室の先生は、自分が「鳥化人間」だと知っている。
羽山 壊羅
保健室の先生
黒山 優
黒山 優
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♡ 20 𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝